中古戸建てにおいてツーバイフォーは不利か?【家探し】
こんにちは、やんともです。
私が購入した中古戸建ては「ツーバイフォー工法」で建てれた木造住宅です。
ツーバイフォーとは壁で家を支える構造ですが、中古住宅をリフォーム(リノベーション)する場合ツーバイフォーは不利(自由度が低い)と言われます。
今回は戸建ての工法の違いや、ツーバイフォーがリフォームに不向きな理由についてお話しいたします。
1.ツーバイフォー工法とその他の工法
■在来工法とは、ツーバイフォーとは
■今家を建てるならどちらの工法がいいか?
■実際にツーバイフォーの家に住んでみて
2.中古住宅においてツーバイフォーはメリットかデメリットか
■リフォーム(間取り変更)のし易さについて
■築古物件の安全性について
3.まとめ
4.出典
1.ツーバイフォー工法とその他の工法
在来工法とは、ツーバイフォー工法とは
日本の木造戸建てに用いられる工法は大きく2つあります。
在来軸組み工法と枠組み工法(ツーバイフォー)です。
在来軸組み工法
柱・梁・筋交いを組んで家を支える工法です。
面材は柱と柱の間を埋めるように貼られており、基本的には面材には家を支える力はありません。
在来工法とも呼ばれ、日本の戸建ての50%超がこの工法で建てられています。
大工さんの高い技能が必要です。
枠組み工法
ツーバイフォー工法のことですが、正式には枠組み工法と言います。
下図のように木材を組み上げて強固なパネルを造り、そのパネルを壁材として組み合わせて家を造ります。
パネル自体に強度があるので、壁で家を支えます。
上図において縦横の枠組みを構成する木材が、2inch×4inchの規格なので「2×4」で「ツーバイフォー」と呼ばれます。
(なぜか実際の木材は2inch×4inch=50.8mm×101.6mmではなく、38mm×89mmだそうです。)
「2×6」「ツーバイシックス」という規格もあるようです。
パネルを予め工場で造って、現地ではパネルの組み合わせのみ行うプレハブ工法もあります。
日本の戸建ての約25%が枠組み工法です。
高い技能がなくても比較的簡単に家が建てられるようマニュアル化された、合理的な工法になっています。
家を建てる場合は、ハウスメーカーによって軸組み工法専門であったり枠組み工法専門であったり、どちらの工法も選択できるメーカーがあったりするようです。
※この記事では在来軸組み工法⇒在来工法、枠組み工法⇒ツーバイフォーと表記します。
今家を建てるならどちらの工法がいいか?
新築の家を建てようとした際、ハウスメーカーを訪ねると「在来工法がいい」というメーカーもあれば、「ツーバイフォーがいい」というメーカーもあるそうです。
しかし、ほとんどがポジショントークで、自分のメーカーが採用している工法をおススメしているだけのようです。
建築関連の動画を見る限りでは、適正に設計し適正に施工すれば特別にどちらが有利・不利ということはなく、どちらも安全・快適に住むことができるそうです。
ツーバイフォーは元々、北米で家が不足した時代に開発された工法で、規格の木材を規定通りに組み合わせれば誰でも簡単に丈夫な家を建てることができるようにマニュアル化されています。
更に日本に導入される際には、日本用に更に厳しい規定が制定されているので、規定通りに造ればかなり強度は高いです。
また、規定がしっかり定められているので、品質のバラツキが少ないそうです。
一方、在来工法は日本の大工さんたちが自分たちのやり方で生み出してきた工法で、元々あまり規定化されていない工法でした。
よって、しっかりした家もあれば強度の弱い家もあり、かつては品質にバラツキが大きい工法でした。
それ故に、過去の地震においては在来工法の方が倒壊件数も多かったようです。
しかし、現在はその反省を活かして在来工法も規定化が進み、品質の底上げがなされ、きちんと設計すればツーバイフォーと優劣のない強度になっています。
ただし、現在でもバラつきが出やすいのは在来工法で、現在でも一部強度に不安のある家が建てられることがあるそうです。
家を建てる際に重要なのは、在来工法かツーバイフォーかではなく、きちんと設計され耐震等級が取られていたり、強度計算がなされているかだそうです。
かつては在来工法もツーバイフォーもそれぞれにデメリットがあったそうですが、現在は両工法も改良や規定の厳格化が図られ、どちらもデメリットが解消されています。
安全性(耐震強度)
かつてはツーバイフォーの方が耐震強度が高いと言われていましたが、これはツーバイフォーの方が強いと言うより、規定がしっかりしていて強度の弱い家が造られ難かったということのようです。
きちんと設計施工すれば在来工法も十分な強度を持たせることはでき、近年は在来工法も規定が作られ強度の弱い家も造られ難くなったそうです。
気密性・断熱性
かつてはツーバイフォーの方が気密性・断熱性が高いと言われていました。
これは事実のようで、ツーバイフォーはパネル(壁材)を組み合わせて家を造るので、パネルの接合がしっかりしていれば気密性は上がるからです。
しかし近年は、在来工法でも柱と柱の間にしっかりした壁材が貼られ、十分な気密性や断熱性が保たれるようになっているそうです。
湿気の溜まりやすさ
ツーバイフォーは気密性がよい分、かつては湿気が溜まり易いと言われていました。
しかし近年は換気に関する規定も定められており、特にツーバイフォーだけが湿気が溜まり易いということもないそうです。
家を建てるコスト
コストについても大きな差はないそうです。
まず木材の使用量については、しっかりした壁を造るツーバイフォーの方がやや多くなります。
一方で、高い技量を必要とする在来工法に比べ、規定通りに木材を組み合わせるだけのツーバイフォーは大工さんの人件費は抑えられます。
よって差し引きで最終的には大きな差はなくなるようです。
ただし、近年はどちらの工法も工場でパネルや柱を造って現地では組み立てるだけのプレハブ工法・プレカット工法が主流化しつつあるなど、細かい施工方法などは異なりますので、ハウスメーカーでコストのバラツキはあります。
上棟の要する日数
上棟に要する日数は在来工法の方が短いと言われており、早く屋根ができるので組み上げた木材が雨で濡れる可能性が低くなり、家の健全性が保たれるという話があります。
これについて、在来工法の方が上棟が短いというのは事実らしく、基本的には1日で組み上げてしまいます。
一方で、ツーバイフォーも在来工法よりは遅いながら、工場でパネルと造ってくるプレハブ工法が主流になり、3日程度で屋根まで組み上がるそうです。
よって、在来工法よりは不利ながら、ツーバイフォーも天気予報で雨を回避できる範囲内ではあるようです。
実際にツーバイフォーの家に住んでみて
私が購入した中古戸建てはツーバイフォーですが、実は購入する時点ではツーバイフォーであることを知らず、知ったのは割と最近です。
リフォームで間取り変更までするつもりがなかったので、工法はあまりきにしておらず、工法の違いもよく知りませんでした。
見学時に仲介営業マンに質問してみたのですが、「すぐにはわかりません」と言われてそのままでした。
ツーバイフォーであることを聞かされたのはお隣さんからで、お隣さん含めうちの自治会の15世帯は全て同じ時期に同じメーカーが同じ工法で建てた同じ分譲地の家です。
ツーバイフォーと知らずにツーバイフォーの家に住んでみて、何か気になる点があったかと言うと、ほとんどありません。
ツーバイフォーは壁に大きな開口部を開けられないので大きな窓を付けられないといいますが、リビングや寝室の窓は普通に大きいです。
高級な家にはもっと大きな窓があるのかもしれませんが、うちの家族はこれ以上の窓が欲しいと思わないので、窓が小さいと思ったことはありません。
室内においても壁で不便に思うところは特にありません。
1つ上げるなら部屋の形が「なんでこんな形なんだろう」と思うことはありました。
リビング・ダイニングは普通の長方形ではなく凸の字のような形をしています。
当初はそういうデザインなのかと思っていました。
ツーバイフォーと知ってからは、確かにしっかりした壁だなとは思います。
写真は玄関とトイレを仕切っている壁ですが厚さ約115mmです。
枠組み用木材の89mm幅に、面材と石膏ボードの厚みが加わっているものと思われます。
手で触った感じでは厚みもあるし強固な感じもします。
ほぼ同等の厚みの壁が家中に張り巡らされています。
一方で太い柱は見当たりません。
部屋中を見渡すと、「これだけの壁がこれだけ張り巡らされていれば、それなりの地震でも崩れることはないわな。」と感じます。
あくまで私の感覚ですが。
図面を見て唯一不安を感じるのはリビング・ダイニングで、家の中で一番広い部屋なのでその分壁の密度も低いです。
もちろん規定に従って造られているので、問題ないとは思いますが。
壁は単純な1枚壁ではなく、クローゼットなどを配置して東西方向の壁も東西方向の壁も混在するような間取りになっています。
上で述べたリビング・ダイニングの形状についても、恐らくツーバイフォーで強度を持たせるためではないかと思います。
下の図(壁を上から見た図)の赤色の壁においても、図1のように単調な壁よりも、図2のように東西方向の壁も設けた方が東西方向の揺れにも強くなります。
一方、ツーバイフォーが断熱性能が高いという説については、特に高い断熱性を感じたことはありません。
真冬の寝室は普通に寒いです。
まあ、最新の高断熱住宅も実際に住んで体感したことはないなので、意外とこれでも断熱性のは高い方なのかとも思います。
2.中古住宅においてツーバイフォーはメリットかデメリットか
リフォーム(間取り変更)のし易さについて
ツーバイフォーのデメリットとして、リフォーム時の間取り変更の自由度が低いとよく言われます。
これは本当なのでしょうか?
