中古×戸建て マイホームブログ

教育資金や老後資金を残しつつマイホーム生活を夢見る30代会社員やんともが、千葉県内に中古戸建てを購入し、リフォームしたりDIYしたりで堅実にマイホームを手に入れるまでの話です。

住宅診断(ホームインスペクション) 家の不具合探しはプロに任せる【マイホーム探し】

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こんにちは、やんともです。
中古戸建てを購入しマイホーム生活を始めました。
家探しの体験談を綴っていきたいと思います。


今回は家の不具合・瑕疵を見つけてくれるプロの住宅診断(ホームインスペクション)についてお話しします。
こちらも前回の近隣住民調査と並んで中古物件探しにおいては非常に重要です。

 

ポイントとしては「建物の瑕疵は自分で探さずに住宅診断士に探してもらう」です。

 

ただし事前のお断りとして、私自身も購入前には住宅診断をやるつもりでしたが、結局最後までやることはありませんでした。理由は後述します。

 

内容は以下です。

1.住宅診断の重要性
2.住宅診断のやり方
 ■基本的な流れ
 ■診断を行うタイミング
 ■診断の内容
 ■金額
 ■リフォーム業者による住宅診断
3.最後に

 

 

1.住宅診断の重要性

家探しにおいて新築ではなく中古を選ぶ際に最も気になることの1つとして、「中古の家って本当に大丈夫なの(・_・?)古くなって劣化してないの?倒壊しないの?不具合は起きないの?」という点があると思います。

確かに中古の場合、新築と違って経年による劣化があったり元の住人の使い方・メンテナンスの仕方により建物の状態が悪くなっている可能性はあります。

新築も不具合がない訳ではないですが、新築の場合は10年保証が義務付けられているのに対し、中古の瑕疵担保期間は3ヶ月のみです。

よって、建物に瑕疵があればその物件の購入は避けるか、補修費用を見越した上で購入する必要があります。

しかしこれも見学時に自分で見つけようとするとかなり難しいです( ̄□ ̄;)!!

例えば、傾きがないか調べるのにビー玉を持参して床に置いてみる人もいるらしいのですが、仮にビー玉が転がったとして、それがどの程度致命的でどの部分をどのように補修すればよいか、補修にいくらかかるかまでは分かりません〇ΞΞ

なので、自力での瑕疵探しは売主さんに口頭で質問してみる程度でやめておいた方が無難です。


代わりに瑕疵を見つけてくれるのがプロの住宅診断(ホームインスペクション)です!

一級・二級建築士が在籍する住宅診断専門業者が、実際の建物を見たり床下に潜ったりして家の瑕疵を見つけます。
併せて、耐震補強の必要有無や、間取り変更のためにどの程度の補強が必要かなども教えてくれます。

住宅診断は普通に払えないほど高い費用でもありませんが、決して安い額でもありませんので、全ての物件に対して実施しようとするとちょっとしんどいです(ーー )
なので、見学などを通して自分の条件に合う物件を絞って、購入したいけど建物の状態が気になるという物件に対してのみ実施すればよいかと思います。

 

ちなみにこの住宅診断は、中古や戸建てだけ行うものではなく、新築物件でも診断することもあるそうですし、マンションに対してもできるそうです。

 

2.住宅診断のやり方

基本的な流れ

基本的なやり方としては、住宅診断会社を探して依頼を出し、仲介営業マンを介して売主さんの日程を調整してもらい、当日診断士といっしょに家を訪問して診断を行ってもらうだけです。

住宅診断会社はGoogleで「○○市 住宅診断」などと検索すれば、複数社見つかるのではないかと思います。

先に家の図面を送って、事前打合せをする業者もあるようです。

 

診断を行うタイミング

住宅診断を実施するタイミングとしてはいくつかのパターンがあります。

①物件見学の際に同席してもらう
②物件見学~契約(申し込み)の間で別途日程を決めて行う(基本はコレ)
③契約後~リフォーム前に行う

 

①物件見学の際に同席してもらう

このパターンだと見学と住宅診断を一度にできるので物件を訪問する手間は一度で済みます。
しかし、一度物件を見学してみないと本当に購入したい物件かわからず、見学してみた結果全く買う気にならなければ診断費用が無駄になりますのであまりお勧めはできません。

