中古×戸建て マイホームブログ

教育資金や老後資金を残しつつマイホーム生活を夢見る30代会社員やんともが、千葉県内に中古戸建てを購入し、リフォームしたりDIYしたりで堅実にマイホームを手に入れるまでの話です。

火災保険・地震保険 もしものために家に保険を掛ける【火災保険】

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こんにちは、やんともです。
中古戸建てを購入しマイホーム生活を始めました。
家探しの体験談を綴っていきたいと思います。

 

持ち家を持った際に家に掛ける保険が火災保険です

火災の他に様々な自然災害による家の損害に備えることができます。

地震・噴火・津波による損害に対しては火災保険では補償することができないため、別途地震保険に加入します

そのような火災保険・地震保険について、加入する際に必要となる知識についてお話し致します。


1.火災保険について
 ■火災保険は必須
 ■保険期間
 ■建物保険と家財保険
 ■保険金額
 ■オプション
 ■保険料の割引
 ■保険会社
2.地震保険について
 ■地震保険とは
 ■地震保険の保険金額
3.最後に

 

毎度手抜きブログで恐縮ですが、火災保険・地震保険に関する詳細な知識をお調べの方は、他の方が書かれている記事も併せてご参照ください。

 

 

1.火災保険について

火災保険は必須

火災保険は、火災もしくはその他災害により家が倒壊・損壊した際に家の再建築費用(予め設定した保険金額)を補償してもらうための保険です。

法的に火災保険の加入義務はありませんが住宅ローンを借りて家を購入する場合はほとんどの銀行で火災保険の加入が借入れの条件となります

私が住宅ローンを借りた銀行はどうも例外だったようで、加入は強制ではなかったのですが、そのように強制でない場合も火災保険への加入を強くお勧めします

 

住宅ローンを借りる際に火災保険に加入しなければいけないのには理由があります。

そもそも住宅ローンはちょっと特殊な借金です

ほとんど貯金がなく、所得も平均的な一般庶民が、低金利で何千万円もの大金を借りることができます。

なぜこのようなことが可能かというと、債務者は大きな負債を抱えると同時に家という同額に近い資産も持つことになり、その資産を担保として提供するからです

そうすることで、もし借金が返せない場合も家を売って負債を返済することができ、貸す側も借りる側も大きなリスクを背負わなくてよいのです。

 

しかしその大事な資産が火事で滅失するとなると、大きな負債だけが残ります

銀行もそのようなリスクがあってはお金を貸すことはできませんし、何より借りる側はそれ以降の稼ぎから借金の返済と別の住居費の両方を捻出することとなり、家計は地獄となります。

なので、火事があった際に残債相当の資産を残すために、火災保険に入る必要があります。

 

世の中の“保険”に関しては賛否両論ありますが、火災保険について不要と言っている人はほとんど見たことありません

 

 

保険期間

火災保険の契約期間は、一般に10年のものが多いです。

10年経ったら更新して契約するか、ローンを完済していれば保険に入らないという選択肢もあります。

最近は、6年契約や4年契約もあります

保険料は最初に一括で払ったり、年払いや月払いがあります。

 

 

建物保険と家財保険

火災保険は保険を掛ける対象が『建物』と『家財』の2種類があります

 

建物保険はその名の通り、建物そのモノの損壊に対して補償する保険です。

家の中にあった家具・家電・洋服などの家財がいくら消失しても、建物保険では補償されません。

そこで、別途オプションとして家財保険を掛けます。

 

家財保険は、家具・家電の他に日常生活に必要な洋服などの小物も対象となります。

 

また、地震保険についても同様で、建物と家財のそれぞれに保険を掛けます。

 

 

保険金額

火災保険は自分で保険金額を設定します

ただしいくらでも任意の金額を設定できる訳でなく、家の取得価格や築年数や構造により保険会社から設定できる保険金額の範囲が提示されますので、その範囲内から金額を設定します

 

保険金額の算出には“新価”という考え方があります。

火事で築年数の古い家が焼失した場合、同等の家を再建築しようとした場合、物価上昇などにより元の価格より高い額でないと家が建てられない場合があります。

このように同等の家を再建築する際に必要な金額の時価を“新価”と言い、火災保険で再建築費用を全て賄おうとすると、取得価格より高い額を保険金額で設定しなければいけない場合もあります

では、保険金額をいくらでも高く設定できるかというと、高い金額を設定していても同等の家の再建築に必要な金額以上は保険金として受け取れませんので、それは無駄な保険ということになります。

 

建物保険・家財保険のそれぞれに保険金額を設定します

必要最低限の保険に入ろうとするのであれば、建物保険は残債の8割以上、家財保険は1百万円~2百万円(最低限の家財が揃う程度)掛けておけばよいのではないかと思います。

ちなみに、火事になって保険金を受け取ったからと言って必ず家を建て直す必要もなく、残債だけ返して賃貸に引っ越すというのでもよいそうです

 