結論としては「△」のようです。
まず、ツーバイフォーは壁を取り除くのが難しいというのは事実のようです。
壁で家を支えているので、壁を抜くと強度が落ちることになります。
壁に開口部を造ることに関しては、規定に従って必要な補強を行えば可能とのことですが、それは主に新築時の話かと思います。
リフォーム時に補強を行って壁を取る(開口部を開ける)ことも不可能ではないと思いますが、コストもかかるし自由度も決して高くはないと思います。
では一方で、在来工法であれば絶対的に間取り変更が容易かと言うとそうでもないようです。
まず、在来工法は主に柱で家を支えますが、最近の在来工法の家は柱と柱の間に設置する壁材にも強度を持たせているそうです。
筋交いの入った壁もあります。
そのため、在来工法でも安易に壁を抜くと強度低下を招くケースがあります。
また、壁に開口部を設けたり室内に広い空間を設けることに関しては、ツーバイフォーは古くから厳しい規定があることで制約を受けますが、在来工法も規定が無いというだけで何でも自由という訳ではないです。
構造学的な強度は在来工法もツーバイフォーも大きな差はなく、在来工法だけが自由に広い空間を造れるということはありません。
一昔前の在来工法の家は、規定が無いことで少々無理な間取りで造られるケースもあり、それは間取りの自由度が高いと言う訳でなく強度を犠牲にしていただけとのことです。
よって、リフォーム(間取り変更)に関しては、ツーバイフォーの自由度が低いことは事実であるが、在来工法が絶対的に自由度が高い訳でもないということです。
築古物件の安全性について
リフォーム以外の視点で築年数の古い物件を検討する場合は、ツーバイフォーの方が安全である可能性が高いようです。
ツーバイフォーは昔から規定が定められていたため、古い家でも品質のバラツキが少なく、強度の高い家が多いようです。
一方で、在来工法は元々規定が無く、近年になってようやく規定化が図られたため、古い家は設計士や大工の技量によって品質のバラツキが大きく、強度に不足のある家もあるそうです。
特に2000年6月の建築基準法改訂前の家については、在来工法とツーバイフォーの差が大きく、古ければ古いほどその差が開くそうです。
更に言えば、最近でも在来工法では無理のある設計で建てられることがあるそうです。
ただし、あくまで在来工法は品質のバラツキが大きいというだけで、必ずしも在来工法の強度が低いわけではありません。
在来工法であってもきちんと強度計算されていれば、ツーバイフォーと同等以上の強度が得られます。
3.まとめ
中古戸建てとツーバイフォーの関係についてまとめると以下になります。
- ツーバイフォーは耐震強度も高く、住宅性能も高いので、中古戸建てを選ぶ上ではおススメ。特に、築古物件ではツーバイフォーの方が高品質である可能性が高い。
- ただし、リフォームで間取り変更を考える場合は、ツーバイフォーの方が自由度が低い可能性もあるため、工法を確認した上でリフォーム業者やホームインスペクターに相談する。
- 在来工法も近年ではツーバイフォーと遜色のない品質であるが、築古物件(特に2000年以前)は品質にバラツキが多いので注意。在来工法の築古物件はホームインスペクションを行った方が安心かもしれない。
総じて中古戸建て探しにおいてツーバイフォーはおススメですが、日本においては在来工法の方が圧倒的に多く、工法にこだわり過ぎると家探しが進まない可能性もあります。
家探し中は工法はあまり気にせず、気に入った物件がどちらの工法かによってその後の対応を変えればよいかと思います。
現在の日本において在来工法のシェアが高いのは、技能の高い大工さんがたくさんいたからだそうです。
しかし、今後は大工さんの数も技能も担保することが難しくなるため、今後の日本においてはツーバイフォーの方が適した工法なのかなと思いました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
4.出典
当記事における住宅の工法に関する知識は、以下の動画から取得しております。
【木造って?】在来工法vs2x4工法!どっちがいいの?? - YouTube
【どっち?】在来工法vs2×4工法、ポジショントークに騙されない - YouTube
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実家の両親を初めて家に呼ぶ【マイホーム生活】
こんにちは、やんともです。
千葉県内に中古戸建てを購入し、マイホーム生活を始めてから10ヶ月が経ちます。
嫁の実家は近いため、お義母さんは何度も家に来ています。
(お義父さんは嫁が子供の頃に逝去)
一方、私の実家は遠く長崎なので、私の両親は家を買って以来一度も家に来れていませんでした。
先週末ようやく両親を家に呼ぶことができたのでその時の話と、息子が実家から遠く離れた地に家を購入した親の気持ちについても触れて、記事を書かせて頂きます。
1.実家を離れて15年、とうとう他県に家を持った私
2.初めて両親を家に招待する、会うのも3年ぶり
3.両親滞在中の生活
4.家の話題にもなり
5.最後に
1.実家を離れて15年、とうとう他県に家を持った私
私は長崎県佐世保市というところで生まれ、高校卒業まで地元で過ごしました。
私が小学校に上がる前に両親は今の実家を建てました。
2人とも学校の教師をしていましたが、数年前にリタイアしています。
高校を卒業すると千葉県内の大学へ進学しましたので、そのタイミングで実家を出ました。
なぜ長崎から千葉の大学へ進学したかと言うと、一番の理由は東京の街に憧れていたからです。
完全に田舎者のお上りさんです。
高校2年の修学旅行で東京を訪れてから、絶対にこの街に住んでやろうと思っていましたが、都内の大学に入れるほどの学力はなく、その周囲ということで千葉の大学を選びました。
大学卒業後は東京の会社に就職し、配属先の大分で7年半住過ごし、今から3年前に東京へ転勤となり再度千葉へ住むこととなりました。
千葉出身の嫁とは大学時代に出会い、大分配属中に結婚し、再度千葉に戻ってきました。
大学時代も就職してからも帰省することは度々ありましたが、長崎に定住するのは高校生の時が最後でした。
千葉に引っ越して2年目、実家を出て15年経った時に千葉県内に今の家を購入しました。
転勤族の私が千葉に家を買った理由は
- 今でも東京近辺に住みたい願望がある。
- 嫁の実家も千葉県なので嫁が落ち着いて生活できる。
- 大学時代住んでいたので土地勘と馴染みがある。
- 東京に転勤してから住んでいた街が気に入った。(当時はマンション)
です。
結局、東京に憧れを持って千葉の大学に進学したことがその後の人生に大きく影響したなと思います。
持ち家を持った理由の1つは、子供のために本拠地を定めたいという考えからでしたので、この先何もなければここに永住するつもりです。
さて、実家から遠く離れた千葉に家を購入したことについて、私の両親はどう思ったのでしょうか?
最初に話をしたのは、家探しを始めた頃です。
「こっち(千葉)で家を買うことにしたから」と電話で伝えました。
父親は「あ、そう」という反応でした。
一方母親は寂しく感じたんだろうなと思います。
電話をしたときの反応がそんな感じでしたし、家が決まった後もやんわりそんなことを言われました。
大学進学の時ももっと近くにして欲しかったようですし、その後もいつかは家族を連れて地元に帰ってくることを期待していたようです。
母親ってそんなもんなんでしょうか?
