中古×戸建て マイホームブログ

教育資金や老後資金を残しつつマイホーム生活を夢見る30代会社員やんともが、千葉県内に中古戸建てを購入し、リフォームしたりDIYしたりで堅実にマイホームを手に入れるまでの話です。

私が経験した「正直」とは言えない不動産エピソード【家探し・家の購入】

 

こんにちは、やんともです。

 

前回前々回とドラマ「正直不動産」に関する記事を投稿しました。

今回は正直不動産シリーズ(?)の最終回として、私自身家探し・家の購入で経験した「正直」とは言えない関係者とのやり取りエピソードについてご紹介いたします。

 

1.私の家探し・家購入の概要
2.「正直」とは言えないエピソード
 2-1)営業マンは高確率で煽り文句を言ってくる
 2-2)家族連れのサクラを仕込まれた
 2-3)必要な書類を提出してこない
 2-4)家財保険の保険金額
3.最後に

 

 

 

1.私の家探し・家購入の概要

私は2021年2月頃から千葉県内中古戸建ての家探しを始め、7件の物件(新築建売も含む)を見学した後、同年4月築17年(当時)の戸建てを契約し、同年7月から住み始めました。

 

その間、数名の不動産会社営業マンの他、物件の売主さん銀行マン保険会社営業マン司法書士リフォーム会社営業マンなど多くの人と関わることがありました。

大きなトラブルはなく概ね円滑なマイホーム購入でありましたが、「真実とは異なるかな?」と思うようなやり取りもいくつかありました。

不動産営業マンばかりではありません

銀行保険会社とのやり取りでもそのようなことはありました。

「嘘」とは少し違って「無知」「怠慢」と言ったこともありました。

全てが悪意によって行われたとも思っていません

 

しかし、これから持ち家を持とうとしたり何か不動産取引きを予定されている人は、騙されない・流されないために、このようなこともあるという事は知っておいて頂きたいと思います。

ちなみに、この記事の内容は私の推測による部分が多く、真実である確証はありませんので、その点ご容赦いただければと思います。

 

 

2.「正直」とは言えないエピソード

2-1)営業マンは高確率で煽り文句を言ってくる

新築(建売り)・中古ともに物件の見学に行くと高確率で、「他の人もこの物件を狙っている。早くしないと売れしまう。」という事を匂わされます。

直接的な言い方もあれば、間接的に匂わせることもあります。

 

実際に私が言われた煽り文句は、

  • 今日はたまたま、この後の見学が入っていませんので、ゆっくり見学頂けます。
  • 先週見学されたご夫婦も大変気に入っておられました
  • (新築で2戸売り出しされているうち)1戸は先週見られた方が申し込みされましたので、ローンの審査が通れば〇月〇日には契約されてしまいます
  • (新築で2戸売り出しされているうち、私が気に入っている方について)やはりこちらの方が人気ですので、先に売れてしまうと思います。
  • こちらの物件は前日にも他のお客様の見学が入っておりその場で申し込みが入る可能性もありますのでその場合はごめんなさい

 

この中には事実もあり、本当にその通り売れてしまった物件もありました。

 

特に気に留まらない物件であれば「そうですか」と流して聞けますが、魅力的だと思う物件であれば煽り文句だと分かっていても気になってしまいます

一点物の買い物って難しいですね。

営業マンもこちらの心理を読むのが上手いです。

 

 

では、私が最終的に購入した物件においてはどうだったか。

当然煽られました。

 

上記の煽り文句のうち5つ目の「前日に他のお客様の見学が・・・」というのは購入した家の見学2日前に言われたことです。

見学してみて良い物件だと思ったので、その言葉が気になって焦りが出てしまいました

申し込み前にやるべきだと思っていたホームインスペクション(住宅診断)もやらず周辺調査も十分にできず、申し込みすることとなりました。

 

申し込みでいくら値下げを入れるか迷っている時も「もう1組狙っている人がいて」という話をされ、値下げが及び腰になってしまいました

 

結果的に30万円だけ値下げに成功し、家の欠陥や周辺の問題もなかったため、結果オーライだとは思っていますが、私より8歳年下の営業マンしてやられたなと思います。

若手ながらなかなか堂々とした営業マンでした。

 

さて、私が購入した物件にもう1組狙っている人がいるというのは本当だったのか

私がその答えを知ることはありません。

『狙っている』と言うのは申込書を出すまで口約束でしかないため狙っていたという記録はありません

嘘でも本当でも、その営業マンももう覚えていないでしょう

 

 

2-2)家族連れのサクラを仕込まれた

上記と同じ不動産営業マンによる煽りの中で、私が経験した最高級の煽りエピソードです。

中古として初めて見学した物件の見学の帰り道、同じ物件の見学者を装った家族連れのサクラを仕込まれていました。

 

以下は、私が物件の見学を終えて車を止めているコインパーキングに向かうまでの営業マンとのやり取りです。

 

まず、売主さんにお礼を言って物件を去る際営業マンと売主さんが小声で不自然な会話をしていました。

営業マン「では、この後・・・お願いします。」

売主さん「あ・・・は、はい」<A>

 

その後、営業マンと私で立ち話をしていた途中、営業マンが携帯で電話を掛けたいと言い出しました。

営業マンすいません、今ちょっと知らない番号から着信があって、もしかしたらこの後に見学を入れているご家族かもしれないので、ちょっとかけ直させてください。」<B>

電話をかけ始めて15秒ぐらいして

営業マン電話出ませんでした。違ったみたいです。

と言って電話を切りました。<C>

 

その後、コインパーキングの精算機の前に着いたところで、代金はこちらで払うので先に車に乗って準備しておいて欲しいと言われます。

営業マン駐車場代はこちらで払いますので、車に乗って出発の準備をしていてください私は、あちら(パーキングの入り口)にいらっしゃる次の見学者さんに一言挨拶してから、精算機にお金を入れて、車のところまで最後のあいさつに伺いますので。」<D>

 

言われた通り車に乗って出発の準備をしていたら、営業マンが精算機にお金を入れて車のところまで挨拶に来てくれました。
ロック板が下がったので、私はそのままパーキングから車を出して帰りました。

 

サクラだと思われるのは、コインパーキングの入り口にいた次の見学者です。

夫婦+子供2人の家族連れでした。

 

上記やり取りの中で不自然だと思ったのは以下の点です。

  • 物件を出る時の売主さんとの会話<A>が不自然である。次の見学者がいるなら堂々と言えばよいはず。
  • パーキングへ向かう途中の電話<B>が不自然
    まず、見学に来るお客さんの番号ぐらい登録するはずなので「知らない番号」というのに違和感がある。私の番号は登録されていた。
    私の前で電話を掛けるにしても、「ちょっと電話させてください」と言えば済む話。「知らない番号から」と言う必要はないし、「次の見学者かもしれない」とも言う必要はない。アピールが強い気がした。
  • かけ直した電話に出なかっただけで、次の見学者ではないと判断するのはおかしい<C>
    →着信があってかけ直したのではなく、営業マンの方からサクラに着信を入れて、「もうすぐ行く」という合図をしたのではないか?
  • パーキングの入り口に確かに家族連れがいたが、なぜ初めて会う家族が見学者だとわかるのか<D> 周りには他にも家族連れがいる場所であった。
  • もし見学者だとわかるなら、入り口ですれ違う際にまず軽く挨拶するはず。そのようなことはしていなかった。<D>
  • 「先に車に乗ってもらって、その間に次の見学者に挨拶して、その後清算する。」と行動に関する指示と説明が細かい<D>
    →リアリティを出すために次の見学者(サクラ)と会話するところをアピールしたいが、会話の内容を聞かれるとサクラだとバレるので、私を車に乗せてその場から遠ざけた。また、この流れでパーキングのロック板を下せば、私はすぐに出発せざるを得ない
  • 次の見学者である家族連れの格好がラフすぎる。お父さんはスポーツウエアを着ていた。他人の家に上がり込むのだから、常識のある人ならもう少し服装や身なりに気を付ける。<D>
  • 次の見学者の見学時間がおかしい。まず、私が見学を終えて次の見学者と合流したのが〇時45分ぐらいと中途半端。
    また、私が何時間見学するかもわからないのに、私のすぐ後に見学者を入れるのも怪しい。すぐ後に見学者がいるなら、私に見学の終わり時間を伝えるはず。
    そして、そもそも立て続けに見学が入るほどの人気物件ではないと思われる。実際にその後も長い期間売れ残っていた。

 

こんな感じで推理ゲームみたいになってますが、私はこの見学者はサクラだと思っています。

いい物件を適正な価格で売買してくれるのであればサクラを使ったり煽り文句を言われても構いません

しかし、このような下手な芝居をされると気分は良くありませんし、そもそもメールの返信もまともに返さない営業マンだったので、一気に信用をなくしました

 

 

2-3)必要な書類を提出してこない

売買契約が済んだ後の話です。

住宅ローン火災保険審査を通したり契約を結ぶ際は、様々な書類を準備しなければなりません

その中には不動産会社や売主さんから出してもらう書類もあります。

特に私は、火災保険については自分で探した保険会社で加入し、住宅ローンも不動産会社の提携銀行とは別に自分で探したネット銀行も審査を通しましたが、このような不動産会社の提携先以外の保険会社・銀行を利用する場合は必要書類を全て自分で要求し集めなければなりません。

 

 

不動産会社経由で売主さんへいくつかの書類を要求したのですが、「ありません。見つかりません。なくしました。」でなかなか出てきません

住宅ローンは物件の引き渡しに間に合うように、審査を通し金消契約を結ばなければならないため、書類を集める時間は限られています

 

ある書類はなかなか出てこなかったため、かなり催促して売主さんと直接連絡を取るぞと言ったところで、ようやく出てきました

 

 

