自動車登録の住所変更【引っ越し】
こんにちは、やんともです。
中古戸建てを購入しマイホーム生活を始めました。
前回、引っ越し後の住所変更についてお話しました。
数ある住所変更の中で大変・面倒くさいものについて触れましたがが、ダントツで面倒くさかったのが自動車登録の住所変更(ナンバープレートの変更)です。
その大変さは人によって若干違うのですが、私の場合は色々あって本当に大変でした。
自動車登録の住所変更のやり方について説明いたします。
(1)車庫証明の取得
(2)必要書類・持参物
(3)当日の流れ
(4)希望ナンバー
最後に
(1)車庫証明の取得
まずは車庫証明を取らなければいけません。
自動車登録の住所変更の必要書類に含まれます。
車庫証明の申請は、車検証と印鑑を持って管轄の警察署へ行き、置いてある用紙を記入し、警察署内で購入した印紙を貼って窓口に提出します。
車検証は本紙や写しを提出することはありませんが車検証記載内容を申請用紙に転記する必要があります。
用紙の記入が結構大変なので、可能なら用紙をダウンロードして事前に記入して持って行くことをお勧めします。
自動車の保管場所証明申請(車庫証明)手続 | 自動車の保管場所証明申請手続 | 千葉県警察
申請して約1週間して再度警察署まで取りに行きます。
免許証の住所書き換えと併せて行えばよいのですが、私はそこまで気が回らず計3回警察署へ行くこととなりました。
自動車登録の住所変更における車庫証明の有効期限は1ヶ月以内ですので、それまでに管轄の運輸支局に行って住所変更手続きを行わなければなりません。
1ヶ月もあれば余裕でしょと思うかもしれませんが、人によっては(2)必要書類の準備や(4)希望ナンバーの取得で1~2週間要することがあります。
先に必要書類や希望ナンバーの段取りを行って車庫証明を取得することをお勧めします。
(2)必要書類・持参物
自動車登録の住所変更手続きに必要なものは、
- 車庫証明((1)で取得したもの)
- 車検証
- 住民票の写し
- 印鑑(もしくは委任状)
です。
上記以外は当日運輸支局で準備可能です。
委任状は所有者本人以外が申請する場合は必要です。
また車の使用者が所有者と異なる場合も、使用者の委任状が必要です。
厄介なのは住民票の写しです。
自動車登録の住所変更における住民票の役割は
・新住所に住んでいることの証明
・元の車検証に記載の住所(元々登録されていた住所)に住んでいたことの証明
の2つであり、車検証の住所と引っ越し前の住所が同じ場合(すなわち1つ前の住所で自動車登録されている場合)は通常の住民票の写しでOKです。
住民票に1つ前の住所が記載されますので。
引っ越し前(1つ前)の住所が新住所と同じ市区町村であれば2つ前の住所まで記載されますので、この場合は車検証の住所が2つ前の住所であっても通常の住民票の写しで大丈夫です。
問題なのは元の車検証の住所が住民票に記載されない以下2つのケースです。
・新住所と1つ前の住所が異なる市区町村であって、車検証の住所が2つ前の住所
・新住所と1つ前の住所が同じ市区町村であって、車検証の住所が3つ前の住所
この場合は通常の住民票の写しだけではダメです。
この場合は『戸籍の附票』か『住民票の除票』を取らなければなりません。
①戸籍の附票
戸籍(同一の本籍)における住民票の履歴が記載された証明書です。
過去の戸籍についても附票を取得することができます。
ただし、あくまでその戸籍(本籍)に紐付いた住民票の住所しか記載されていませんので、車検証の住所に住んでいた時の本籍地と今の本籍地が異なる場合は、その時の本籍地の附票を取らなければいけません。
また戸籍の附票は本籍地の役所でなければ取ることができませんので、遠方の本籍地の附票を取りたい場合は、その地に住んでいる知人に頼んだり役所の郵送サービスを利用する必要があります。
②住民票の除票
過去に住んでいた住所の住民票のことです。
除票が取れるのは現住所と同じ市区町村内における過去の住所に限ります。
(異なる市区町村に住んでいた時の除票は取れません)
ただし異なる市区町村に住んでいた場合でも除票から1つ前の住所については除票に記載されます。
除票は住んでいる市区町村の役場等で取得できます。
(3)当日の流れ
上記必要書類を持参して管轄の運輸支局へ行きます。
運輸支局での手続きの流れは以下です。
①申請用紙と手数料納付書に必要事項を記入
②収入印紙(300円)を購入し手数料納付書へ貼り付け
③書類一式を受付窓口へ提出してしばらく待機
④呼び出しがあったら発行された新しい車検証を受け取る
⑤自動車税申告書に必要事項を記入(新しい車検証の記載事項を記入)
⑥自動車税申告書と車検証を税事務所窓口へ提出