私も私の父親と同じで、自分の子供たちがどこに住むことになっても好きにすればいいと思います。
一方で私の嫁も、子供たちが遠くへ出ていくことを想像すると寂しくなるようです。
2.初めて両親を家に招待する、会うのも3年ぶり
今回両親を家に招待しましたが、そもそも両親と会うこと自体3年ぶりです。
最後に会ったのは東京に転勤する前の大分に住んでいた時です。
大分⇔長崎は比較的近いのでよく帰省していました。
しかし、東京に転勤し千葉に移住してから数か月後にコロナウイルスの感染拡大が始まり、お互いに行き来できない状況でした。
時々、LINEのビデオ通話で家族揃って会話はしていましたが、直接会うことはありませんでした。
今年に入ってからは行動制限も緩和傾向になりました。
ただ、こちらは昨年末に2人目の子供が生まれたばかりで、もうしばらく長距離移動は控えたかったので、「遊びにくれば?」と伝え両親の方を呼ぶことにしました。
もちろん両親も久しぶりに孫に会えるということで喜んでいました。
2人目に至っては会うのは初めてです。
嫁も1週間ぐらい滞在してもらっていいと言っていましたが、私の祖母たちの介護が必要ということで3泊4日の日程で来ることにしました。
3.両親滞在中の生活
両親は金曜日の午後に移動してきました。
息子を連れて最寄駅まで迎えに行きました。
滞在中は1階の和室に寝てもらいます。
両親が家に着いてとりあえず安心したのは息子(4歳)がすぐにジジババと打ち解けたことです。
最後に会ったのは3年前で息子は全く覚えてませんし、この3年間はLINEの画面越しの会話のみでした。
息子は相手によっては人見知りすることもあるのですが、ジジババに対しては初日から素を出していました。
レンタカーを借りて水族館に行ったり、嫁側のお義母さんも呼んで家で食事したり、千葉と我が家を満喫してもらいました。
1日はジジババと孫だけで市内のイオンモールに行って遊びと買い物を楽しんでもらいました。
イオンモールから帰ってきた息子はしっかりと日輪刀をゲットしていました。
4.家の話題にもなり
両親は家にも興味を持ってくれたようで、滞在中は何度か家の話題になりました。
私からは、
- 売主さんが自分の大学の教授であったこと
- 売主さんは今駅前のタワーマンションに住んでいること
- 最近は不動産価格の高騰に加えウッドショックや電子機器の高騰で家が高いこと
- この家は築18年だけど管理状態が良かったこと
- 中古でも快適に過ごせること
などを話しました。
30年前に田舎に家を建ててローンも払い終わっている両親にとって、不動産価格の高騰やウッドショックは全く知らない世界の話だったようです。
私と同じく工学部を出ていて、工業高校の教師だった父は家の構造などにも興味があったようです。
この家はツーバイフォー工法で壁で家を支えていると教えました。
一方で実家の話題にもなりました。
実家は土地が200m2、建物が122m2の2階建て5LDKです。
今の私の家が土地120m2の建物109m2ですので、建物は一回り大きいぐらい、土地は1.7倍ぐらいです。
何が大きく違うかというと、まずは庭が大きいことと、敷地が塀やフェンスでしっかり囲われていて門と門扉があることでしょうか。
家の中も1部屋多いですし、広さにはゆとりがあるような気がします。
現在の地価は千葉の方が3倍ほど高いです。
ただ、首都圏の家はとにかく土地が狭いので、今の家の近所で新築建売りを買うと、総額は実家とそこまで変わらないです。
今の家の広さで生活できるなら、地方で同じぐらいの面積で家を建てれば住宅ローンもかなり楽なはずですが、地方でこのぐらいの戸建てを持つとかなり違和感があるので、やはり広い家になってしまうのでしょうね。
実家は築30年近いですが、その間に屋根・壁の補修を2回やっているようです。
1回あたり200万円かかったとか。
知らない間にオール電化にもなっているそうです。
我が家も屋根・壁の補修は考えていますし、給湯器もいつかは電気給湯器になると思いますので、似たような道をたどるのだと思います。
5.最後に
金曜日から3泊4日滞在した両親を月曜日の朝に最寄駅まで送っていきました。
そのまま日帰りで日光を訪れ、東京のホテルに1泊して長崎へ帰りました。
私も30代中盤ですので、頻繁に親の顔を見たいとは思いませんが、孫2人と家を見せることができ、息子の私としてはホッとした部分はあります。
次回は久しぶりに実家に帰省して、子供たちに地元を見せてやりたいです。
幸い働き方改革が起きたので、ピーク期を避けて帰省して長めに滞在し、実家からテレワークすればよいかなと思います。
下の子がもう少し大きくなって早ければ冬頃。
LCCで帰るか、車を運転して帰るか検討中です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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売主さんが残していった物 中古住宅のメリット???【引き渡し】
こんにちは、やんともです。
私は1年前に中古戸建てを購入しましたが、引き渡しの際に売主さんが残していった家財がいくつかあります。
残してくれてラッキーな物もあれば、結果的に不要だった物もあります。
今回は私のマイホーム購入において売主さんが残していった物を紹介させて頂きます。
1.そもそも、物を残したままで引き渡しできるの?
2.私の家の売主さん(前の住人)
3.売主さんが残していった物
■エアコン(2台)
■消火器
■ビルトイン浄水器のフィルター
■照明
■カーテン・カーテンレール
■駐車場の輪止め
■雪かきスコップ
■化粧鏡
■階段のマット
■エアコン(もう1台)
4.最後に
1.そもそも、物を残したままで引き渡しできるの?
不動産サイトの記事等で調べると、原則は売主が処分して空の状態で引き渡さなければならないようです。
買主側が引き取る意思のない物は、売主側が責任を持って処分する必要があります。
当時はこの引き渡しの原則を知らなかったので、売主さんが残しているものはその引き取りも含めて購入を判断しなければいけないものだと思っていました。
よく調べなかった私も悪いですが、仲介業者もちゃんと説明して欲しかったです。
2.私の家の売主さん(前の住人)
売主さんについては以前の記事で触れています。
私たちが物件見学した時点で既に空家(引っ越し済)だったため、初めてお会いしたのは契約のタイミングでしたが、お会いしてみると偶然にも自分が卒業した大学の教授でした。
先方は私のことを覚えていませんでしたし、当時も認識されていなかったと思いますが、学部学科も同じで授業も受けたことがある教授でした。
この売主さんでよかったなと思うのは、とにかく家の状態が良かったことです。
大切に住まわれていたようで見た目も綺麗でしたし、管理が行き届いていて補修が必要な箇所もほとんどありませんでした。
正直私も教授としての素性はあまり知らないのですが、しっかりした人なんだなと思いました。
3.売主さんが残していった物
当時は引き渡しの原則を把握していなかったため、いい物も悪い物も選別せずに引き取りました。
残してもらってよかったものもあれば、結果的に不要になったものもありましたので、全て紹介させて頂きます。
エアコン(2台)
エアコン2台をもらえたことは本当にラッキーでした。
現在我が家には全5台のエアコンが付いていますが、そのうちの2台が売主さんが残していった物なので、ありがたいです。
ちなみに、それ以外の3台のうち1台は私が前の家で使っていたもので、2台は新規に購入したものです。
もらった2台のうち、1台は2階の子供部屋(現在は空き部屋)に、もう1台は1階の和室に設置されています。
和室の1台は、昨年12月に生まれた娘の寝室を冬の間温め続けてくれました。
エアコン内の衛生状態は気になりますので、入居前にエアコンクリーニングをやってもらいました。
ちなみに機種は以下です。
TOSHIBA / RAS-2252SV
SANYO / SAP-YD25C
東芝の方は2002年製、三洋の方は2000年製で、この家が竣工したのは2003年ですので、新築時から使っていると思われる20年選手です。
三洋に至っては今は会社もありません。
このエアコンももう長くはないと思いますが、1年使えただけでもOKです。
消火器
玄関のシューズクロークに入っていました。
赤いタンクの最もよく見るタイプの消火器です。
しかも有効期限も切れていません。
起こって欲しくはないですが、この家で生活する上で火災も想定しておかなければならないので、こちらも非常にありがたいです。
ビルトイン浄水器のフィルター
我が家のキッチンの水栓は、タカギの浄水器一体型水栓です。
そして、代えのフィルターが残されていました。
ただ、入居後1年近く経ちますが、未だにフィルター交換していません。
入居してすぐ変えろよと思いますが、変えようと思って毎回忘れてしまいます。
今度こそ変えようと思います。
照明
部屋の照明もいくつか残されていました。
確か4つ(4部屋)残されていたと思います。
私が前の家から持ち込んだ照明もいくつかありますので、残されたうちいくつかは廃棄して、いくつかは使い続けています。
カーテン・カーテンレール
家全体の窓のうち半分ぐらいはカーテンとカーテンレールが残されていたと思います。
使えそうなカーテンはコインランドリーで洗濯して使っています。
新しいカーテンを買うまでの暫定として使ったり、現在も使い続けているものもあります。
駐車場の輪止め
駐車場には車用のゴム製輪止めが残されていました。
こちらも、うっかりバックし過ぎ防止のため、ありがたく使わせてもらっています。
雪かきスコップ
勝手口に雪かきスコップが残されていました。
が、入居後すぐに捨ててしまいました。
と言うのも、私の実家は長崎で雪かきの文化がないのと、これまで住んだマンション・アパートでも雪かきをしたことがなかったので、必要性を感じていませんでした。
しかし、1年目の冬で早速2~3回積雪があり、やっぱり必要だったと後悔し、結局自分で購入することになりました。
化粧鏡
洗面台の側面に取り付けられた化粧鏡です。
パンタグラフ機構で出し入れするようになっています。
見学の際は気にしていませんでしたが、よく見ると完全に後付けです。
今でも同じようなものが売られているようですね。
意外と嫁が使っているので、残してもらってよかったのかなと思います。
階段のマット
これは残してもらってよかったのか悪かったのか微妙なものですが、階段の踏面に敷かれた絨毯マットです。
まず、階段マット自体はありがたいです。
子供がうっかり足を滑らせて階段に体を打ち付けた際など、クッションの役割を果たしてくれます。
一方で、色と柄は我が家の雰囲気に合わないかなと思います。
そして、このマットをめくるとフローリングには日焼けの跡がくっきり残っています。
なので、それを隠すために今後も何らかのマットを敷いておかなければならず、新しいマットに変えるまではこのマットを使い続けることになります。
この日焼けがあったから売主さんはこのマットを残したままにしていたのかなと思います。
このマットも意外と嫁から文句が出ないので、当面はこのままの予定です。
ただし、他人が長年踏み続けた絨毯ですので、やはり衛生面は気になります。
両面テープで固定されていて容易に剥がして洗濯もできないので、車用のシートクリーナーで洗浄して、アルコール除菌して使うようにしました。
エアコン(もう1台)
エアコンは上記で2台紹介していましたが、実はもう1台残してもらっていました。
しかしこちらは、経年劣化で冷却能力がゼロになっており、入居後2週間ぐらいで廃棄することとなりました。
元々リビングに設置されていて、売主の奥様も「ハイパワーエアコンです!」と胸を張っておられました。
引渡し前に一度起動して確認した時は、ちゃんと冷気が出たような気がしました。
しかし、私が持ち込んだエアコンをリビング用にしたため、残してもらったエアコンを寝室に移設させたところ、起動させても全く冷たい風が出なくなりました。
エアコン業者にガスの再充填などもやってもらいましたがダメでしたので、すぐに新しい物を購入し、こちらは処分することとなりました。
私の確認が悪かったのか、たまたま寿命が来たのか、移設したことでとどめを刺してしまったのかは分かりませんが、運が悪かったなと思っています。
4.最後に
今回は中古戸建ての引き渡し時に売主さんが残していったものについて紹介しました。
このような物を残してくれるかは売主さん次第ですし、いい物ばかりではないと思いますが、もし欲しい物を残してくれるようであれば、それは中古住宅のメリットの1つではないかと思います。
私は引き渡しのルールをきちんと把握していませんでしたが、要らない物はきっぱり要らないと伝え、売主さんに処分させてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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大学時代に住んでいたアパートの話【過去の家】
こんにちは、やんともです。
過去住んでいた家シリーズです。
これまで、
についてお話しいたしました。
今回は私が大学生の頃住んでいたアパートについてです。
6年間の学生生活で1回引っ越したので、2つのアパートに住みました。
うち1つは大手マンスリーアパート「レオ〇レス」です。
レオ〇レスについてはネット上で色々な噂もありますので、その真相についても迫ってみたいと思います。
1.大学進学とともに長崎から千葉へ上京
2.最初の1年間:レオパレス
■何も考えずに住んで後悔
■レオパレスの特徴(壁の薄さに関する噂は本当か?)