火災保険の割引きを受けるために必要な耐火構造証明』については、頑なに「ありません。」と言われました。

しかし、不動産会社の保険営業部が勝手に送って来た火災保険の見積りには耐火構造割引き適用」と記されていたため、仲介営業マンへ耐火構造証明がないのに、なぜあなたの会社の保険見積りでは耐火構造扱いになっているのか。」と問い詰めたところ、「保険営業部は物件を建てたメーカーへ連絡し、耐火構造の証明書を入手していました。」という答えが返ってきました。

不動産会社には同じ証明書をこちらにも渡してもらいました。

保険営業部が入手できる書類なら仲介営業部も同じ方法で入手できるはずです。

確かに仲介業としてどこまで求めてよいのかとも思いますが、同じ会社内でこのような対応の差が生じて、結果的には自社の利益に直結する方にだけ動かれている訳ですから、納得はできないです。

 

 

このように書類の取り寄せが滞るのは、不動産会社が提携銀行や提携保険会社と契約させたいからなのか、ただ面倒くさいから怠慢しているのかは分かりませんが、しっかり催促して提出させるしかないかと思います。

また、物件の申し込みを入れた頃から、ローンや保険の審査に必要な書類をよく調べておき、すぐに要求できるように準備しておくことも大事です

 

 

2-4)家財保険の保険金額

最後は不動産会社の保険営業部の話です。

家を買って住宅ローンを借りたら火災保険に入ります。

任意で地震保険にも入ります。

 

火災保険・地震保険の内容は建物保険家財保険に分かれます。

建物保険は火災や自然災害で損壊した家本体に対する保険家財保険家の中の家財に対する保険です。

それぞれの保険金額(被災時に最大いくらもらえるか)は、建物の資産価値家財の合計金額に合わせて任意の額を設定できます

 

 

私は自分で保険会社を探して火災保険に加入しましたが、不動産会社の営業マンから「うちの保険営業部からも見積りが届くと思いますので、よかったら引き合いに出してください。」と言われ、特にこちらが了承する訳でもなく見積りを受け取ることになりました。

 

しばらくして郵送で見積りが届きましたが内容を見て驚きました

家財保険の保険金額700万円で設定されていたのです。

見積り条件はこちらから伝えていないので、先方が適当な額を設定しています。

 

私が購入した家は3000万円代の物件です。

恐らく日本人の住宅取得費の平均以下だと思います。

果たして、そんな家に700万円もの家財があるでしょうか

 

うちの家財の新品価格を合計しても、200万円にも満たないと思います。

同じぐらいの家を取得された家庭を見ても、ほとんど300万~400万円に収まるのではないでしょうか?

家に現金や証券、骨とう品などを置いていても、家財保険の対象にはならなかったと思います。

 

保険商品を扱う人であればそのぐらいの常識は持っていると思いますが、それでいて敢えて700万円もの過剰な金額を設定するということは、何も疑わずそのままの条件で加入した人に対して余分な保険料を払わせようという意図があるのだと思います。

もし家が全焼して保険金を請求した時に、200万円分の家財しか認められなかったら、残りの500万円分の保険料は無駄に払っていたことになります

 

 

この家財保険が高めに設定されるというのは、火災保険あるあるのようです。

別件で担当者に電話することがあったので、問い詰めてやろうかとも思いましたが、絶対に契約することもないのでそれ以上の話はしませんでした。

 

 

3.最後に

今回は私の家探し・家購入において経験した、「正直」とは言えないエピソードを紹介しました。

 

中には「いい嘘」もあると思いますし、関係者も全て完璧に対応できる訳ではありませんし、嘘がいい結果を招く可能性もあると思います。

しかし、人生最大の買い物において、人の言うことを鵜呑みにする人の言うことに流されるということは避けた方がよいかと思います。

 

この記事の内容はあくまで私の推測であり、真実である確証はありませんので、その点はご容赦ください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

筆者(やんとも)とこのブログについての紹介です( ^ω^)b

 

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ドラマ「正直不動産」から学ぶ家を買う上での注意点(後編)【家の購入】

 

こんにちは、やんともです。

 

前編に引き続きドラマ「正直不動産」の中から「家の購入」に関するエピソードを要約していきます。

 

1.「正直不動産」の概要
2.正直不動産(ドラマ)作中で家の購入に関連するエピソード
 欠陥住宅とホームインスペクション(第5話)
 価格の安い物件(第6話)
 賃貸併用住宅(第7話)
3.最後に

 

 

1.「正直不動産」の概要

詳しくは前編にも記載しています。

 

漫画が原作で、嘘が飛び交う不動産業界の裏側を描いた話です。

今年4月~6月NHKにてドラマ化されました。

 

得意の嘘が付けなくなって営業に苦戦する元トップ営業マン、永瀬財地(山下智久さん)

純粋無垢でカスタマーファーストを貫く新人、月下咲良(福原遥さん)

本来のパワハラ気質を社長に抑え込まれ、社員たちからもやや馬鹿にされている営業部長、大河真澄(シソンヌ:長谷川忍さん)

結婚相手として永瀬を虎視眈々と狙う銀行融資係、榎本美波(泉里香さん)

永瀬達の会社を潰そうとするライバル不動産会社のやり手セールスレディ、花澤涼子(倉科カナさん)

など、最高のキャラクターが揃っていてコメディドラマとしても面白いです。

 

 

2.正直不動産(ドラマ)作中で家の購入に関連するエピソード

ドラマの中では、不動産に関わる様々な取引の様々なエピソードが出てきますが、この記事ではその中から『家の購入』に関するエピソードを抜粋して要約させて頂きます。

前編の続きからです。

 

 

欠陥住宅とホームインスペクション(第5話)

月下咲良実父(咲良が子供のころに離婚)マンション購入の相談にのるも、ライバル不動産会社先に物件を紹介し父はそちらと契約しそうになる。

しかし、築5年でリノベーションされていることに違和感を抱いた永瀬と月下がマンションの欠陥を指摘し、ホームインスペクション(住宅診断)により床下への浸水が発覚する

というエピソードです。

 

 

マンションに限らず中古住宅を購入する際は、家の欠陥・瑕疵が非常に気になります。

新築でも発生し得ることですが、新築住宅は法律により10年間の保証が義務付けされていますので、被害は少ないと聞いています。

中古住宅は保証がない(原則3ヶ月のみ)ところに、経年劣化や住人のメンテナンス不足により欠陥が生じている可能性があります。

 

重大な欠陥としては、

  • 建物の傾き
  • シロアリ
  • 雨漏り
  • 外壁の劣化

があります。

いずれも修繕できないことはないのですが、高額な修繕費がかかります。

 

 

ドラマの中では、「築年数がわずか5年にも関わらずリノベーション済となっていること」に永瀬が違和感を感じ欠陥の発見に至っています。

確かに、普通は15年ぐらい経ってからリフォーム・リノベーションするものです。

仮に私が家探し当時にこのような物件に出会っていたら違和感を感じたか・・・

50%ぐらいは可能性があるかなと自負しています。

 

 

他にこのような欠陥を自分で見抜く方法はあるのでしょうか?

 

まずは、売主さんや仲介業者に素直に聞といいと思います。

私も必ず聞くようにしていましたし、教えてくれることが多いと思います。

ただし、当然隠ぺいされる可能性もありますし、本当に売主さんも気づいていない可能性もあります。

 

また、ドアや窓を開閉してみることで、傾きを見抜ける可能性はあるようです。

開閉がスムーズにできないと建物に歪みが生じている可能性があるということです。

 

 

いずれにしても、素人が自分で建物の欠陥・瑕疵を見抜くことは難しいようです。

そこでプロに家の欠陥を見つけてもらうのがホームインスペクション(住宅診断)です。

専門の資格を持ったホームインスペクター実際に物件を訪れ、診断を行います。

 

ドラマでは物件に違和感を持った永瀬・月下がインスペクターを雇い、寝室床下のコンクリートに水が浸水していることが発覚します。

前の住人がウォーターベッドに穴を開けて水を漏らしてしまったそうです。

(作中では永瀬と月下が先に欠陥を見抜くのですが。)

 

ホームインスペクション戸建てでもマンションでも行うことができます。

新築物件でもセカンドオピニオン的にホームインスペクションを行うこともあります。

ドラマでは料金は5万~6万円と言われていますが、私が調べたところでは戸建ては10万円程度のところが多かったです。

 

 

中古住宅を購入する際にホームインスペクションを行うべきかは難しいところですが、築20年を超える物件では強く推奨されるかと思います。

築10年未満の物件ではハウスメーカーの保証が引き継がれる場合もありますので、売主さんに確認した上で保証が使える場合はホームインスペクションなしでもよいのではないかと思います。

 

注意点としては、買い手が複数いる人気物件であれば、インスペクションを行っている間に他の買い手に先越される可能性があるということです。

その点については、物件がどの程度人気がありどの程度の買い手が狙っているか、自分で見極めるしかないかと思います。

また、少しでも早くインスペクションができるように、予め業者を見つけて相談しておくこともポイントです。

どうしても買いたい物件であれば、先に売買契約を済ませ、リフォーム・修繕の仕様を決めるために後追いでインスペクションを行うという選択肢もあります。

 

ホームインスペクションについては、以下の記事でも記載しています。

 

 

価格の安い物件(第6話)

高齢の女性が自宅の土地を売却しようするが、同じ不動産会社の桐山(市原隼人さん)が相場より安い査定価格をつける。

それを見た月下は桐山が売主を騙して安い価格を提示しているのではないかと疑いの目を向けるが、桐山は女性を騙していたのではなく、売主のケアハウス入居費用を捻出するため、早期に売れるように価格を安くしていた

という話がありました。

 

 

これは不動産を売る側の話ですが、逆に買う側からすればこのような物件に出会えれば相場より安く買うことができるということです。

上記は土地の話ですが、中古住宅でも共通している部分があります。

 

不動産売却の極意として、よく「とにかく売り急がないこと」と言われますので、逆に売り急いでいる時は値段が下がることが多いです。

 

 

作中では自宅が建っている土地を早期に売却するために

  • 相場より安い価格で売る。
  • 個人ではなく業者に買い取らせる。
  • 解体費用は買主負担とする。
  • 免責特約を付ける。

としています。

 