⑦古いナンバープレートを自分で取り外す
⑧古いナンバープレートを返却し、新しいナンバープレートを受け取る
⑨新しいナンバープレートを自分で取り付ける
⑩係りの人に車を確認してもらい、ナンバープレートに封印をしてもらう
以上の流れですが、比較的空いている時でも1時間かかりました。
窓口もあっちこっち行かなければならないし、申請書の記入方法なども分かりにくかったり、当日も面倒くさいです。
ナンバープレートの取り外し・取り付けについては自分でやるとは知りませんでした。
必要な工具(ドライバー)は貸してくれます。
リアナンバープレートは勝手に外したり取り替えたりできないようにボルトに封印がされていますが、取り外しの際はこの封印も自分で外さなければなりません。
これがいまいち起用にできませんでした。
家に帰ってYouTubeで封印の外し方を見てみて、なるほどなといった感じでした。
小さめのマイナスドライバーがあると外しやすいかもしれません。
ナンバープレートの封印の外し方 誰でも30秒できます! 2021 - YouTube
管轄の運輸支局によって若干手順が異なるようですので、事前にHP等で確認を行ってください。
(4)希望ナンバー
任意ですが希望ナンバー制度を利用する場合は事前にネット上から申請しておく必要があります。
申請してからナンバープレートが作成されるまでに1週間程度要するため、希望する場合は(1)車庫証明の取得や(2)必要書類の準備の前に申請することをお勧めします。
費用は4,460円かかります。
事前申請すると受付番号とQRコードが記載されたメールが届くので、スマホなどでQRコードを表示できるようにしておくか、受付番号を控えておいてください。
当日運輸支局へ行ったら、最初に予約済証を発行してもらってください。
(QRコードか受付番号が必要)
住所変更の申請用紙に付与されたナンバーを記入し、予約済証自体も申請窓口に提出してください。
最後に
本記事で説明した自動車登録の住所変更がダントツで面倒くさいと書きましたが、私の場合は色々と踏んだり蹴ったりで特に大変でした。
私は1つ前の住所(新居と同じ市内)で自動車登録をしておらず、その前の住所(県外)で登録したままでした。
また、今回新居に引っ越した際に本籍を異動させていました。
以下ただの失敗連発エピソードです。
- 免許証の書き換えと車庫証明の申請を同時に行わなかったので1回多くに警察署に行く。(計3回)
- 有給を取って運輸支局へ行く当日の早朝、コンビニで戸籍の附票を取ろうとするも取れない。
⇒戸籍の附票は平日9時~17時でないと取れないことを知る。 - 9時まで待って再度コンビニで附票を取るも過去の住所が記載されない。
⇒本籍を移す前の住所は記載されないことを、この時点では理解できていない - よく分からず取り敢えず市役所へ行って聞いてみると、住民票に2つ前の住所まで記載されることを知り住民票を取る。
⇒この時点では2つ前の住所で自動車登録していると思い込んでいた - 住民票を持って運輸支局へ行くも、住民票に記載された2つ前の住所と自動車登録の住所が違うと言われ断られる。
⇒2つ前の住所の時に車を購入し登録したと思っていたが、その時住んでいた場所が土地区画整理により住所表記が変わっていたことを思い出す。即ち、1回余計に住所が変わった扱いとなっており、3つ前の住所で車を登録していたことになる。 - 以前の本籍地(大分県)から戸籍の附票を取るため郵送サービスを申請する。
⇒これが地味に面倒くさい。家のプリンターが壊れているので、コンビニまで行って申請用紙を印刷する。手数料として郵便局で定額小為替を買わなければならない。大分の役所からの返信用封筒を切手付きで準備しなければならない。車庫証明の有効期限が迫っていたので、申請も返信も速達にした。 - 大分から戸籍の除票を取り寄せ再度運輸支局へ行き、住所変更・ナンバープレート変更が完了する。
金額にして1,800円と有給休暇1日を無駄にしました。
私の段取り不足が一番悪いのですが、公的な台帳で住所を追跡できるはずなのにこれだけ手続きが複雑というのはやはりおかしいですよね。
やはり早くマイナンバーでの一元管理が実現して欲しいです。
まあでもちゃんとナンバーを変更できてホッとしました。
大分から千葉に引っ越してから2年間ずっと大分ナンバーのままで、コロナ禍で県外ナンバーってあまりよろしくないよなと思っていましたので。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
筆者(やんとも)とこのブログについての紹介です( ^ω^)b
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