【荒技】シャープ加湿空気清浄機 誤作動の応急処置【DIY】
こんにちは、やんともです。
中古戸建てを購入しマイホーム生活を始めました。
以前から使っていたSHARP製の加湿空気清浄機が劣化して誤作動を起こすようになりましたので、応急処置を行いました。
年末に購入したハイブリッド式加湿器とは別の加湿器です。
1.機種と誤作動の症状
2.対策の考え方
3.応急処置の実施(接点の除去)
4.最後に
1.機種と誤作動の症状
誤作動を起こすようになったのはSHARPのKC-500Y9という加湿空気清浄機です。
主に加湿のために5年ほど前に購入しました。
(後継機はKC-L50-W)
この加湿空気清浄機には『パワフル吸じん』という機能があります。
急速に空気清浄を行いたい時、ボタンを押してこの機能を作動させると、ファンがフル回転し大量の空気をフィルターに通してくれます。
ただこの機能、パワフルと言うだけあって音がうるさいです。
最近、この『パワフル吸じん』と言う機能が勝手に作動するようになりました。
突然「ピッ」と操作音がして大きな音を立てて吸じんが始まります。
ボタンを押すと止まりますが、またしばらくすると作動します。
『静音モード』に設定しても作動します。
作動したかと思えば、「ピッ」となって勝手に止まることもあります。
「ピッピッピッ」と連続で操作音が鳴ることもあります。
とにかくうるさいので、意図しないタイミングで勝手に作動するのは困ります。
ほとんど使ったことのない機能なので、作動条件などよく知りません。
取扱説明書を見てみましたが、ボタンを押して手動で起動させる機能のようで、何かの条件で自動で起動することはないようです。
と言う事は、勝手にボタンが押された状態が発生して、この機能が起動したり停止したりしているということになります。
電化製品全般にボタンの中には接点と言うものがあり、ボタンを押すと接点で金属と金属が接触し電気が流れることでON/OFFのトリガーとなります。
ボタンから指を離すと、ばねの力で再度接点が開きます。
うちの加湿空気清浄機も5年使用するうちにこの接点が劣化し、ボタンを押さなくても金属接点が繋がるようになってしまったのです。
「ピッ」という操作音がすることからも間違いないと思います。
ネットで調べてみると、同じ機種で同じ症状が発生した人が1人だけいらっしゃいました。
2.対策の考え方
とにかく設定の問題や何かが汚れたり詰まったりしている訳ではなく、故障しているようです。
修理も考えましたが、保証も切れているし少なくとも5千円~1万円はすると思われます。
一方、本体価格を調べたところ当時は2万円弱で購入していたようです。
ちょっと微妙な金額です。
5年使った2万円の物に1万円近い修理代はもったいないです。
かと言って同等機種を買い替えるにも、ちょっと躊躇する金額です。
DIYで何とかできないか考えました。
とにかく『パワフル吸じん』機能が勝手に作動しなければよいです。
ボタンの接点が勝手に繋がらなければよいです。
接点が劣化して勝手に繋がるのであれば、接点ごと取り除けば繋がることはないはずです。
接点はボタンのすぐ裏にあるので、ボタンを開ければ接点を切り取ることができると思います。
ボタンそのものがなくなることになるので、今度は『パワフル吸じん』機能が完全に使えなくなりますが、加湿と通常の空気清浄ができればよいので問題ありません。
別途接点(ボタン)を買ってきて繋げれば機能を残すこともできますが、ほぼ使わない機能なので機能を無くすことにしました。
いつか完全に壊れて買い替えるまでの応急処置です。
3.応急処置の実施(接点の除去)
『パワフル吸じん』の作動ボタンがある操作パネルは、薄く軟らかいプラスチックのシートで表面を覆われています。
なので、カッターナイフでボタンの縁に沿って表面のシートを切り開けばボタンの内側を見ることができます。
ボタンを開くとこのようなパーツがありますが、これは接点ではなくただのプラスチックのパーツです。
ボタンと接点の間にスペースがあるので、そのスペースを埋めるパーツです。
ボタンを押すとこのパーツが押されて、このパーツが接点を押します。
このパーツもニッパーで切って取り除きます。
プラスチックのパーツを取り除くと、ようやく奥に接点らしきものが見えました。
接点が付いている基盤が思ったより深い所にありました。
綺麗に切り取るのは難しそうなので、細いラジオペンチで接点を掴んでねじ切ることにしました。
割と簡単に取れました。
接点に繋がっていた導線も見えます。
これで誤作動はしなくなったはずですので、あとはテープを貼って切り開いたボタンの穴を塞ぎます。
恐る恐る電源を入れてみましたが、加湿も空気清浄もちゃんと機能しています。
『パワフル吸じん』も勝手に作動しなくなりました。
ちなみに、これが取り除いた接点です。
外観や押してみた感じではおかしい所は見当たらず、小さい部品なので分解も難しく、本当にこれの劣化が原因なのかは分かりませんね。
4.最後に
今回は簡単なDIYでしたので、15分程度で終わりました。
この加湿空気清浄機があと何年使えるかわかりませんが、冬場は特に必需品なので、お金を掛けずに延命できてよかったです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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