個人とは違い、業者相場より安い価格であれば、即決で買い取ってくれる可能性が高いです。

ただし、一度業者が買い取った物件が再度個人へ販売されるときは相場に近い価格になっているのではないかと思います。

 

解体費用を買主負担にすることは、売主(作中では高齢の女性)の手間を少なくすると同時に、買主からすればそれを条件に表向きの価格を下げさせることもできます。

 

免責特約は、物件の引き渡し後に何か問題が起きても売主は責任を取らないという約束で、作中では売主の負担をなくして安心して売却するための策でした。

これも買主からすると、それを条件に価格を下げさせることができます。

買主としては何か問題があることを想定すると怖いですが、中古住宅であればどのみち3ヶ月しか保証がないので、あまり大きな差はないとも言えます。

 

とにかく、売り急いでいる物件に出会えれば相場より安い価格で購入できる可能性が高いです。

 

 

賃貸併用住宅(第7話)

賃貸併用住宅を購入した人が、賃貸の借り手が付かないというエピソードがありました。

 

 

賃貸併用住宅というのは、例えば3階建ての建物で1・2階部分は自宅として使用し、3階部分は完全に分離されていて賃貸として他人に貸し出せるようになった住宅です。

 

メリットとしては持ち家を持つことができると同時に賃貸で家賃収入を得ることもでき、上手くいけば住宅ローンの返済の大半を家賃収入で賄える可能性もあります。

不動産投資で別に物件を購入しても同じかもしれませんが、一体となっている分物件価格も安いですし、近くに住んでいるので管理もし易いです。

将来は二世帯住宅としても使えるかと思います。

 

 

デメリットとしては、賃貸の借り手が付かなければ家賃収入は得られず、逆に通常の戸建てより物件価格が高い訳ですから、その分住宅ローンの返済きつくなることです。

作中の物件も実は駅から遠く借り手が付きにくい物件だったということです。

 

また、特殊な造りの家になりますので、将来住み替えのために家を売ろうとした時も買い手が付きにくいということもあります。

 

個人的には戸建て持ち家を購入しておきながら家を占有できないという点も、持ち家としてメリットを半減させているのではないかとも思います。

実際に質の低い借り手が住んでしまうと、結構なストレスかと思います。

 

 

3.最後に

前回から正直不動産の作中で家の購入に関するエピソードをまとめさせて頂きました。

 

そして、この作品から学ぶべき一番大事なことは、不動産関係者の嘘に騙されないことと、誠実な不動産業者に出会うべきということです。

約1年前に経験した私の家探しにおいてはどうだったかと言うと、『嘘』とまで言えるかは分かりませんが、『真実・正解・最善』とはちょっと異なることを言われたことはあったかと思います。

私のそのようなエピソードについては、以下の記事にまとめています。

 

 

ドラマ版は漫画版(原作)からはかなり抜粋された内容かと思いますので、興味を持たれた方やこれから家を買う・建てる方は漫画の方も読んでみてください

 

 

 

また、ドラマ版NHKオンデマンド、もしくはU-NEXTから視聴できます。

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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ドラマ「正直不動産」から学ぶ家を買う上での注意点(前編)【家の購入】

 

こんにちは、やんともです。

 

もう最終回を迎えてしまいましたが、4月~6月でNHKにて「正直不動産」というドラマが放送されていました。

1年前に中古戸建てを購入した私は不動産取引に関心があり、このドラマは是非チェックしなければと思い毎週欠かさず見ていました。

 

このドラマ、フィクションながら不動産業界の闇を忠実に表した作品ということで、不動産取引の参考書として評判があります。

作中では不動産を貸す・借りる・買う・売るなど様々な立場におけるエピソードが描かれておりますが、私のブログのメインテーマは「中古戸建ての購入」ですので、ドラマの中で「持ち家の購入」に関わるエピソードを抜粋して要約させて頂きます

 

長くなるので前編後編に分けます。

 

今回は前編です。

 

1.「正直不動産」の概要
2.正直不動産(ドラマ)作中で家の購入に関連するエピソード
 ペアローン(第3話)
 周辺の施設(第4話)
 不動産を選ぶ際の極意は妥協する事(第4話)
3.最後に

 

 

 

1.「正直不動産」の概要

正直不動産は元々漫画が原作です。

主人公であり不動産会社営業マンである永瀬財地(ながせさいち)は、顧客に対して言葉巧みに嘘を並べてトップセールスマンとなっていましたが、取引きした土地に置かれていた石碑を壊したことにより、その祟りで嘘がつけなくなります

嘘がつけないことで思うように営業ができなくなりますが、なんだかんだ正直さが買われて実績を上げていくというストーリーです。

 

 

 

作中では不動産取引のエピソードの中で、嘘や詐欺の手口が紹介され、不動産業界の闇が描かれております。

第1巻では「不動産業界で真実は千のうち三つだけ」と言われており、本当に99.7%が嘘かは別としても実際にかなりの嘘が飛び交っているという話は聞いたことがあります。

 

 

今回取り上げるドラマ版は、今年4月~6月NHKで放送されており、主人公永瀬財地山下智久さんが演じています。

全10話しかないため、原作からするとかなり抜粋された内容ではないかと思います。

またNHKということもあって、あまりショッキングな内容はなく、ややマイルドに味付けされているような気もしました。

コメディタッチの演出ですので、不動産を抜きにしてもシンプルにドラマとして面白いです。

6月7日の最終回を以って放送は終了しています。

 

 

 

私は約1年半ほど前、家探しの準備をしている頃に正直不動産(漫画)の存在を知り、家探しの勉強のとして読んでおいた方がいいと知りつつ、1巻しか読んでいませんでした。

いい買い物だったかは別として1年前に家の購入を済ませ、不動産取引に強い関心を持っていたところに今回のドラマが始まりましたので、これは見るしかないということで、毎週チェックするようにしました。

 

これからドラマをご覧になりたい方は、NHKオンデマンド、もしくはU-NEXTからご視聴頂けます。

 

 

 

 

2.正直不動産(ドラマ)作中で家の購入に関連するエピソード

ドラマの中では、不動産に関わる様々な取引の様々なエピソードが出てきますが、この記事ではその中から『家の購入』に関するエピソードを抜粋して要約させて頂きます。

 

 

ペアローン(第3話)

3年前にペアローンマンションを購入した夫婦が、離婚を機にマンションを売却し、別の新婚夫婦がそのマンションをペアローンで購入するというエピソードです。

 

 

そもそもペアローンとは何か

家を夫婦の共有名義にして、夫婦2人の財力と信用2人分の住宅ローンを借りる制度です。

例えば我が家の住宅ローンは、夫である私のみが私の信用で借りられる範囲で借入れを行っていますが、ペアローンはそうではなく、夫も妻もローンを借りるようなものです。

 

 

ペアローンのメリットは、借入可能額が増えることです。

2人の信用で借入を行う訳ですから、2人分の借入れができます。

ドラマでも離婚した夫婦はともに高収入ということもあって、ペアローンで1億2千万円のマンションを購入していました。

 

 

一方で、ペアローンにはデメリットもいくつかあります。

まず、借入に必要な手数料・印紙代が2倍かかること。

これは比較的単純な話です。

 

 

次に、夫婦どちらかの収入が減った際もう1人への負担が大きくなるということです。

ちょっと古い考えかもしれませんが、子供がいる家庭(もしくは子供を作る予定の家庭)では夫婦どちらとも同じ収入を維持するということは容易ではないと思っています。

例えば、育児が大変になり奥さんが仕事を辞めて(もしくは簡単なパートに切り替えて)育児に専念した場合、奥さんの収入で支払うはずだった返済分を旦那さんが1人で支払うことになります。

夫婦はお互いに連帯保証人となりますから、銀行はいつでも旦那さんに返済を要求することができます。

元々どちらか1人では返済できない額を借りている訳ですから、2人分の返済は容易ではないはずです。

家計が火の車となり、最悪の場合は家を売却することになります。

 

単独ローン(仮に夫とする)の場合は、奥さんの収入が無くなっても旦那さん1人の収入で返せる可能性も高いですし、旦那さんの収入が無くなった場合はもちろん家計はきつくなりますが、収入が無くなった原因によっては団信などの保険で返済を賄ったり住宅ローンが棒引きになることもあります。

 

 

最後のデメリットは離婚時にリスクがあることです。

離婚して夫婦が一緒に住まなくなる場合、家は2つに分けることができないので、家は丸ごとどちらかの手に渡ります。(どちらかが家に残り、どちらかは家を出ていきます。)

そしてローンの残債はそのまま残りますので、家に残る方が全額を返済するか、家から出ていく方が住まない家のローンを返済し続けことになります。

 

どちらも住まないで家を売却する場合も、すぐに買い手が見つかればよいですが、買い手が見つからないもしくは安い価格でしか売れなければ残ったローンはどちらか一方、もしくは両方が返済し続けることになります。

 

共有名義であった家を単独名義に変更すれば、ペアローンとして借り続けることができなくなり、一括返済するか単独ローンを借り直す必要があります。

 

 

この話を聞いた私個人の感想としては、ダブルインカムか否かの前にシンプルに多額の借金を抱える話ですので、ペアローンはかなり慎重に検討した方がよいのではないかと思います。

正直不動産の作中では、マンションは無事に新婚夫婦の手に渡ったので、元の住人である離婚した夫婦は住宅ローンの清算をすることができました。

 

 

周辺の施設(第4話)

売り出し中の中古マンションが好立地と見せかけて、実は隣が幼稚園というエピソードがありました。

 

 

実は私の実家(戸建て)も隣が幼稚園です。

私が住んでいた時(高校まで)は園児たちが元気に走り回る時間帯は、私も親も兄妹も仕事か学校で家にいなかったので、ほぼ気にすることがありませんでした。

子供達の声を聞いたのは、期末テストで午前中で家に帰った時、もしくは大学時代に帰省して平日昼間に家にいる時です。

運動会シーズンはマーチングの練習でかなり大きな音が聞こえました。

ただ、当時はなぜかあまり迷惑に思うことはありませんでした

 