■レオパレスの良かった?ところ
■1年で退去
3.2年目以降:大学近くの学生向けアパート
■1年生の間にゆっくり部屋探し
■住んでみて
4.最後に
1.大学進学とともに長崎から千葉へ上京
私は長崎県で生まれ高校まで長崎で過ごしました。
今の実家は私が小学校に上がる前に建てられました。
高校を卒業すると千葉県内の大学へ進学しましたので、そのタイミングで実家を離れ大学の近くで1人ぐらいを始めました。
修士まで進みましたので大学生活は6年間あり、その間2件のアパートに住みました。
1件目は1年生の間だけ、レオ○レスに住んでいました。
2年生に上がる際に一般の学生向けアパートに引っ越し、卒業まで5年間過ごしました。
2.最初の1年間:レオパレス
何も考えずに住んで後悔
なぜ最初にレオ〇レスに住んだかと言うと、当時千葉の大学へ進学が決まり遠く長崎から急いで部屋を探さなければいけないということで、長崎に居ながら部屋探し・申し込みができる全国区のマンスリーアパートで部屋探しを行ったからです。
今はほぼ見ることはありませんが、当時(15年以上前)はレオ〇レスのCMもよく目にすることがありました。
しかし、レオ〇レスを借りたことは失敗だったなと思います。
まず、3月末に入学手続きで大学を訪れたタイミングで十分部屋探しできました。
地方出身のほとんどの新入生はそうしてました。
学生街ですので大学の生協と周囲の不動産屋が協力してサポートしてくれました。
また、実家にいながらレオ〇レスのHPを見て物件探しをしたので、大学周辺の土地勘がなく大学から遠い物件を借りてしまいました。
大学から徒歩30分(自転車で15分)で通えない距離ではないと思っていたのですが、同じ大学で1人暮らしをする学生のほとんどは大学から徒歩15分以内のアパートに住んでいましたので、仲間内で1人だけ離れたところに住むことになりました。
駅も遠かったです。
そして、家賃が高かったです。
大学周辺のアパートは家賃5万円代が当たり前でしたが、私が住んでいたレオ〇レスは8万円でした。
と言っても、家具家電付きで水光熱費も込みなので実質は6~7万円ぐらいかもしれませんが、駅や大学が遠い上に、特別広い訳でもないのでやはり割高でした。
土地勘も相場観もないまま、ホントに何も考えずに契約してしまったなと思います。
契約の際、レオ〇レスの営業マンからは「4年契約にしてくれれば家賃安くなりますよ」と言われましたが、さすがに引っ越すだろうと思いそれは断りました。
これはせめてもの救いでした。
今では持ち家でも賃貸でも一般の不動産サイトで探すのが当たり前ですが、当時は今ほど不動産サイトが普及していなかったと思います。
レオパレスの特徴(壁の薄さに関する噂は本当か?)
私が住んだ部屋は8帖ぐらいの1Kで、ロフトではないですが下が収納になった備え付けベッドがありました。
テレビ、エアコン、洗濯機も付いています。
浴室乾燥機もありました。
レオ〇レスの部屋の鍵はちょっと特殊で、小判型の磁気式の鍵です。
うちのがたまたま壊れていたのか上手く開け閉めできない時がありました。
人生で何度かレオ○レスの住人に会ったことがありますが、皆同じ鍵を持っていました。
そしてレオ〇レスと言えば壁の薄さで有名であり、ネットでは様々な噂を目にすることがあります。
・チャイムが鳴ったと思ったら4軒隣だった。
・チャイムを鳴らしたら同じ棟の住人全員が出てきた。
・ティッシュを取る音や、携帯のポチポチ音が聞こえる。
・防音のために両隣の部屋も借りたら、その隣の音が聞こえた。
etc.
・・・笑
実際どうだったかと言うと、特別に壁の薄さを感じたことはありませんでした。
確かに隣の音が聞こえることはありますが、アパートなんてそんなもんだと思いますし、後述する一般のアパートも同じような感じでした。
ちゃんと遮音されているので、常に隣の音が聞こえるということはありません。
まあ、当時は私も若かったので鈍感だったのかもしれませんが。
そういえばレオパレスと言えば、数年前に一部のアパートで建築基準法違反が発覚していました。
私の住んでいたところはどうだったんだろうか?
とりあえず無事に退去できてよかったです。
レオパレスの良かった?ところ
上で書いた通り基本的にレオパレスに住んだことは失敗だと思っています。
しかし、水道代・電気代・ガス代が定額先払いで家賃に組み込まれているので、節水・節電・節ガスを気にする必要はありません。
使いたい放題です。
と言っても、それも含めて高い家賃を払っているので間違っても得はしていません。
また、エアコンを付けっぱなしにできるかと言うと、特殊な設定がされていて必ず連続3時間で切れるようになっています。
それでも、タイマーに抗いながらエアコンと浴室乾燥機とシャワーは最大限使っていました。
1年で退去
上記の通り住み心地は悪くありません。
結構快適です。
1年未満で住むにはお勧めではないかと思います。
しかし、
- とにかく立地が悪い。(大学も駅も遠い)
- 長期間住むには割高。
ということで、2年目以降は契約更新せず、大学近くで他のアパートを探すこととしました。
3.2年目以降:大学近くの学生向けアパート
1年生の間にゆっくり部屋探し
レオ○レスから引っ越そうと決めてから大学近くで部屋探しを始めました。
レオ○レス退去時期の3月末まで数ヶ月余裕があります。
新入生と違って早くから部屋探しができるので絶対いい部屋を探してやろうと思い、複数の不動産屋を回りました。
しかし、あまり早く部屋探しを始めても、3月末までほとんどの部屋は空かないので、そこまで有利ではなかったなと思います。
そうはいいつつ、不動産屋を回っているうちに、条件の良さそうな物件を見つけました。
・大学の門まで徒歩5分
・最寄り駅まで徒歩5分
・6帖の1K
・風呂トイレはセパレート
・2階建ての2階に空き部屋あり
・南東向き
・家賃5万円代(相場より若干よい)
・築15~20年ぐらい?