 

オプション

火災保険には様々なオプションがありますので、主なものを紹介します。

 

①火災・落雷・破裂・爆発

これは火災保険のベースですので、建物に対しては必ず付けることになります。
家財に対しては任意です。

 

②風災・雹(ひょう)災・雪災

台風等の風による被害、ひょう・雪による被害に対する保険です。

建物・家財それぞれオプションです。

 

③水災

洪水、高潮、土砂崩れによる被害に対する保険です。

建物・家財それぞれオプションです。

 

④水濡れ、外部からの衝突

雨漏りによる家の損壊、外部からトラックなどが衝突するなどのリスクに対する保険です。

建物・家財それぞれオプションです。

 

⑤盗難

ドロボーにより家を壊されたり、家財を盗まれることに対する保険です。

建物・家財それぞれオプションです。

 

⑥臨時費用

選択した割合で受け取れる保険金を上乗せすることができます。
10%、20%、30%、・・・と選択します。

火災保険は「同等の家を再建築するための費用」が基本的に受け取れる上限額になるので、このオプションを付けるとその分上限以上に受け取り額を増やすことができます

 

⑦失火見舞金

自分の家の火事が近隣の家まで延焼しその家の住人が被災した場合、その見舞金として支払われる保険金です。

 

⑧個人賠償責任危険補償特約

住人(家族)が家を使用する中で他人をケガさせた場合に支払う損害賠償に対する保険です。

 

⑨類焼損害補償特約

自分の家の火事が近隣の家まで延焼し建物を損壊させた場合の損害賠償に対する保険です。

 

 

保険料の割引

火災保険は家の条件や住む人の条件によって割引制度があります

またそもそも、割引基準を満たしているか否かによって、掛けることのできる保険金額の上限も変わってきます。

以下は主な割引制度です。


耐火構造

耐火基準を満たしているか否かで保険料が倍半分近く変わります

この割引を受けるには、耐火構造であることを証明する書類の提出が必要になります。

 

②耐震構造

これは地震保険のみ対象となりますが、家が耐震基準を満たしているかで、保険料が変わってきます。

こちらも耐震構造であることを証明する書類の提出が必要になります。

 

 

保険会社

どこの保険会社の火災保険に入るかは任意です。

住宅ローンを借りる銀行から斡旋されることがありますが、その保険に入る必要はありません。

不動産会社からも提携の保険会社を紹介されることがあると思います。

 

保険料の安いネット保険会社などもありますが、そのような保険で十分だと思います。

 

ただし、ネット保険も旧来の大手保険会社も、条件を揃えてみると思ったほど保険料は変わりません

私の感覚では1割以内の差でしょうか?

ただし、ネット保険はオプションの自由度が高い一方、不動産会社や銀行から斡旋される保険会社はオプションの自由度が低く、不要なオプションを強制的に付けらることが多いです。

その点で結果的に高くついてしまいます。

 

 

 

2.地震保険について

地震保険とは

地震保険とは、その名の通り地震による家の倒壊や損壊に備える保険です

対象となる災害は地震だけでなく、噴火や地震に伴う津波も含まれます

地震保険単体では加入することができず、必ず火災保険とセットで契約することになります。

住宅ローンを借りる場合、火災保険の加入は必須となることが多いですが、地震保険は基本的に任意です

 

火災保険の注意点としてよく言われるのが、地震により発生した火災の損害は火災保険ではカバーできず、地震保険でカバーしなければいけないということです。

また、地震と因果関係のない火災であっても、地震発生から数日以内の火災であれば地震による火災と見なされることもあるそうです。

 

火災保険にも自然災害に備えるオプションがありますが、地震や噴火は別格で一度に多くの被害が出るため、保険会社も通常の火災保険では対応できないということで、火災保険とは切り離されているようです。

 

 

地震保険の掛け金

地震保険の保険金額は、火災保険の保険金額の半分までと決められています

例えば、火災保険の保険金額が2000万円であれば、地震保険は1000万円までしか掛けることができません。

また、地震により被害を受けた後に受け取ることができる保険金は、建物の損害状態によって割合が決まっています

全損:100%
大半損:60%
小半損:30%
一部損:5%

損害状況は保険会社の調査員が現物を見て判定するようです。

また、保険金額はその家の時価が上限となるようです

例えば、保険金額が1000万円の場合でも、その家の時価が900万円で、損害状態が小半壊であれば、受け取れる額は900万円×30%で270万円となります。

 

 

3.最後に

今回は火災保険・地震保険に関する基本知識を抜粋して説明させて頂きました。

次回は、地震保険の要否論についてお話しします。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

 

 

 

筆者(やんとも)とこのブログについての紹介です( ^ω^)b

 

家を購入する際の『住宅ローン』や『火災保険(地震保険)』について記事を書いています。

 

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