 

②物件見学以降~契約(申し込み)前に別途日程を決めて診断を行う

基本的にはこのタイミングで診断を行うのがよいです。
見学の際は自身と営業マンのみで訪問し、その後住宅診断士に依頼して売主さんと再度日程調整を行い、改めて診断士と共に物件を訪問します。

診断結果を以って買うか買わないか、もしくはいくらなら買うかを決めればよい訳です。

このパターンのデメリットは「買いたい」と思ってから診断結果見て本当に購入を決断するまでに時間を要することです。
優良物件であればこの間に他の買い手に物件を取られてしまう可能性もあります。

 

③契約後~リフォーム前に診断を行う。

このパターンは住宅診断の結果を購入の判断に用いるのではなく、「購入することは決めているが住む上で家の状態は把握しておきたい」という場合や、「リフォームでどこまでやればよいかを判断する」という場合に使います。

もちろん、診断の結果重大な瑕疵が見つかった場合に購入のキャンセルができない(違約金がかかる)ので、できれば②のパターンで実施した方がよいです。

ただし、優良物件で複数の買い手が狙っている場合、診断結果を待っていると先に契約されてしまう可能性がありますので、このパターンで購入を進めることもあります。
ここは自身で判断することになります。

 

診断の内容

診断の内容については、事前に診断士と打合せすることになるかと思いますが、致命的(補修にお金がかかる)と言われているポイントは4つです。

 ・建屋の傾き
 ・シロアリ
 ・雨漏り
 ・外壁塗装

最低この4つは見ておきたいところですが、どこを見るかによって金額が変わってくる業者もあります。

 

金額

金額はおおよそ5万~15万円です。
私が家探しをしていた千葉県では、上記4つのチェックポイントを見る場合10万円前後が多かったです。

 

リフォーム業者による住宅診断

購入後にリフォームを行う場合、リフォーム業者が見積りのために建物を調査します。
その際に瑕疵がないかも併せて見てもらうという方法もあります。
私が最終的に住宅診断をやらなかった理由の1つはこの方法で済ませようと思ったからです。

ただし、注意点としては、

  • 建物のプロではあるが住宅診断のプロではない。
  • リフォームの見積り自体は無料であり、かつそのリフォーム業者に発注するかもわからない中で、真面目に診断をやってくれるかは分からない。
  • リフォーム業者はあくまでリフォームを発注してもらって売り上げになるのでそのために都合のよいことを言われる可能性がある。
    家を購入してもらわないとリフォームも発注してもらえないので、家の購入を控えるような瑕疵は隠す可能性がある。
    逆に家を購入した後であれば、多くの工事を発注してもらうために大したことのない欠陥も大袈裟に悪く伝える可能性がある。

というデメリットがあるので、あくまで専門の住宅診断士に頼むのがベストです。

 

3.最後に

冒頭でも書きましたが、私は家を購入する上で最後まで住宅診断をやりませんでした(^^;
前回の近隣住民調査に引き続き、散々重要性を謳っておきながら自分はやっていないという矛盾です・・・

やらなかった理由としては、

  • 不動産仲介会社が独自の保証制度(2年保証)を持っており、その制度を適用するために仲介会社が建物の事前調査を行っていた。
  • リフォーム業者に最低限は見てもらった。
  • 他の買い手に先を越されるのではないかとの不安があり、覚悟の上で契約を急いだ。
  • ハウスメーカーがある程度信頼できるメーカーであり、かつ物件の使用感やメンテナンス状態もよく、大きな瑕疵が存在する可能性は低いと考えた。

どれも考え方としては甘いなと思いますが、特に3つ目の理由で住宅診断をスキップしました。

ただ、タイミングさえ問題なければ本当に住宅診断をやる予定はありました。
本当に買いたい物件であれば10万円程度は必要経費だと考えていました。

 

本件もやはり、今後住んでいて欠陥が見つかることがあれば住宅診断をやっておけばよかったと後悔することになると思います(´;ω;)

また、住宅診断の実体験をブログで語ることができなかったことも残念な点です。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

 

中古戸建てをメインに『家探し』の記事を書いています。
是非読んでみてください(^^)

 

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