見学に行って唯一気になったのは、床がフローリングではなく絨毯が貼り付けられていたことです。
それ以外は条件がよかったので、ここに決めることにしました。
当時のバイト先(居酒屋)で報告したところ、偶然にもバイト先の先輩2人(同じ大学の学生)も同じアパートに住んでいるとのことでした。
(正確には、4棟あるうちの他の棟)
しかも、うち1人は大学4年生で私と入れ替わりで退去するため、要らない家具家電を大量にもらうことができました。
(レオパレスに住んでいたので、家具家電はほとんど持っていない。)
そして、もう1人の先輩(女性)とはシフトが同じ日は一緒に自転車を並走させて帰ることとなりました。
住んでみて
とにかく立地は良かったなと思います。
駅は近いですし、それ故にコンビニ・スーパー・飲食店も近いです。
私の人生の中で、マイホーム購入前に住んでいたマンションの次に立地の良い家です。
駅近のため夏場窓を開けて寝ていると早朝から電車の音が聞こえますが、あまり気にしていませんでした。
そして大学も近いです。
大学の門までは自転車で3分ぐらいです。
と言っても、敷地に入ってから教室までが結構遠く、更に空いている駐輪場を探すのも時間が掛かり、なんだかんだ授業の15分前には出ないといけません。
そして、学校近いあるあるで、時間ギリギリに家を出るので授業に間に合ったことがほとんどありません。
そもそも、午前中の授業はサボることも多く、留年ギリギリを生きていました。
それと大学から近いと友達の溜まり場になることが多いです。
あまり宅飲みをする仲間ではなかったですが、「たまには誰かの家で飲むか」となった日にはつい部屋を提供してしまうこともありました。
立地以外は至って普通の学生向けアパートだったなと思います。
決して広い訳ではありませんが、1人ぐらしするには十分で、一応学生ですので勉強机も置いてました。
壁は決して厚くないので、レオ○レス並みに隣の音は聞こえていたと思います。
と言ってもお互いの生活に支障が出る訳ではありません。
あまり古い感じはしませんでしたが、よくある2階建てアパートで、セキュリティも特にありません。
床が絨毯なのはやはりマイナスだったなと思います。
染み込んだ汚れは掃除することもできず、5年間住んだ後はかなり汚かったと思います。
ベッドではなく床に布団を敷いて寝ていたので、尚更不衛生だなと思います。
若かったのであまり気にせず過ごせました。
4.最後に
この記事を書いている最中、大学時代のことを思い出し懐かしい感傷に浸っていました。
学業の成績は悪かったですが、バイトしてサークル仲間と飲んで、絵に描いたような大学生でした。
体力もあり元気だったなと思います。
青春もしたと思いますし、嫁と出会ったのも大学生の頃です。
卒業後は今の会社に入りすぐに大分へ配属となり、そのまま7年半を過ごしました。
(その間も嫁の実家がある千葉に来ることはありましたが。)
3年前、東京転勤とともに再度千葉に住むこととなり、そのままマイホームを購入しました。
千葉に家を買った理由は、
- 家探しを始める前に住んでいた街を気に入ったから
- 嫁の実家があるから
- 学生時代住んでいて土地勘があるから
です。
大学から遠くない街にまた住むことができたのはうれしい事です。
当時の友達とも数年ぶりに飲みに行くこともありましたし、嫁とドライブがてらアパートの近くを訪れ、当時を懐かしんだこともあります。
また時々この街を訪れ、元気をもらいたいなと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
筆者(やんとも)とこのブログについての紹介です( ^ω^)b
【関連記事】
<会社の独身寮と社宅に住んでいた時の話 築40年超の集合住宅>
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中古戸建ての購入にかかった諸費用を公開【資金】
こんにちは、やんともです。
中古戸建てを購入しマイホーム生活を始めました。
家を購入するにあたっては家本体価格以外に様々な費用がかかります。
新築・中古に共通した費用もあれば、中古に限った費用もあります。
ほとんどの人にほぼ同額がかかる費用もあれば、人によって費用発生の有無が違ったり、額が大きく違うものもあります。
今回は私が中古戸建ての持ち家を購入する際にかかった諸費用をご紹介させて頂きます。
紹介の順序としては、大きく「住宅取得費」と「住宅取得費以外」の2つに分けます。
住宅取得費とは、ざっくり言えば入居するまでに発生する普遍的な費用、当然に発生する費用です。
住宅取得費として計上できる費目は決まっています。
住宅取得費に計上できる費用のみ住宅ローンで借入れすることができます。
また、税務会計上も住宅取得費用に計上できる費用分は、免税や減税の対象となることがあります。
住宅取得費に該当する費用は全て紹介し、住宅取得費以外は通常の生活を送る上で最低限必要な費用のみを紹介いたします。
諸費用の中には家本体価格や住宅ローンの借入額に比例した額となる費用もあります。
私が購入した家は3000万円台ですが具体的な金額は差し控えさせて頂きますので、本体価格や借入額に比例する項目はその割合(パーセント)で紹介させて頂きます。
1.住宅取得費
■不動産仲介手数料
■売買契約書の印紙代
■住宅ローン融資手数料
■金消契約書の印紙代
■登記費用
■固定資産税精算金
■リフォーム費用
■住宅取得費中の諸費用合計
2.住宅取得費以外
■火災保険料
■TVアンテナ設置工事費
■インターネット回線工事費
■引越し費用
■エアコン設置費用
■火災警報器設置費用
■浴室シャワー水栓の交換
■コンロをIHヒーターに交換
■自動車登録住所変更
■その他費用
3.まとめ
1.住宅取得費
不動産仲介手数料
不動産会社に仲介してもらって不動産の売買を行う場合は、不動産会社へ報酬として仲介手数料を支払います。
ほぼ必須です。
手数料をいくらにするかは不動産会社が任意で決めることができますが、法律で上限額が「不動産価格×3%+6万円」と決まっています。
3000万円の物件であれば96万円、4000万円の物件であれば126万円です。
ほとんどの不動産会社は上限いっぱいの額を設定すると思います。
私の場合も上限額通りでした。
ちなみに、最近は新築建売りに限り「仲介手数料ゼロ」という不動産会社の広告を目にすることがあります。
これは家を建てたハウスメーカーが不動産会社の仲介手数料を全額負担するという仕組みのようです。
売買契約書の印紙代
売買契約書を交わす際に必要な印紙税です。
必須です。
物件本体価格によって金額は決まります。
本体500万~1000万円 → 5,000円
本体1000万~5000万円 → 10,000円
本体5000万~1億円 → 30,000円
注文住宅を建てる際の工事請負契約書でも金額は同じです。
私は10,000円です。
住宅ローン融資手数料
住宅ローンを借りるに際し銀行へ支払う手数料です。
一般的には借入額の2.2%という銀行がほとんどです。
3000万円借りれば66万円、4000万円借りれば88万円です。
私も借入額の2.2%でした。
融資手数料ではなく保証料という名目で手数料を設定される銀行もあります。
保証料も借入額の2%程度が相場です。
金消契約書の印紙代
金消契約(金銭消費貸借契約:銀行と結ぶ住宅ローンの契約のこと)を交わす際に必要な印紙税です。
必須です。
こちらも借入額によって金額が決まり、
本体500万~1000万円 → 10,000円
本体1000万~5000万円 → 20,000円
本体5000万~1億円 → 60,000円
です。
私は20,000円でした。
登記費用
家(不動産)を購入すると登記をしなければならず、その手続きにかかる費用です。
私の場合は374,000円でした。
このうち公的機関に収める登録免許税や印紙税等の納税額が約230,000円、司法書士へ支払う報酬や諸費用が140,000でした。
納税額も報酬も登記の内容によって変わってきます。
報酬については依頼先の司法書士が任意で設定しますが、一般には10万円前後が相場と言われています。
私の場合は家を共有名義にしたこと等でやや高めだったのかと思います。
固定資産税精算金
要するに、家を購入した年度分の固定資産税のことです。
必須です。
その家の固定資産税額と、家の引き渡しを受けた時期による売主さんとの折半比率で決まります。
例えば、その家の今年の固定資産税額が12万円で、その年の4月末に家の引き渡しを受けた場合、1年の1/3を売主さんが住み、2/3を買主(自分)が住むことになりますので、買主が負担する額は8万円です。
納税は売主さんが行っているので、精算金は売主さんへ支払います。
今回の私の場合は、詳細な額は控えさせて頂きますが、ここでは4万円ということにさせて頂きます。
リフォーム費用
入居前に行ったリフォームの費用は住宅取得費に含みます。
もちろんリフォームは任意ですので、全くリフォームを行わないという場合もあります。
今回私は108万円のリフォームを行いました。
主なリフォーム内容は、
- ガス給湯器の交換
- 壁紙クロスの貼替え(1階全体)
- クッションフロアの貼替え(洗面所、トイレ2箇所)
- 畳み貼り替え
- コンセント増設
です。
住宅取得費中の諸費用合計
以上の住宅取得費に含まれる諸費用を合計すると、家本体価格の約10%でした。
住宅ローンをいくら借りるかや、リフォームをどの程度やるかで金額が変わってくると思います。
2.住宅取得費以外
火災保険料
万一家が火事になった時のために家に掛ける保険です。
住宅ローンを借りる場合必須となることが多いです。
私の場合は10年契約で約90,000円でした。
ネット系の保険会社です。
地震保険は付けていません。
オプション(風災、水災、など)はハザードマップを見て必要な物だけ付けています。
全体的に補償内容は薄い方だと思います。
何社か見積りを取りましたが、全く同じ条件にすれば、大手もネット系もそこまで金額は変わらない印象です。
1~2割程度の差でしょうか?