では、自分の子供が幼稚園に通う家の隣にその幼稚園が引越してきたらどうか

親である立場でこんなこと言っちゃいけないとは重々承知ですが、正直きついです

たまにだったり、大学時代の帰省中や定年退職後で心にゆとりがある時であれば苦にならないと思いますが、現役世代で心にゆとりがなかったり更に家でテレワークをしていると騒音に感じてしまうかなと思います。

(あくまで大人同士の都合であって、子供達には元気いっぱい遊びまわって欲しいというのは大前提です。)

 

 

幼稚園というのはあくまで一例ですが、一般的に購入した家の近くに公害となり得る施設があると言うことは十分あり得ます。

治安の悪化を招く施設もあるかもしれません。

しかも持ち家であれば容易にそこから離れることはできません

 

家や土地を探す際は、周辺の施設もよく調べておくことをお勧めします

まずはGoogleマップ衛星写真を見るだけでもかなりの情報が得られます。

更に、現地とその周辺を歩いてみれば、自分がここで生活していけるか、判断が付きやすいのではないかと思います。

 

ちなみに、正直不動産の作中で、幼稚園隣のマンションは「子供が大好き」という夫婦に購入されることになりました。

 

 

不動産を選ぶ際の極意は妥協する事(第4話)

主人公永瀬財地が中古マンションを紹介する際、マンションのデメリットを伝えたあとに「不動産を選ぶ際の極意は諦めること・妥協する事」と言っています。

全ての条件が完璧な物件は存在せずもし存在するなら不動産会社はその物件の価格を上げるはずだと言うことです。

 

 

これは全くその通りだと思います。

私も家を探す上で色々なことを妥協しました。

自分の希望を全て叶えようとすると、絶対に物件は見つかりません。

「自分の収入の範囲内で」とする以上、必ず限界はあります

掘り出し物もありません

 

ただ、自分が買える現実的なラインがどのあたりなのかは最初はわからないものです。

なので、まずは素直に自分たちの希望条件を書き出し、家探しを進める中で妥当な条件に精査していけばよいと思います。

 

 

ちなみに、私がどのような点を妥協したかを紹介しようと思いましたが、妥協点を探し出したらキリがなくなりました。

「都内の人気エリアの駅近に、広くておしゃれで最新設備が整った豪華な新築の家が欲しいか?」と聞かれれば、それはもちろん欲しいので、それに満たない部分が全て妥協点だと言ってしまえば、それが妥協点です。

 

 

3.最後に

今回は正直不動産の中で家の購入に関するエピソードの要約で前編を投稿させて頂きました。

次回後編では、ホームインスペクション価格が安い物件などのエピソードについてお話しさせて頂きます。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

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売主さんたちの売却理由 持ち家のリスクを考える!売家の欠点を見抜く!【中古戸建て】



こんにちは、やんともです。

 

私は今の家を購入するまでに、4件の中古戸建て物件を見学しましたが、当然ですが売り出し中の中古住宅には売主さん、すなわち前の住人さんがいます。(一度業者が買い取って再販されることもあります。)

そして、売主さんが家を売り出すからには、売却理由・住み替え理由があります

 

実はこの売却理由・住み替え理由、他人事ではなくこれから家を買う人にとって3つの大事な話にもつながります

  1. 持ち家を買う上での最大のリスクが「意図せぬ住み替え」であり、そのリスクを理解する教本となる。
  2. 中古住宅を購入する際、売却理由を知ることで物件の欠点を知ることができる。
  3. 中古住宅を購入する際、売却理由によって値下げのし易さが変わってくる。

住み替えや売却の参考として、本日は私が見学した物件の売却理由をお話しいたします。

 

1.持ち家最大のリスク「意図せぬ住み替え」
2.中古住宅を買う際は売却理由を知っておくべき
 ■売却理由から家の欠点を見抜く
 ■売却理由から値下げのし易さを見抜く
3.売主さんの売却理由を知るには
4.売主さんたちが家を売却する理由
 ■1件目:田舎へ帰る
 ■2件目:田舎へ帰る
 ■3件目:交通の便が悪いから
 ■4件目(今の我が家):子供が独立したから?
5.最後に

 

 

1.持ち家最大のリスク「意図せぬ住み替え」

住居に関する「持ち家VS賃貸」議論については過去に記事で触れています。

 

持ち家VS賃貸議論私の結論としては「人による」だと思いますが、長期間同じ家に住む可能性が高い人は持ち家の方が得だと考えています。

 

持ち家VS賃貸を議論する中で、私が考える最大の争点・持ち家最大のリスク「意図せぬ住み替え・予期せぬ住み替え」です。

最初から一時的にしか住まないと分かっている人や、色々な家(街)を転々としたいと言う人は迷わず賃貸です。

しばらくは同じ家に住む予定だけど子供が独り立ちした後などいずれ住み替えたいという人も、条件によっては賃貸が良いかもしれませんし、仮に持ち家を持っていても時間を掛けて計画的に売却できるならあまり大きな問題ではありません。

 

深刻な問題となるのは一生(もしくは長期間)同じ家に住むつもりでいたけれど、何らか望まぬ理由で住み替えを余儀なくされるケースです。

持ち家を売却するとなると損するケースが多いですし、すぐに売らなければならないとなると尚更条件は厳しいです。

多少安くても売れればまだいいですが、最悪は全く買い手が付かないというケースもあります。

売却せずに賃貸に出すという選択肢もありますが、こちらも希望する家賃で入居者が付かない可能性があるので、結局難しいです。

 

 

では、意図せぬ住み替え・予期せぬ住み替えとはどのようなケースがあるか。

  • 近隣にできた施設等により、日照権が失われたり騒音が酷くなったり治安が悪くなったりして、生活しづらくなる。
  • ご近所さんと揉め事があり、生活しづらくなる。
  • 自然災害に会い同じ家に住めなくなる。
  • 転職を余儀なくされ、同じ家から職場へ通えなくなる。
  • 子供の学校を変えなければならなくなる。
  • 離婚する。
  • 家族に不幸がある。

 

色々なケースがありますし、どれも明るい話ではありません。

転職もポジティブな転職であればよいですが、ネガティブな転職もあり得ます。

 

このようなリスクがあるからと言って持ち家は絶対に買うべきではないとは思いませんが、上記のいずれか1つ以上に遭遇する確率はそれなりにあると思いますし、いずれも完全にゼロにすることは難しいです。

ただし、もし自分たちの価値観において持ち家にメリットを感じるのであれば、上記リスクの確立を下げる努力をすればいいと思います。

ハザードマップを見て災害リスクの少ないエリアを探し、それでも避けれない災害リスクは保険で備える。

ご近所さんと良好な関係を築く。

離婚しないようにお互いを尊重した夫婦生活を送る。

など。

 

リスクを下げる努力をするためには、まずはリスクをよく知ることが大事かと思います。

 

 

2.中古住宅を買う際は売却理由を知っておくべき

中古住宅を買おうとする際、売主さんの売却理由は実は結構大事です。

なぜかと言うと、1つは売却理由を知ることでその物件の欠点を知ることができるからであり、もう1つは売却理由によって値下げ交渉の難易度が変わるからです。

 

 

売却理由から家の欠点を見抜く

まず、家を売却するととになった、即ち住み替えの必要が発生したということは、そこに住み続けられない理由が発生したという可能性があります。

その理由が家に関係ないことや売主個人の問題であればよいのですが、その理由が次の住人にも引き継がれる事象であれば要注意です。

例えば、

  • 家に欠陥があり生活しづらい。
  • 駅が通い、坂道が多いなど根本的に立地が悪い。
  • 近隣施設の公害により生活しづらい。
  • 治安が悪い。
  • 近隣に厄介な人が住んでいる。
  • 自然災害に会いやすい。

などです。

 

その事象が自分にとって許容できるものであればよいですが、そうでなければ基本的に購入を断念した方がよいかと思います。

許容範囲は住む人にも寄りますが、少なくとも1人(売主さん)はそこでの生活に耐えられなかった訳ですから。

もしくは、次で説明する通り、値下げ交渉の材料にして安く購入するかです。

 

 

売却理由から値下げのし易さを見抜く

中古住宅の購入は値下げ交渉が行われることが多いですが、売主さんの売却理由によって値下げが通りやすいか通りにくいかが変わってきます

簡単に言えば、「多少安くてもとにかく早く売ってしまいたい」という事情か、「すぐ売れなくてもいいから条件のいい買い手が付くまで待つよ」という状況かの違いです。

 

値下げしやすい売却理由の例として、

  • 離婚するから。
  • 相続した家を現金化したい。
  • 仕事の都合やトラブルでこの場所に住み続けられない。他の場所に住まなければならない。
  • 家、立地、周辺環境に欠陥や問題があり、生活しづらいから。

があります。

 

離婚や相続の場合は、長く持ち続けても固定資産税や維持費がかかるし、とにかく早く現金化したいということで値下げが通りやすいそうです。

家に欠陥があったり何らか住みづらい理由があれば具体的に指摘すると交渉の材料になると言われています。

 

一方で、売却理由ではありませんが、築年数が浅い物件は住宅ローンが多く残っているため値下げに応じてもらいにくいとも言われます。

「定年退職して田舎へ帰る」「子供が独立して小さな家に住み替える」は、売り急いではいませんがローンもあまり残っていないため、人によっては温情で値下げしてくれる場合もあるかと思います。

 

結局は、人気物件で売り手市場か不人気物件で売れ残っているかにはなってくると思います。

 

 

3.売主さんの売却理由を知るには

気になっている物件の売却理由を知るには、売主さんに聞くしかありません

不動産業界の方も、売却理由は買い手として聞く権利があると言われています。

 

見学で直接売主さんと会う場合は、直接本人に聞いた方がよいです。

買い手として聞く権利はありますが、礼儀は欠かさず「失礼ですが、売りに出している理由を教えて頂けないでしょうか。」といった感じで聞きます。

プライベートに踏み込んで不必要に深く聞くことは控えてください。

 

既に空家になっていて売主さんと直接会えない場合は、仲介業者経由で聞いてもらうようにしてください。

 

売主さんに聞く場合も仲介業者に聞く場合も、「教えられない」と言われた場合でも一度は「こちらも高い額を支払って長く住む立場なので、」ぐらいのことは言っていいと思います。

それでも教えてもらえない場合は引き下がるようにして、教えてもらえないという事情も考慮してその物件の購入を判断することになると思います。

 

私も見学の際は必ず売却理由を質問するようにしていました

どの売主さんも快く教えてくださいました。

ただし、最終的に購入した今の我が家だけは、既に空家で売主さんにお会いできなかったので質問できませんでした。

当時は気が回らず仲介業者へ聞くこともありませんでした。

 

売主さんは基本的には教えてくれますが、ウソをついたり真実を隠して答える可能性はゼロではないため、多少は疑ってかかり、違うルートで裏付けを取るなども必要かと思います。

 

私が見学した中古物件4件の売却理由は、次章で紹介したいと思います。

 

 

4.売主さんたちが家を売却する理由

私が家探しの間に見学した4件の物件については以下の記事にまとめています。

※新築建売りもあります。

 

このうち、中古物件4件の売主さんたちの売却理由を以下にまとめます。

 

 

1件目:田舎へ帰る

中古として最初に見学した物件です。

最寄駅は今の家と同じで、築11年の物件です。

 

見学の際は50代後半と思われる旦那様が対応してくださいました。

優しそうな方で、質問なども快く答えてくださいました。

 

売却理由は、

娘たち(3人)が独立するので、実家へ帰ろうと思っています。

とのことでした。

 

この時点ではまだお勤めされていて、定年が近いとも仰ってなかったので、早期退職されるのではないかと思います。

注文住宅を建てて10年ちょっとで売却される訳ですから、経済的には余裕があるのかと推測しています。

感覚的には値下げ交渉も多少は応じてくれるかなと思っていました。

 

その後数ヶ月は売れ残っていましたが、いつの間にか売れていました。

 

 

2件目:田舎へ帰る

今の家を購入した所からは少し離れたエリアにある、築20年の物件です。

※記事の1件目。


見学は60代中盤の旦那様が対応してくださいました。

石原軍団風の男前の旦那様で、既に定年退職済です。

 

売却理由は、

長野に住んでいる家内の親が体調を悪くして、時々看病に行くんだけど、何回も行くうちに私も長野も悪くないなと思っていてね。
20年前に建てたこの家、とても気に入っているので売る気はなかったんだけど、もしいい値段で売れるなら売りに出して、長野に移住しようかと思っている。

とのことでした。

 

1件目と同じく、田舎へ移住するパターンです。

子供さんたちも独立されています

恐らく、ローンは完済している、もしくは完済が近いと思いますが、お話しから分かるように家に対して強い愛着を持たれていてあまり値下げは期待できないかなという印象でした。

こちらの物件も、その後恐らく売れたものと思われます。

 

 

3件目:交通の便が悪いから

3件目は2件目の物件の近所で、今の私の家からは離れています。

所謂ローコストメーカーの建売りだった家で、わずか築2年で売りに出されていました。

※記事の2件目。

 

30代後半と思われる奥様が対応してくださいました。

こちらの奥様は、私はリビングにいますので自由に見て回ってくださいというスタンスで、こちらが気を遣わないようにしてくださったのかなと思います。

質問などは丁寧に対応してくださいました。

 

売却理由は、

最寄駅が快速が止まらないので、夫婦とも通勤の際に乗り換えが必要で不便でした。
主人の勤め先も変わり、通勤に便利なところに住み替える予定です。
次の家は今探し中です。

とのことでした。(ちょっとうろ覚えです。)

 

住んでみて不便さに気づくパターンです。

余計なお世話ですが、交通の利便性は事前に容易に調べられるので、このようなパターンはさすがに避けるべきかなと思います。

 

しかし、こちらのご夫婦、共働きで夫婦2人だけで4LDKの新築を購入し交通の不便さだけでわずか2年で住み替えですので、経済的には余裕があるのかなと思います。

 

奥様に「ご近所さんのことも聞いていいですか?」と尋ねると、かなり詳細に答えてくださいましたので、その感じからするとご近所さんとは円満にやられていたのかなと思います。

 

 

4件目(今の我が家):子供が独立したから?

最後は私が購入した家です。

築17年(見学当時)です。

 

この物件は私が見学した時点で既に空家になっており、売主さんと顔を合わせることもなかったため、売却理由を直接聞くことはできませんでした

また、機転が利かず見学を対応した仲介業者にも聞きませんでした

 

初めて売主さんと会ったのは売買契約を結ぶ際で、その後も売却理由をちゃんと聞くことはありませんでしたが、色々と話をする中でなんとなく予想はつきました。

売却理由は、

子供が独立(大学進学?)したので、利便性の高い駅前のマンションに引っ越すため。

ではないかと思います。

 

この方もお金持ちが故の住み替えです。

通常は元の家が売れてから次の家を購入するのですが、この方は売れる前から住み替えています

登記簿を見ると、住宅ローンも15年で完済しています。

そして引っ越し先のマンションについては私もよく知っているのですが、できたばかりの新築タワーマンションで、主要駅の目の前にあり、私が住んでいる市ではセレブの象徴のようなマンションです。

 

ちなみに、ご職業は大学教授で、全くの偶然ですが私の大学の恩師です。

 

 

5.最後に

今回は私が見学した中古物件4件の、売主さんたちの住み替え事情についてお話ししました。

4件とも基本的にはお金に余裕がありポジティブな理由での住み替えばかりでした。

 

ネガティブな事情で売り急いでいて、泥沼化した中古物件というものはありませんでしたので、そういった点で「この家買っても大丈夫かな?」と思うこともありませんでした。

家(建物)を見てもしっかりメンテナンスされた状態のよい物件ばかりでしたので、基本的に管理能力の高い人たちなのかなと思います。

 

 

ちなみに、私が購入した家について私は死ぬまで住むつもりです。

基本的には住み替えることは考えていません

ただし、予期せぬ住み替え・意図せぬ住み替えがあることは私も例外ではありませんので、今後どうなるかは分かりません。

特にローンを払い終わる30年後となると、本当に私自身も家もどうなっているかわかりません

そう考えると賃貸派の人の考え方も理解できますね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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三井不動産の建売り分譲住宅:ファインコートについて紹介【家探し】

 

こんにちは、やんともです。

 

私が購入した築18年の中古戸建ては、元々三井不動産レジデンシャルファインコートという建売り都市型分譲住宅でした。

 

建売りと聞くとあまりいい印象を持たれないこともありますが、今回は私が中古で購入したファインコートについて紹介いたします

 

1.建売り住宅について
2.ファインコートについて
 ■ファインコートとは
 ■特徴1:街づくり
 ■特徴2:家づくり
 ■特徴3:クオリティ
 ■ファインコートの坪単価について
3.私のファインコートとの出会いと、周辺エリアのファインコート
4.実際に中古のファインコートに住んでみて
5.最後に

 

 

1.建売り住宅について

私が家探し中に見学した物件については、以下の記事も併せてお読み頂ければと思います。

 

合計7件を見学しましたが、うち3件は新築建売りであり、残りの中古4件のうち2件も元々建売りの物件です。

中古2件のうち1件は最終的に購入した家です。

 

 

戸建てを検討する上で『建売り』と聞くとしばしば否定的に言われることがあります。

安かろう悪かろうという印象かと思います。

 

そのような印象が強い理由の1つは、所謂『ローコストメーカー』と呼ばれるハウスメーカーが手掛けていることが多いからだと思います。

私が見学した建売り5件(新築・中古)のうち4件もローコストメーカーでした。

ローコストメーカーについては以前も記事を書いておりますが、低価格で十分な品質を有しているというのが私の認識です。

 

必要な耐震強度や住宅性能は確保しつつ、可能な限りで合理化がされていますので、家が安く買えたり立地にお金をかけたりできる訳です。

もちろん、お金をかければよりよい家はできると思いますが、そこは個人の価値観に依る部分もあると思います。

 

 

一方、私が購入した家でありこの記事の本題でもある三井不動産レジデンシャルファインコートは、建売りでありながらローコストとは違う路線で、イクラス分譲住宅として提供されています。

 

イクラスと言いつつ、汎用的な設計を織り交ぜることで注文住宅と比べて合理化されており、同クラスの注文住宅よりはローコストです。

このような点も建売りが悪く見られる理由の1つかと思いますが、汎用的な設計ということは品質のバラツキも少なく、広い顧客に受け入れられる利便性の高い間取りになっているため、私はむしろ良いことではないかと思います。

 

ファインコートは、建物だけでなく土地についても比較的立地のよい場所が選ばれています

 

高所得者でありながらオリジナルの間取り・デザインにはこだわらず、完成されたいい家に住みたいという人や、家造りに時間をかけられない人向けなのかと思います。

 

 

ちなみに、ハイクラスと言っても私自身は高価な家を買った訳ではなく、同ブランドの中では安い方の物件で、かつそもそも中古なので普通の新築住宅以下の価格でした。

 

 

2.ファインコートについて

ファインコートとは

ファインコートは三井不動産レジデンシャルが提供する都市型分譲住宅です。

 

営業エリア首都圏です。

1970年に最初の分譲地が造られて以降、東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城700の分譲地12,000戸の住宅が造られているそうです。

 

一般の建売りとは異なり、外観、インテリア、間取り、だけでなく立地や街づくりにもこだわりが強いです。

坪単価については後述しますが、上位メーカーの注文住宅にも匹敵する価格です。

 

 