TVアンテナ設置工事費
TVアンテナの設置工事費用は住宅取得費に計上しません。
アンテナを付けるか否かは任意であり、ケーブルTV等でテレビを視聴すればアンテナを設置する必要派ありません。
もちろん、テレビを全く見ないと言う選択肢もありますし、中古住宅であれば既に設置されている場合もあります。
私の家も中古ですが、前の住人がケーブルTVを利用していたのでアンテナは付いていませんでした。
なので、今回新たにアンテナを設置したのですが、工事費用はゼロ円でした。
と言うのも、本当は67,000円かかったのですが、インターネット回線のNURO光のキャンペーンでTV工事費用が全額キャッシュバックされ、実質ゼロ円になりました。
インターネット回線工事費
インターネット回線を引くか否かはもちろん任意ですし、中古の場合既に開通している場合もあります。
インターネットはNURO光を引いたのですが、こちらもキャンペーンにより工事費44,000円がゼロ円となりました。
引越し費用
私の場合は139,000円でした。
元住んでいたマンションとは同じ市内ですが、嫁の実家にも一部家財を取りに行ってもらいました。
引っ越し業者はサカイ引越センターで、大手故に割高だとは思いますが、過去に依頼した際に作業の品質が良かったため金額によらず業者を選びました。
地場の業者に頼んで安価に抑える方法もありますし、自力で運んで費用をほぼゼロにする方法もあります。
エアコン設置費用
エアコンは前の住人が2台残していってくれて、元住んでいた家から1台持って来ましたので、追加で2台購入・設置しました。
(持ってきた1台はリフォーム工事内で設置しました。)
本体価格+工事費で2台で188,000円でした。
もちろん任意です。
エアコンについてはいつか個別の記事を書きたいと思います。
火災警報器設置費用
現在では火災警報器の設置は法令で義務化されていますが、義務化前に建てられた家は設置されていない場合もあります。
私が購入した家も1個も付いていませんでしたので、入居前に設置しました。
自分で購入して取り付けましたが、全9か所で34,000円でした。
浴室シャワー水栓の交換
入居後最初の不具合として浴室のシャワー水栓からお湯が出ないということがありました。
調べてもらったところ水栓のサーモスタットが劣化しているということで、このままでは生活できないので、入居1ヶ月後に交換してもらいました。
本体価格+工事費で45,000円でした。
コンロをIHヒーターに交換
元々付いていたガスコンロは入居の時点で火力が弱くかつ点火し難い状態でした。
数ヶ月使って益々症状が悪化したので、入居5ヶ月でIHヒーターに交換しました。
本体はECサイトで購入し、工事業者は一括見積りサイトで探しましたので比較的安価に抑えられたのではないかと思います。
合計で197,000円でした。
自動車登録住所変更
新居に引っ越したらたくさんの各住所変更手続きが必要です。
そのほとんどが費用はかかりませんが、自動車登録の住所変更(ナンバープレートと車検証の書き換え)だけは約6,000円かかりました。
これは、私は希望ナンバーを取得したのと、手続きに必要な書類を以前住んでいた自治体から取り寄せる必要があったこで、費用が高額となったからです。
通常は車庫証明取得手数料と登録住所変更手数料で1,000円未満です。
6,000円かかることは稀だと思います。
その他費用
上記以外で家を探し入居するに際し、細かい費用がかかります。
例えば見学や契約締結のために車や電車で移動すると交通費や駐車場代がかかります。
諸手続きのために役所で証明書を取ったり、書類を郵送するのにも費用がかかります。
値下げ交渉に応じてくれた売主さんや挨拶回りのご近所さんへ渡す菓子折りも買います。
そのような諸費用も塵が積もってそれなりの額となり、2万~3万円程度は使ったのではないかと思います。
また、この家で生活するために必要な家財の購入、もしくはDIYによる家のカスタマイズに多くの費用がかかっています。
全て正確には把握しておりませんが、これまでに80万円近く使っているのではないかと思います。
80万円うちいくらをこの記事における諸費用(最低限必要な費用)として計上するかは迷うところですが、趣味や贅沢を除いて本当に必要な費用は20万円程度ではないかと思います。
主な内容は
- 表札の設置
- テレワーク部屋作り
- 小庭に人工芝を敷設
- 駐輪場を設置
- 棚やラックの購入
3.まとめ
今回紹介した中古戸建ての購入に要した諸費用のまとめは以下の通りです
家本体価格の13%かかってしまいました。
これはあくまで私のケースであり、リフォーム内容や不具合の発生状況によって増減するとは思いますが、予算を決める際は少なくとも同じぐらいの諸費用は計算に入れておいた方がよいと思います。
この記事で紹介していない(私の家購入において発生していない)費用で特に留意しておくべき項目としては、
- ホームインスペクション(住宅診断)費用
中古ならではですが、建物の劣化・瑕疵が気になる場合は住宅のプロに診断してもらうことをお勧めします。(約10万円) - 消費税
売主が個人ではなく業者の場合は消費税が発生します。(通常の消費税率と同じ) - 地震保険費用
加入は任意ですが地震に対する備えが必要な場合は加入します。
です。
これから家探しを始める方は参考にして頂ければと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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衣装ケースの老舗 フィッツ【アイテム紹介】
こんにちは、やんともです。
皆さんは洋服などの収納に衣装ケースは使いますか?
私は昔から衣装ケースを多用しており、事あるごとにちょっとずつ買い足していましたが、昨年今の家に引っ越してから一気に対象に買い足しました。
これで当面は衣装ケースは買わないつもりです。
今回買ったのはFits(フィッツ)という老舗衣装ケースブランドの商品です。
Fitsについて紹介いたします。
1.20年間使っている衣装ケース
2.Fitsの衣装ケース選び
3.最後に
1.20年間使っている衣装ケース
昔から衣装ケースは多用しており、今の家に引っ越す前は私の分だけで4つの衣装ケースを持っていました。
しかし、都度ホームセンターで売られている衣装ケースを適当に買い足していたので、メーカーもサイズもバラバラです。
当然きれいには重ならないので、滑り止めシートを挟んで動かないようにしていました。
引っ越す際も全て持って行ったのですが、寝室のクローゼットに入れようとすると上手く収まりません。
後述しますが、衣装ケースは押入れ用とクローゼット用で奥行きが2種類あります。
ちゃんとクローゼットに収まるようにしたいし、きれいに重なるようにメーカーを統一したいし、持っていた衣装ケースでは容量的に飽和しかかっていたので、新規でごっそり買い直すことにしました。
元々あった衣装ケースは別の部屋で使います。
新しく買い直すことを嫁と話していた時、
嫁 「衣装ケースはやっぱフィッツがいいらしいよ」
私 「ふーん」
物のブランドとかに疎い私は、その時は嫁の話を流していました。
が、しばらくして、
・・・ フィッツ? ふぃっつ? Fits?
その名前に引っ掛かりました。
そういえば、元々持っていた衣装ケースに「Fits」というロゴが入っていた気がします。
なるほど、これのことか。
思い出してみると、この衣装ケース結構昔から使っています。
千葉に引っ越してくる前の大分の社宅でも使っていたし、その前の独身寮の時も使っていました。
いや、その前の大学時代の千葉のアパートにも置いていました。
それどころか、高校を卒業して長崎の実家を出てくる時もこの衣装ケースに荷物を詰めて来た気がします。
高校生の頃から使っていたとすると、20年近く使っていたことになります。
何度も引っ越しを経験しているのでガムテープで留めた跡が残っていたり、見た目は結構汚いです。
でも現役で使えていますし、なんなら他の若い衣装ケースと比べても1番使い易い。
丈夫で変形などもほとんどしていません。
前面に強固なフレームが付いているようです。
引き出しも程よくスムーズです。
上面下面に凹凸があり、重ねた際にずれにくいのも使い易さのポイントです。
Fitsは「天馬」という家庭用品メーカーの収納用品ブランドです。
衣装ケースに関しては1986年から製造を続けている老舗ブランドです。
これは信頼できるということで、Fitsで一式揃えることにしました。
これだけ長く続くブランドだから、この先の存続も期待でき、買い足したくなっても同じサイズで揃えられそうです。
と言っても、今回大量買いして当面は買い足さなくていいようにしようと思いますが。
2.Fitsの衣装ケース選び
Fitsの衣装ケースはサイズも豊富ですが、まず決めるのは奥行きです。
奥行きは2サイズあり、
押入れ用 :奥行き74cm
クローゼット用:奥行き53cm
となっています。
押入れとクローゼットで奥行きが二分されるとは知りませんでした。
幅は
押入れ用 :幅39cm/44cm
クローゼット用:幅30cm/39cm/44cm
高さは
押入れ用 :高さ18cm~35cm
クローゼット用:高さ18cm~35cm
もちろん、奥行きと幅が合えば重ねることができます。
色はカプチーノとホワイトがあります。
主力は衣装ケースですが、小物用ケースやルームチェストなどの収納商品もあります。
私は今回ECサイトから、奥行き53cm×幅39cmのものを11箱買いました。
高さは23cmを10箱と18cmを1箱です。
衣装ケースを置きたい場所の高さを測って、ちょうど収まるように高さを組み合わせました。
衣装ケースの爆買いです。
配送は知らぬうちに”置き配”設定になっていたらしく、気づくと玄関前に大量の段ボール箱が積み上げられていました。
重ねてクローゼットの中においてみましたが、きれいに収まっていい感じです。
未使用が2箱あり、当面は洋服の収納は大丈夫かなと思います。
過去に衣装ケースを買い足した時も、メーカーを調べてECサイトで購入しておけばよかったです。
3.最後に
今回は衣装ケースのアイテム紹介をさせて頂きました。
丈夫で使い易く、Fitsは本当におススメです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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戸建てマイホームにおいて中古をお勧めする理由 中古のメリット・デメリット【住宅論】
こんにちは、やんともです。
私は昨年戸建てマイホームを購入しましたが、新築注文住宅でも新築建売り住宅でもなく、中古住宅を購入しました。
現在はとても快適なマイホーム生活を送っています。
そして、これからマイホームを検討される方にも中古戸建てをお勧めしています。
私がなぜ中古戸建てをお勧めするのか、その理由をお話しいたします。
また、中古にはどんなメリットがあり逆にどんなデメリットがあるのか、また中古戸建てに関する懸念点についても解説いたします。
本日の内容は中古マンションにも一部当てはまるかと思いますが、中古マンションの事情については詳しく把握できていない部分もあるため、中古戸建てを中心に書かせて頂きます。
1.中古のメリット・お勧めする理由
■新築価格が乗っていない(コストパフォーマンスその1)
■建物の価値が償却されている(コストパフォーマンスその2)
■消費税がかからないことが多い(コストパフォーマンスその3)
■現物を見て購入できる
■周辺環境を調べやすい
■売主が家財を残してくれる場合がある
2.中古のデメリット・懸念点
■住宅性能が低い(特に断熱性)
■自分が好きな間取り、デザイン、設備にできない
■建物が劣化している?