特徴1:街づくり

家だけでなく分譲地の街並み全体がデザインされています

分譲地内の道路、公園、家、並木、そして建物と敷地内の植木・草花も含めて景観美を創り上げています。

 

家々のカースペースも配置によって景観と利便性を高めているそうです。

 

また、道路の生活安全も考慮されていて、路盤材の工夫により道路の景観を良くするだけでなく、ドライバーの運転意識向上を図っています。

歩行者専用道路を取り入れた分譲地もあります。

 

HPの写真を見ても、街全体でかなりの高級感があります

 

特徴2:家づくり

間取りの特徴としては以下です。

  • オープンキッチン・対面式キッチン
  • LDK横に和室やDEN
  • リビングイン階段
  • 吹き抜け
  • 勾配高天井
  • 収納(ロフト、WIC、屋根裏、玄関収納など)

 

オープンキッチンローコストメーカーの建売りでも一般的であったりしますが、吹き抜けなどは注文住宅でないと手に入り難いこともあり、差別化が図られています。

 

実際に私が中古で購入した家がどのようになっているかについては後述いたします。

 

 

特徴3:クオリティ

立地については以下のこだわりがあります。

  • 主要路線の駅近、もしくはバスでアクセス可能
  • 商業施設、病院、公共施設等が近い
  • 公園などの自然環境にも近い
  • 一定の広さを確保
  • 権利関係が明確(隣地との境界トラブルを少なくする)
  • インフラが整っている(水・ガス・電気・通信等)

 

土地造成においては、過去にどのような用途で使われたかを調査しつつ、地盤調査スウェーデン式サウンディング試験)も行い造成や基礎工事の仕様を決めています

 

家の工法はツーバイフォー工法(枠組み工法)が採用されています。

ツーバイフォーについては以下の記事にも書いていますが、品質のバラツキが生じにくい工法です。

 

耐火性にも優れています。

基礎はベタ基礎です。

 

 

住宅性能については、

  • 耐震等級2相当
  • 断熱等級4相当
  • 一次エネルギー消費量等級5相当

となっています。

 

 

クオリティに関する記載については、やや引っ掛かるところがあります。

 

立地の中で、権利関係インフラについては当たり前ではないかなと思います。

 

また、地盤調査を実施しているという点についても、現在ではほぼ全ての家において着工前の地盤調査および必要に応じた地盤改良が義務付けられているのではないかと思います。

ファインコートではより繊細に調査されているのかもしれませんが、そこまでの記載はありません。

 

 

次に耐震性については等級2相当となっていますが、現在ではローコストメーカーにおいても等級3(主に在来工法)を見かけることが多いです。

これも、等級を補う何かがあって敢えて等級2としているのか?特に記載はありません

等級2相当の“相当”というのも、外部調査機関による正式な審査を受けていないということになります。

ただ、この“等級○相当”にはいくつかケースがあるらしいです。

①実際には等級に満たないケース。

②一般的な計算方法である「品確法に基づく計算」により実際に等級相当の強度を確保しているが、審査コストを抑えるために正式な等級取得は行っていない。

③「許容応力計算」により等級相当の強度を確保しており、一般的な品確法に基づく等級取得より高い強度を有しているが、コスト削減のため正式な等級取得は行っていない。

HPによるとファインコートは②に該当しているようです。

 

また、ツーバイフォー工法は元々品質のバラツキが少ない工法であり、過去の大地震においても倒壊件数が少ないと言われております。

一方で在来工法は元々品質にバラツキが生じ易く、ある程度の割合で強度に不安のある家が存在したそうです。

在来工法は正式に等級3を取得しないと耐震性が保証できないのに対し、ツーバイフォーはそれだけで十分な耐震性を有している可能性が高いということも耐震等級の方針に関係があるかもしれません。

 

 

断熱等級・一次エネルギー消費量等級についても”相当”となっています。

こちらについては詳しい記載はありませんが、実際に等級相当の性能を有していると信じたいです。

断熱等級4および一次エネルギー消費量等級5については、2022年3月までの法律ではそれぞれ最高等級となりますが、2022年4月から断熱等級5(同年10月からは等級6・7)一次エネルギー消費量等級6新設されます

ファインコートのHPについては2022年3月以前に作成されたものと思われますが、今後省エネ住宅にどのように対応していくか、注目したいと思います。

 

 

ファインコートの坪単価について

イクラス分譲住宅となっていますが、実際にどのくらい高価なのか坪単価が知りたいところです。

ネットで調べてみましたが情報が見つからなかったため、簡易的に計算してみました。

 

現在売り出し中の同ブランド分譲地周辺の公示地価を調べ、土地面積を掛けて土地代を算出。全体価格から土地代を差し引いたものに0.7を掛けて建物本体価格を算出し、建物坪数で割ります。

まず、東京都杉並区の物件で計算すると、98万円/坪でした。

 

え!?自分の計算が間違っていないか疑います。

上位メーカー数社の注文住宅並みです。

 

まあ、どこのハウスメーカー一律の坪単価ということはなく、建てる物件によって幅があるものです。

 

他に販売価格が公表されている分譲地で同様の計算を行ったところ、75万円/坪前後の物件が多く最安で50万円/坪の物件もありました。

正確な地価や物件仕様が分からないためあくまで推定にはなりますが、70万~90万円/坪程度がファインコートの坪単価ではないかと思います。

地価が高い分譲地ほど建物の坪単価も高く造られているように見受けられます。

 

 

3.ファインコートとの出会いと、周辺エリアのファインコート

私が今の家と出会った時のエピソードについては、以下の記事も併せてお読み頂ければと思います。

 

不動産サイトの物件ページに、ファインコートである旨が記載されていました。

元々ファインコートについては全く認知しておらず、物件を見つけた後も「なんとなくいい家らしい」ぐらいにしか認識していませんでした。

ファインコートについて真面目に調べたのは物件を契約した後でした。

 

 

1章でも書いた通り、ファインコートの営業エリア首都圏に限られています。

過去には東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城で分譲地が造られたようですが、現在売り出し中の分譲地は東京と神奈川のみです。

 

私が住んでいる千葉県内も今現在売り出し中の分譲地はありませんが、ネット上には過去には千葉県内で複数のファインコート分譲地が売られていた痕跡があります。

私の家から車で30分以内の範囲にも複数の分譲地が造られているようですが、詳しい情報がほとんど残っておらず正確な位置や売り出し時の価格はわかりません

 

そもそも、私の家が属する分譲地についてもあまり詳しいことは分かっていません。

 

ただ、私の家から歩いて10分ぐらいのところにもファインコートの別の分譲地があるようです。

ちょうど現在その分譲地の中古住宅が売り出し中であり、我が家と建てられた時期もほぼ同じ立地も似ているので、私の家の価値を知るのに非常に参考になります。

この物件については、別の記事で取り上げたいと思います。

 

 

4.実際に中古のファインコートに住んでみて

さて、私は実際にファインコートの家を購入し住み始めることとなりました。

2章でファインコートのコンセプトや仕様について紹介しましたが、実際に私の家はどうなのでしょうか?

 

 

まず、現在のHPに掲載されているイメージに一致するかと言うと、あまり一致しません

私の家を見てファインコートのHPを見ると、全く別物ではないかとも思います。

 

これについては、まずHPのメインページに掲載されるのがファインコートの中でも特に高級な分譲地であるのに対し、私が住んでいる所が同ブランドの中でも下位の分譲地であることによるギャップではないかと思います。

 

あとは、18年前の物件現在売り出し中の物件ではコンセプトや仕様に多少なりと変更があるでしょうし、流行りも取り入れていると思います。

なので、同じファインコートでもHPのイメージとは乖離が出るのかと思います。

 

 

もう少し具体的にHPの掲載内容と私の家を比べてみます。

 

まず街づくりについて。

HPの写真のように道路も含め街全体がお洒落という感じはありません

そもそも、私のところはそこまで大きな分譲地ではなく、ほとんど既存の公道からアクセスできます。

私道もあるのですが、公道から20mぐらいの私道に家が6件紐付いているだけですので、何か色を付けられるほどの私道ではありません

そうは言っても、家自体もそれなりのデザインではありますし、各家の外構には植木や草花も充実していて外観の良い住宅地ではあります。

 

 

次に家づくりについて。

キッチンはオープンキッチン・対面式キッチンではありません

ここは建てられた時代の流行もあるのかもしれませんが、18年前なら対面式キッチンもそこそこメジャーだったのではないかとも思います。

 

LDK横には和室があります

と言っても、今風の小上がりになった和室ではなく、戸建てによくある客間のような感じです。

DEN(書斎)はありません

 

リビングイン階段はありません

階段を上がるには一度廊下に出る必要があります。

ここは完全に時代の流行りかと思います。

 

吹き抜けもありません

これも半分は時代の流行りだと思います。

ただ、私と同じ時期に建てられたのファインコートでも、もっと高価な物件は吹き抜けがあるのではないかとも思います。(あくまで私の想像)

 

勾配高天井は我が家にもあります

寝室はHPの写真のようになっていて、確かにちょっといい寝室に見えます。

ただ、断熱性や防音性で不利ではないかと思いますので、私としては普通の天井がよかったかなと思います。

 

収納についっては、我が家にもたっぷりあります

玄関収納床下収納も多いですし、ダメ押しの納戸(3帖)は非常にありがたいです。

 

 

そしてクオリティについて。

立地は、まあHPに謳っている通りかなと思います。

交通についても不便なところではありませんし、公園などの自然もあり、いい住宅街だと思います。

スーパーなどはもう少し近くに欲しいなとも思いますが、一般的にそこまで不便と言うレベルではありません

 

 

建物については、ツーバイフォーであることは私の家にも該当しています

基礎もベタ基礎です。

 

耐震等級については正確には不明ですが、恐らく我が家も等級2相当ではないかと思います。

あくまで素人の感覚ですが、これだけしっかりした壁がこれだけの密度で組まれていれば、多少の地震では倒壊しないだろうと思っています。

 