■保証がない
■耐震性が不安?
■住宅ローン控除を受けられない・控除額が少ない
3.中古戸建てのコンセプトは大きく2つある
4.新築は買うべきではないのか?
5.最後に
1.中古のメリット・お勧めする理由
中古をお勧めする理由、中古のメリットをいくつか挙げたいと思います。
主にはコストパフォーマンスの良さがメリットですが、コスパが良いのにもいくつか理由があります。
新築価格が乗っていない(コストパフォーマンスその1)
コスパがよい理由の1つ目が新築価格が乗っていないと言うことです。
新築価格とは、家本来の価値に加えて新築にのみ乗せられた価格のことです。
例えば築0年で2000万円の価値がある建物があったとして、これを新築で買うと2100万~2300万円ほどかかると言われます。
この1割程度の上乗せは、ハウスメーカーが家を売るためにモデルルームや営業マンに掛ける費用、いわゆる営業費です。
そして、中古で売買される際はこの営業費分の価格がほとんど引き継がれないため、中古は新築に比べ割安になります。
建物の価値が償却されている(コストパフォーマンスその2)
簿記会計上、木造戸建ての建物は22年かけて価値がゼロになります。
一方、土地の価値は償却されないため、22年過ぎても元の価値のままです。
そのため、(上記の新築価格はゼロとして)新築時建物2000万円+土地2000万円=合計4000万円の家があれば、22年過ぎればその価値は2000万円(土地代のみ)となります。
(ただし、これとは別に地価の変動はありますので、実際に2000万円が維持されるかは分かりません。)
中古戸建ての販売価格も上記の価値に準じて付けれますので、同じ家でも新築より安く購入することができます。
でも20年も過ぎれば建物の状態は新築と同じじゃないだろう、と思われると思います。
確かに、年数が経てば建物は劣化します。
しかし20年経ったからと言って利用価値がゼロにはなりません。
普通に人が住むことはできますし、リフォームすることで新築に近い状態まで回復させることができます。
築20年の木造戸建てのリフォーム費用は、300万~400万円が目安とされていますので、建物の値下がり代より十分安い訳です。
ここについては2章のデメリットでも解説いたします。
消費税がかからないことが多い(コストパフォーマンスその3)
コスパがよい理由の3つ目は、中古は消費税がかからないケースが多いということです。
ただし、必ずしも消費税がかからないという訳ではなく、かかるケースもあります。
では、消費税がかかるか、かからないかの違いは何か。
売主が業者か個人かの違いです。
家に限らず消費税が発生するのは業者から物を買う時だけです。
メルカリなどで個人から物を買う時は、消費税を払う必要もありません。
なので、中古住宅の購入においても売主が個人(基本的に元の住人)の場合は消費税が発生しません。
新築の場合は売主が個人と言う事はまずありませんので消費税が発生します。
今は消費税率10%ですので、この差は大きいと思います。
現物を見て購入できる
中古物件の場合、必ず完成した現物を見てから購入することができることも大きなメリットです。
新築注文住宅の場合は現物を見る前に契約しなければなりません。
施主さんのブログ・動画を見たり、友人の話を聞くと、「もっとこうしておけばよかった。」「イメージと違った。」という話をよく聞きます。
すべてが大きな問題ではないと思いますが、注文住宅の場合はその可能性があります。
新築建売りは完成後に契約できればいいですが、人気エリアであれば完成前に売れてしまうケースもありますので、その場合はやはり完成前に契約する必要があります。
その点、中古住宅は現物を見て購入できますので、契約後にイメージと違ったという後悔はありません。
ただし、中古住宅には全く後悔が発生しないかと言えばそうでもなく、住んでみてギャップに気づく可能性もありますし、間取りやデザインに対する後悔はなくとも、そもそも家が傾いていたり雨漏りしていたりということで後悔することはあると思います。
周辺環境を調べやすい
中古物件の場合、周辺環境を調べ易いというのもメリットです。
周辺環境(特にご近所さんとの関係)は家本体と同じぐらい大事だと言われます。
中古物件の場合、既に家が出来上がって人も住んでいるので周囲を含めた生活圏が出来上がっています。
なので見学に行けばその生活圏を肌で感じることもできますし、売主さんに話を聞くこともできます。
新築の場合は、まだ人が住んでいないので周辺環境を調べることが難しいですし、大きな分譲地であれば隣に誰が住むかも決まっていないことがあります。
売主が家財を残してくれる場合がある
中古住宅は元の住人が住んでいた家を受け継ぐことになりますので、元の住人(売主)が家財を残していってくれる場合があります。
テレビのアンテナが設置済であったり、インターネット回線が工事済であることもあります。
ただし、あくまでその可能性があるというだけで、必ずしも残していってくれる訳ではありません。
また、残された物は使える物もあれば使えない物もありますし、使えるけれど気持ちの問題で使いたくないという物もあると思います。
その場合は処分する費用と手間がかかることもあります。
私の家の場合はエアコン2台を残してもらったことはありがたかったですが、鉢植えに入った大量の草花は処分が大変でした。
カーテンも一部残っていたので、コインランドリーで洗濯して使える物は使いました。
テレビアンテナの設置やインターネット回線はありませんでした。
ここは、メリットになることもあればデメリットになることもあります。
家を傷つけてもあまり気にならない
これは感情論であり人にもよると思いますが、中古は元々傷があるので壁やフローリングを多少傷つけても気になりません。
新築を建てた・買った方のブログを見ていると、やはり壁やフローリングを傷つけるとショックを受けておられるように見えます。
もちろん人によっては中古であっても傷がつけばショックと言う人もいますし、他のメリットと比べればおまけのようなものかと思います。
2.中古のデメリット・懸念点
前章で中古メリットを述べ、中古をお勧めしましたが、中古にはデメリットもあります。
また、中古を検討する上で不安に思う懸念点もあります。
ここではそのデメリット・懸念点について紹介し、解決策がある場合はその解決策もお話しします。
住宅性能が低い(特に断熱性)
個人的に中古の最大の弱点は住宅性能、特に断熱性だと思います。
私が購入した家は築18年でそこまで古い雰囲気はありませんが、冬はけっこう寒いです。
一方、最近の家はどのメーカーも高断熱・高気密を売りにしています。
エアコンの電気代も安いといいます。
快適性と光熱費の両面で高断熱は羨ましいです。
ただし、中古と言っても築年数の浅い物件であれば高断熱を享受できることはあるかと思います。
自分が好きな間取り、デザイン、設備にできない
一般的に注文住宅と比較した場合の最大の弱点になるのが、間取りやデザインや設備を自分の好きな仕様にできないことです。
逆に注文住宅を建てる理由は、間取りやデザインにこだわりがあることが一番ではないかと思います。
メリットの中で「現物を見て購入できるので、出来上がってイメージと違うという後悔がない」と言いました。
例えば玄関に対してこだわりを持っていた人が、注文住宅で造ってみたら理想通りにできなかったという後悔はあると思います。
一方で、中古住宅の場合は現物とのギャップはなくても、そもそも理想の玄関がある物件が見つからない可能性もあります。
私は間取りやデザインにあまりこだわりがなく、元の住人が生活できていた家であれば自分が住むのも問題ないと考えるタイプです。
なので、ここはあまりデメリットに感じないのですが、こだわりがある人にとってもどうすることもできません。
解決策として、中古物件もリフォーム(リノベーション)をして大幅に間取りやデザインを変えることはできます。
設備は希望の機種にリプレイスすればよいです。
また、実はリノベーションにはかなりの自由度があり、部屋のイメージも大きく変えることができると言います。
しかし、やはりリフォームには限界もあり、どうしても柱や壁を除去できず望んだ間取りができないこともあります。
そもそも元の家を超える広さは手に入れることはできません。
また、本格的なリノベーションであれば工事費用も高額になるため、ベースとなる家探しも間違わないようにしなければなりません。
建物が劣化している?
これはデメリットというより、中古に対する一般的なイメージ・懸念点です。
確かに家に限らずほとんどの物は時間が経つと劣化します。
家であれば建物の健全性に関わり、更にそれが住人の安全性、快適性に繋がります。
それなのに古くなった家を購入して大丈夫なのでしょうか?
まず、古くなっても健全に建っていられるかという問題ですが、木造戸建ては基本的に100年は持つそうです。
傾いていたり、シロアリに食われていたり、雨漏りしていたりする場合も、補修して十分住み続けられるそうです。
次に、構造的な健全性は問題ないとしても、設備が正常に使えるかや見た目的に不快感がないかですが、これについてはリフォームで改善することができます。
設備は新品に変えることができますし、内装なども今風にして快適で新築に近い気分で住むこともできます。
結局費用が掛かるじゃないか、と思いますが、1章で説明したコストメリットに対してリフォームの費用の方が少額であるケースが多いです。
参考までに、築年数ごとのリフォーム費用の目安は、
築10年:100万~200万円
築20年:300万~400万円
築30年:500万円~
と言われています。
汚れ程度であれば、10万円前後のハウスクリーニングでかなり綺麗になります。
ただし、購入した後に大きな瑕疵が見つかり多額の補修費用が発生することもあり、そのようなハズレ物件に当たる可能性があるというのも中古のデメリットであります。
新築でも絶対に瑕疵がないとは言えませんが、新築には保証が付いているため、そこで大きな差が出ます。
保証がない
上の建物の“劣化”の続きの話ですが、中古住宅は家に瑕疵がある可能性がある上に、保証が付いていないと言う点がリスクです。
(引き渡しから3ヶ月間の瑕疵担保期間はあります。)
新築住宅でも欠陥がないとは言えませんが、必ず10年間の保証が付いていますので、それで補修することはできます。
瑕疵が見つかっても補修はできるのですが、瑕疵の内容によっては補修費用が数百万円になることがあるため、やはり瑕疵物件を買わないに越したことはないです。
対策として、築年数の古い物件、もしくは瑕疵が疑われる物件についてはホームインスペクション(住宅診断)を受けることをお勧めします。
見えない瑕疵は素人では見つけにくいため、プロにお任せした方がよいです。
耐震性が不安?
古い家となると耐震性に不安があります。
家の耐震性能を知る上で、建てられた年により2つの基準があります。
①新耐震基準:1981年6月以降
②新々耐震基準:2000年6月以降
①新耐震基準は、「震度5で損壊しない、震度7で倒壊しないだけの強度」を担保する基準です。
新耐震基準をちょうど満たす強度の建物を耐震等級1、その1.25倍の強度を有すれば等級2、1.5倍では等級3となっています。
②新々耐震基準は①新耐震基準における強度不足を補うために、①新耐震基準の強化版として木造戸建てにのみ設定された基準です。
中古住宅の購入においては、②新々耐震基準の対象となる物件であればあまり耐震性を気にする必要はないと思います。
一方で①新耐震基準以前の物件はなるべく買わない方がよいと言われます。
①~②の間の物件は、ホームインスペクション(住宅診断)を実施した上で、必要に応じて耐震補強を行うのがベターです。
住宅ローン控除を受けられない・控除額が少ない
住宅ローンで家を買うと、所得税や住民税の一部が返ってくる「住宅ローン控除」を受けることができます。
マイホームを持つ上でこの制度は非常にありがたいですが、中古住宅の場合は新築に比べて不利な点があります。
まず、制度を受けることができる条件ですが、築20年以内の住宅に限られます。
(マンションなどの耐火建築は築25年以内)
よって築20年を超える中古を購入するとこの制度が受けられず、控除額の累計分を損することになります。
築20年を超える物件でも耐震化を行いその証明を取得すれば対象とすることはできますが、その費用が高額となる可能性もあるため、慎重な見極めが必要です。
また、控除額についても中古住宅は新築より少なくなります。(以下、2022年度版住宅ローン控除の条件)
まず基本的な控除額ですが、「年末の住宅ローン残高×0.7%」が毎年返ってきます。
これは新築も中古も同じです。
しかし、控除期間が新築は13年間に対し、中古は10年間と短くなります。
また、控除対象となる住宅ローンの残高には上限があり、新築の場合は3000万~5000万円です。
上限額は省エネ性能によって変わりますが、ほとんどの新築住宅が4000万円以上の対象になると思います。
一方、中古住宅の住宅ローン残高上限額は2000万~3000万円です。
中古住宅も省エネ住宅は3000万円となり、その他の家は2000万円となります。
ただし、住宅ローン控除では不利でも、中古の場合は消費税がかからないことが多く、その場合はトータルで中古の方が得になります。
実際に2021年度までは新築or中古ではなく、消費税の有りor無し(もしくは適用された消費税率)で控除期間や上限額が設定されていました。
2022年度からは制度改定で新築or中古で区別されるようになりました。
3.中古戸建てのコンセプトは大きく2つある?
マイホームにおいて中古戸建てを選ぶ目的、コンセプトとして、私は大きく2つあると考えています。
①完成品としての中古戸建て
1つめは、元の家を完成品としてほぼそのまま使い、安価に程度のよい家を手に入れるという中古の買い方です。
リフォームは必要最低限だけ行います。
新築で言うところの建売りに近い買い方を、中古で安価にするという考え方です。
私の家の購入もこちらです。
この場合、築15~20年ぐらいの状態の良い中古戸建てを買うとよいのではないかと思います。
価格も下がっていますし、リフォームの手間も少なく、住宅ローン控除も受けられます。
②大規模リノベーションで自分好みの家を造る
2つ目は、元の家に大幅な改造を加えて、間取りやデザインを変えてしまうというやり方です。
新築で言うところの注文住宅に近いことを、安価に行うということです。
この場合、築30年近い中古戸建てを廉価で手に入れ、リフォーム・リノベーションにお金をかけた方が上手くいくケースが多いのではないかと思います。
上記①②はどちらも新築より安価に家を手に入れるという基本的な考え方は同じですが、リフォーム・リノベーションの規模によって物件の選び方も変わってきますので、中古に求めるコンセプトはしっかり定めておいた方がよいかと思います。
4.新築は買うべきではないのか?
私はこの記事において「中古はコスパが良いからおススメ」と述べていますが、逆を言えば「新築はコスパが悪い」ということになります。
では新築を買う・建てることはいけないことでしょうか?
まず、自分の資力を超えた家を買う・建てることは辞めた方がよいと思います。
これは新築戸建てに限らず、中古であってもマンションであっても共通したことです。
賃貸で家賃を払う場合も同じです。
また、相場より異常に高いぼったくりの家も避けたいところです。
これも新築に限った話ではありません。
しかし、自分の資力の範囲内で長期間住む家を相場並みの価格で買うのであれば、コスパや資産的損得は基本的に関係ないと思います。
どうしても「この立地にこの広さでこの間取りでこのデザインで劣化のない家が欲しい」という考えであれば、その条件で建てた・買った新築の価格が適正価格だと思います。
長期間住んでローンを払い終えてしまえば、残った資産価値がいくらかは問題ではないはずです。
ただ、留意して頂きたいのは「持ち家には予期せぬ住み替えリスクが付いている」ということです。
この可能性は誰しもゼロとは言えず、死ぬまで住むと決めていても何らかの理由で住み替えを余儀なくされることはあります。
その際に重要なのが住宅ローンの残高に対する家のその時の価値です。
できればローン残高を上回る価値が残っていて欲しいですが、そうでなくてもなるべくローン残高に近い価値が残っていないと、その分資産的に損をすることになります。
そして、資産価値がローン残高をより下回り易いのが新築ということになります。
新築を検討する場合は、予期せぬ住み替えリスクに対しては不利であることを認識頂きたいと思います。
5.最後に
今回は戸建てマイホームにおいて私が中古をお勧めする理由を挙げさせて頂きました。
改めてポイントをおさらいすると、
- 最大のメリットはコストパフォーマンスがよいこと
- なんとなく「古いから嫌だ」というのは実は克服できるかもしれない
- 間取りやデザインにこだわりがある人は新築注文住宅がお勧めかもしれない
もし価値観が一致する人は、中古戸建ても検討してみてください。
中古戸建ての買い方や中古戸建てを買う上でのポイントは下記記事にまとめています。
私は間取りやデザインには強いこだわりがないので中古で問題ないのですが、断熱性の高い温かい家にはやはり憧れます。
それと、スマート○○のような住宅用IoTもいいなぁと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
筆者(やんとも)とこのブログについての紹介です( ^ω^)b
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