断熱性についても正確なことはわかりませんが、正直断熱性が高いとは思いません

冬場は寒いです。

ただし、定量的に断熱性が示されている訳ではありませんし、他所の家と比較した訳でもありませんので、案外これでもいい方ではないかとも思っています。

 

色々といい所も悪い所もある家ですが、私の家探しにおいて新築・中古7件の物件を見た中で、「この家が一番立派な家だな」と思ったのは正直な感想です。

最近のローコストメーカーは安価な資材で軽くて頑丈な家を造っているのに対し、この家はしっかり重厚感のある家だと感じました。

あくまで私の感想です。

 

 

ちなみに、同じ築18年のファインコートに新築時から住んでいる我が家の近隣の皆さんはどういう人達かというと・・・

恐らくそれなりに稼がれているのではないかと思います。

外車に乗っている人も多いですし、会社でそこそこの地位にいそうなお顔もされています。

私の家の売主(前の住人)さんも大学の教授で、ローンも早めに完済し今は駅前のタワーマンションに住んでいます。

間違いなく私が一番お金持ってないですが、いじめられずには過ごしています。

 

 

5.最後に

ファインコートについてまとめると

  • 三井不動産レジデンシャルのハイクラス都市型分譲住宅
  • 営業エリアは首都圏
  • 家づくりだけでなく街づくりも含めてこだわった開発がされている
  • 推定坪単価は70万~90万円

 

ただ、家づくりのクオリティについてはHPを見る限りではあまりパッとしない部分もあります

HPでは表現しきれていないこだわりがあるのではないかと思いますが、是非その辺りもわかるように掲載して頂きたいです。

 

また何度も言いますが、ファインコートはハイクラス分譲住宅ですが、私自身は決して高価な家は買っていません

ファインコートの中では下の方のランクですし、中古でかなり安くなっていました。

 

 

ちなみに、ファインコートの物件について詳細情報を得るためには、サイト内で専用アカウントを作る必要があります。

今回私はアカウントの作成までは行っていませんので、あくまで一般公開された情報のみで記事を書いています。

 

もしマイホームを検討中の方でファインコートに興味を持たれた方は、HPから専用アカウントを作ってみてください。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

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入居時に購入したエアコン Panasonic/Jシリーズ【アイテム紹介】

 

こんにちは、やんともです。

 

だいぶ気温が上がって、初夏と呼べる季節になってきました。

今はまだ昼夜とも窓を開けると心地よい風が入ってきますが、もう少しするエアコンをつけないと耐えられなくなってきます。

 

私の家は昨年7月の入居の際に2台のエアコンを購入しました

2台とも同じ機種で揃えました。

 

本日は我が家で購入したPanasonicのエアコンについて紹介いたします。

 

1.我が家のエアコンたち
2.機種選びの条件
 ■帖数
 ■スマホ操作対応
 ■フィルターお掃除機能
 ■省エネ性能
3.購入した機種(Panasonic/Jシリーズ)
 ■機種の決定
 ■室外機の設置
 ■エアコン性能
 ■スマホ操作機能
4.最後に

 

 

1.我が家のエアコンたち

中古で購入した我が家には現在5台のエアコンが設置されています。

 

リビング前の家から持ち込んだエアコンをつけています。

正確には、7年前に結婚と同時に購入して大分の社宅で使っていたエアコンですが、マイホーム購入前に住んでいたマンションは備え付けエアコンがあったため、直前の約2年半は押入れの奥で眠らせていました

 

機種は

三菱電機霧ヶ峰/MSZ-W404S-W

です。

 

 

14帖用でリビングをしっかりカバーしてくれます。

ムーブアイという人感センサーが付いており、人のいる場所に風向きを調整してくれます。

 

 

1階和室2階子供部屋(今は空き部屋)は売主さんが残していったエアコンが付いています。

機種は、

SANYO / SAP-YD25C(1階和室)

TOSHIBA / RAS-2252SV(2階子供部屋)

です。

 

築18年のこの家と同世代で、20年近く前のものです。

エアコンの効きはだいぶ怪しくなってきました。

入居前にエアコンクリーニングを頼みました。

 

 

2階のテレワーク部屋は元々エアコンは付いていなかったので、入居前に購入しました

 

2階寝室も元々付いていませんでしたので、売主さんがリビングに残していったエアコンを寝室へ移設させました

引渡し前に動作確認を行った際は冷たい風が出たような気がしたのですが、入居して寝室で寝始めてすぐ、部屋が冷えていないことに気が付きました

エアコンからは常温の風しか出ていません

エアコン業者にガスの再充填をお願いしましたが改善せず、諦めて買い直すことにしました

移設費用、クリーニング費用、撤去費用無駄な出費になってしまいました。

 

と言う事で、エアコンは2台購入することになり、先に購入していたテレワーク部屋用エアコンが特に問題がないので、同じものをもう1台購入しました。

機種は、

Panasonic/Eolia/CS-J221D

です。

 

 

 

次章で機種選びや使ってみた感想をお話しいたします。

 

 

2.機種選びの条件

正直、メーカーや機種にはあまりこだわっていませんでした。

元々はテレワーク部屋のみの予定でしたので、機能も最低限でよく、大手メーカーでとにかく安い物をと考えました。

その中で機種選びの条件として設定したのは以下の項目です。

 

 

帖数

先に付けたテレワーク部屋が5.4帖なので、市販品で最小の6帖用にしました。

追加で付けることになった寝室は7.4帖ですが、市販のエアコンの帖数は過小に設定されているという話をよく聞きますので、寝室も同じ6帖用にしました。

 

 

スマホ操作対応

最もこだわったのがスマホ操作対応ということです。

なぜこだわったのか、スマホ対応の何がよいのか後述いたします。

 

Panasonic下位機種の1シリーズ(Fシリーズ)を除いて全ての機種がスマホ対応(無線LAN内蔵)です。

三菱HITACHIダイキン一部下位機種を除いてスマホ対応となっており、またいずれのメーカーも、無線LANが内臓されていない機種も別売りの無線LANを付けることでスマホ対応とすることができます

 

 

フィルターお掃除機能

これはむしろ付けない方向でこだわりました

と言うのも、家電系のYouTube動画では高確率で付けるべきでないと言われているからです。

そもそもどういう機能かと言うと、エアコンのフィルターについたホコリを搔き集めて、一箇所にまとめてくれる機能です。

現在我が家のリビングに付いている7年前に購入したエアコンにはこの機能が付いていますが、ほとんど役立ててはいません

年に数回フィルター掃除するので、それでよいのではないかと思います。

 

また、エアコンクリーニングを依頼する際にこの機能があると金額が高くなります

私が入居前に依頼した業者は、

お掃除機能なし:12,500円

お掃除機能あり:20,000円

でした。

 

Panasonic3シリーズでフィルター掃除機能なしがありました。

他メーカーも下位機種で同機能なしの物があります。

 

 

省エネ性能

省エネ性能はなるべく高いものがよいので、APF値は気にしていました。

APFとは、消費電力1kWhあたりの冷房・暖房能力(kWh)を表した指標です。

目安としてはAPFが6~7以上だと高スペック省エネエアコンと言えるそうです。

 

私もAPF 6以上を条件として考えていましたが、高価な上位機種は買えないため結局5.8のものを購入しました。

 

 

3.購入した機種(Panasonic/Jシリーズ)

機種の決定

近くのヤマダ電機へ行き、前章の条件を満たしなるべく安価な機種を探したところ、

Panasonic/Eolia Jシリーズ/CS-J221D(2021年モデル)

という機種が目に付きました。

※2022年モデルはCS-J222D。

 

 

これにしようかなと思って展示品を見ていたところ、店員さんから声を掛けられ、ちょうどこの機種を勧められました

店員さんが勧めてくると言うことは、早く売り捌きたい事情があるのかなとも思いましたが、勧められる前に自分で選んだ機種ではあるので、これに決めました。

 

先に1台購入し、追加で寝室でも必要になった時は何も考えず同じものを購入しました。

 

本体価格は約65,000円、プラス取り付け工事費等が約20,000円かかりました。

 

 

室外機の設置

後に付けた寝室の方はすぐ隣にベランダがあり、室外機を置くスペースは確保できます。

 

一方テレワーク部屋の方は、1階までホースを伸ばして地上に室外機を置きます

ここが家の正面から裏(庭)へ回る通路になるのですが、元々狭い通路に室外機(1階和室分も併せて2台)を置いて大人がやっと通れる狭さになってしまいました。

この通路の狭さはなんとかしたいのですが、どうすることもできません。

 

 

エアコン性能

実際使ってみて、エアコンの効きは問題ないです。

冷房・暖房ともに気体通りのエアコンです。

 

 

スマホ操作機能

一方、やはり便利なのがスマホからの操作です。

この機能を使うには自宅にWi-Fi環境が必要です

スマホにはアプリをインストールしますが、複数台のスマホから複数台のエアコンを操作することができます

 

どのような時に便利さを感じるかと言うと、

①部屋へ足を運ぶことなく、予め起動させてエアコンを効かせておくことができる。

スマホは常時身に着けているので、リモコンを探したりリモコンに手を伸ばす必要がない。

③就寝時は私と妻で寒暖の感じ方が違うため、それぞれの都合でエアコンの操作を行う必要があるが、2人ともリモコンを手元に置いておけるため便利。

です。

 

各社スマホ対応エアコンはあると思いますが、同じメーカーで揃えれば1つのアプリで複数台のエアコンを操作できるので、更に便利になります。

 

とにかく、家中のエアコンをスマホ対応にしたいぐらい便利だと感じています。

 

 

4.最後に

今回はマイホーム入居時に購入したエアコンについて紹介させて頂きました。

 

家電芸人さんや家電系YouTuberのように各メーカーごとの様々な機能・性能を比較した話ではありませんが、特にこだわりなくシンプルにエアコンが欲しいと言う方にはPanasonicのJシリーズはお勧めです

 

 

ちなみに、エアコンが部屋の空気を冷やしたり温めたりするためには『ヒートポンプ』という装置が使われていますが、このヒートポンプの原理やヒートポンプの何がすごいかについては以下記事で解説していますので、ご興味があれば読んでみてください。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

筆者(やんとも)とこのブログについての紹介です( ^ω^)b

 

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お庭の総集編!小石を敷き詰めて完成?【DIY】

 

こんにちは、やんともです。

 

我が家には小庭があります。

庭と言っていいか怪しいぐらいの本当に小さな庭です。

 

家を購入してから1年弱、この小庭には色々と手を加えてきましたが、先日まだ手付かずだった範囲に小石を敷き、取り敢えず庭は完成か?と思える状態になりましたので、ご紹介させて頂きます。

 

1.小庭のスペック
2.これまで小庭に行ってきたこと
 ■人工芝を敷いてぬかるみ対策
 ■ロッカーの設置
 ■手洗い場(立水栓)の設置
 ■ミニ砂場を設置
 ■植木の剪定
 ■物干し竿を設置
 ■水が抜けるサンダル
3.手を付けていなかった部分に小石を敷き詰めた
4.最後に

 

 

1.小庭のスペック

我が家は玄関が北向きにあり、南側に小庭があります。

都心ほどではありませんがこの地域も狭小住宅街ですので、小庭の幅は1~3mほどしかありません。

 

リビングの窓から小庭に出るとすぐにお隣さんの敷地との境界があり、更に境界からお隣さん家の建物までもすぐですので、圧迫感もあります。

小庭に寝転んで空を見ると、建物の谷間に居る感じです。

日当たりも良くないです。

 

普通の人が想像する戸建ての庭からすると庭とは言えないような小庭ですが、こんなものでもあると嬉しいものです

子供を遊ばせることもできますし、小さなテントやビニールプールを広げることもできます。

テーブルを出して家族で食事したこともあります。

子供もまだ5歳と0歳ですので、この小庭も当分は活躍してくれると思います。

 

 

2.これまで小庭に行ってきたこと

前章で書いた通り小庭があることはいいことで、しっかり活用していきたいのですが、家を買った時点でこの庭は荒れ放題でした。

新築時は天然芝が植えられていたと思われますがほとんどが枯れ果てていて、代わりに雑草が生い茂っていました。

そして、その雑草を抜くと今度は土がむき出しになり、雨が降るとぬかるんで大変でした。

そのため、入居して10ヶ月の間にDIYでぬかるみ対策をしつつ、色々なアイテムを置いて小庭を使い易いようにしてきました。

これまでに行ってきたDIYとアイテムの紹介をさせて頂きます。

 

人工芝を敷いてぬかるみ対策

小庭のメインの部分に人工芝を敷いてぬかるみ対策を行いました。

 

敷設の方法としては、まず防草シートを敷き、その上から人工芝を敷きます。

防草シートと人工芝はピンを打って留めます。

広く障害物のない土地であれば簡単な作業ですが、うちの小庭は狭いし土地の形が複雑だし、おまけに植木などの障害物もあるため結構大変でした。

 

 

人工芝の敷設については下記の記事に載せています。

 

そもそもなぜ人工芝なのかと言うと、

天然芝を植える場合

・根付かせるのが難しい。

・手入れしないと枯れる。

・ただし、初期投資は安い。

 

小石を敷き詰める場合

・地面のレベルを下げるのが大変。

・裸足で歩くと痛い。

 

ということで、初期投資は高いが一度敷けば長持ちする人工芝を採用しました。

これがなかなか大当たり、地面が人工物なのでテラスやウッドデッキと似た感覚で、足の汚れもあまり気にせずリビングから出入りできます。

非常に快適です。

 

ただし庭木の落ち葉が溜まると掃除が大変です。

 

それでもとにかく、人工芝はおススメです。

 

 

ロッカーの設置

DIYしたり庭仕事したりするのに道具をしまっておく収納が必要、と言うことでアイリスオーヤマミニロッカーを設置しました。

 

 

プラスチック製なので軽くて組み立て易く、お手頃価格です。

扉の造りは正直安いっぽい感じはしますが、1年近く使って問題はありませんし、金属の本体ではないので錆びて扉が開きにくくなることもありません。

 

 

手洗い場(立水栓)の設置

元々立水栓はありませんでした。

地面に埋まった散水栓だけありましたので、必要な時はホースリールを繋いで使っていましたが、やはり手を洗ったりすぐに水が使えるようにしたいということで立水栓を設置することにしました

 

最初はDIYで造ろうかと考えていましたが欲しい材料が売られてなく、代わりに立水栓と流しが一体となった下の商品が見つかったので、これを置くことにしました。

カクダイどこでも流しです。

散水栓もしくは何らかの水源が必要で、蛇口、ホース、ホースクリップなども別で準備する必要があります。

 

 

これも本当に設置してよかったと思います。

すぐに手を洗えることが便利で、庭で遊んだ後はもちろん、公園などで遊んで帰って来た後も室内の洗面所で洗う前に外で泥などを落としてくることができます。

汚れた靴なども浴室で洗わずに外で洗っています。

 

先日息子はこれの流し部に水をためて腰まで浸かって水遊びしていました。

 

設置が簡単なのでこちらもおススメです。

 

 

ミニ砂場を設置

コロナウイルスの感染拡大で今年2月頃息子の幼稚園が休園になりました。

私は仕事、嫁は昨年末生まれた娘の世話で平日は公園などにも連れて行けません。

そこで、息子が好きな砂場を造ってあげることにしました。

 

と言っても、ただでさえ小さな庭にまともな砂場など造れませんので、超ミニサイズの簡単な砂場です。

35Lのタフブネ砂場用の砂を買ってきて入れただけです。

 

 

まあ当然息子の満足度も低いようで、あまり活躍する機会はありませんが、また何らかの理由で庭で退屈潰しをさせなければいけない時は武器の1つになるかなと思います。

息子はそろそろ砂場卒業かもしれませんが、娘がこれから砂場デビューしますので。

 

 

植木の剪定

これは庭の手入れの話ですが、時々伸びた植木の剪定を行います

大きな木が生えている訳ではありませんが、伸びっぱなしにしておくと密林に見えなくもない程度になります。

 

手が届く所は刈込み鋏で切ってきます。

パワフルでそこそこ太い枝も切れるのでお気に入りです。

 

植木屋さんではないので仕上がりは最悪ですが、さっぱりできればOKです。

 

手が届かない所は高枝切り鋏で切ります。

お隣さんの敷地まで伸びた枝を切った時の話を、下の記事に載せています。

 

 

植木の剪定は、今後も年に数回はやり続けなければなりません

根元から伐採するという選択肢もありますが、外部からの侵入防止や目隠しに植木が役立っているので、取り敢えず残しておく予定です。

 

 

物干し竿を設置

普段洗濯物はベランダに干すか、雨の日は浴室乾燥機を使っていますが、昨年末に2人目の子供が生まれてからベランダの物干し竿が限界を迎えつつありました

そこで、予備として庭でも洗濯物が干せるように物干し竿を設置しました。

 

設置したというより、ベランダの手摺からロープを垂らして物干し竿を吊り下げているだけです。

固定されていないので非常に使い難いですが、洗濯干しのバックアップとして活躍しています。

 

 

水が抜けるサンダル

アイテム紹介ですが、小庭で使っているカインズ水が抜けるサンダルはお勧めです。

底面に穴が空いた作りになっているので水がかかっても溜まらずに下に抜けてくれます。

乾くのも早いですし、水だけでなく砂埃も溜まり難いので裸足で履いて不快に思うことがありません。

 

 

3.手を付けていなかった部分に小石を敷き詰めた

前章で書いた通り小庭には色々な改良を施してきました。

しかし、人工芝を敷いていない部分(写真の奥の方何も手を付けていませんでした

※どう見ても庭と言うか通路ですが、我が家ではという認識です。

 

いつかどうにかしたいと思っていましたが、お金もかかるし、僅かに残った天然芝と生い茂った雑草でぬかるみ防止になっていたので、しばらくそのままにしておくつもりでした。

ところが、ゴールデンウイークに私と息子がキャンプに行っている間に、嫁の実家のお義母さんが良かれと思って雑草を抜いてしまい、土がむき出しになってしまいました。

このままでは雨が降った後は歩けないと思い、この部分にも手を付けることにしました。

 

 

ぬかるみ対策はいくつか方法がありますが、今回は小石を買ってきて敷き詰めることにします。

なぜ人工芝にせず小石にしたかと言うと、

  • 全面人工芝にすると花火をする場所がなくなる。
  • 人工芝は気軽に遊べて良いが、土などを上げないように神経質になってしまう。汚れた靴でも気軽に庭に入れるよう、表につながる通路側は人工芝以外にしたい。

という理由です。

 

カインズ1袋(10kg)450円ガーデンストーン(イエロー)20袋ほど買ってきました。

 

残っている芝や雑草を抜いて表面の土を少し取り除いてレベルを下げて小石を敷き詰めました

土さえ取り除けば人工芝より楽です。

 

嫁からも文句が出なかったのでOKです。

写真奥の方が表へ続く通路になっていますので、外から汚れて帰って来た時は奥の方から人工芝の手前(手洗い場の前)までそのまま入ってきて、手洗い場で汚れを落として玄関に戻ったり、そのまま庭からリビングに上がったり、靴を洗ったりします。

 

 

4.最後に

小庭に関しては約1年かけて改良を行ってきましたが、今回小石を敷いたことで更に使い勝手がよくなりました

これ以上不便なところはないですし、小さい庭にこれ以上できることもありませんので、小庭はこれで完成でよいかなと思っています。

私としては満足度は高いです。

 

 

最近は気候も良くなってきたので、黄昏時には娘(0歳)を抱いて外の風を浴びています

息子(5歳)は狭い庭で裸足でボール投げの練習ができます

 

子供だけで楽しんでいる時も、庭であればあまり気を張って監視する必要もないので私は人工芝の上に座ってのんびりしています

こういう時、この家を買ってよかったなぁと感じます

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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