中古×戸建て マイホームブログ

教育資金や老後資金を残しつつマイホーム生活を夢見る30代会社員やんともが、千葉県内に中古戸建てを購入し、リフォームしたりDIYしたりで堅実にマイホームを手に入れるまでの話です。

贈与税の確定申告 非課税枠内であっても申告は必要【住宅購入資金】

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こんにちは、やんともです。
中古戸建てを購入しマイホーム生活を始めました。
家探しの体験談を綴っていきたいと思います。

 

前回住宅ローン控除の確定申告についてお話ししました、我が家は住居に関してもう1つ税務署へ申告することがあります。

 

家を購入する際に妻の親から資金援助をもらったことに関する贈与税の申告です。

 

我が家においては非課税枠内での贈与で、納税の必要はありませんが、それでも申告は必要になりますので申告の内容についてお話しします。

 

1.住宅購入における親族からの資金援助
2.贈与税の申告
 ■手元に準備する物・書類・記憶
 ■申告の手順
3.最後に

 

 

1.住宅購入における親族からの資金援助

贈与に関しては以前の記事に詳細を書いております。

 

住宅購入において親族から資金援助をもらうには以下のいずれか1つもしくは複数の方法で受贈することになります。

 

(1)基礎控除額内での贈与(非課税)

年間110万円以内であれば非課税で贈与を受けることができます。

これは住宅購入に限った話ではありません。

 

 

(2)住宅取得資金等の贈与における非課税枠枠内での贈与(非課税)

住宅取得のための贈与であれば非課税枠が設けられていますので、この範囲内で贈与を受けます。

非課税の限度額は家の条件等によって異なりますので国税庁HP等でご確認ください。

No.4508 直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の非課税|国税庁

 

 

(3)非課税枠を超えた贈与(課税)

(1)(2)の非課税枠を超えて贈与を受ける場合は、贈与税を納めることを前提に贈与を受けます。

※他にも何らかの免税・減税の方法があるかと思います。

 

 

(4)一旦借りたことにして、翌年以降に基礎控除枠を使って贈与を受ける(非課税)

お金を借りるだけであれば贈与税を納める必要はありませんので、一旦借りたことにして、翌年以降基礎控除の範囲内(110万円以内)で返済→贈与を繰り返し、最終的に贈与を受として完全に受け取ります。

詳細は下記をご参照ください。

<贈与税 資金援助がある場合は注意>

 

 

(5)費用として援助を受ける(非課税)

資産性のないものにお金を出してもらうことは贈与に当たりませんので、引っ越し代などの費用として援助を受けたり、60万円未満の家具等の購入で援助を受けることで非課税とすることができます。

 

 

2.贈与税の申告

親族等から贈与を受けたら申告しなければなりません

ただし、前章(1)の基礎控除の範囲内(110万円以内)であれば申告不要です。

(2)住宅取得資金の非課税贈与と(3)課税贈与を受けたら申告を行います

(2)の非課税範囲内であっても申告が必要です。

 

私の家は省エネ等住宅ではなく購入に際して消費税が発生していないので、非課税枠は500万円です。

(1)+(2)で最大610万円の非課税枠があります。

今回は(2)も使い非課税枠内で贈与を受けましたので、申告を行いました。

 

申告は住宅ローン控除と同じようにe-Taxで行うのが便利です。

 

 

手元に準備する物・書類・記憶
  • 自分のマイナンバーカード
  • 子供(16歳未満)のマイナンバーカードもしくは個人番号
    確定申告を提出する際に16歳未満の扶養家族の個人番号を入力します。
  • マイナンバーカードの「利用者証明用パスワード」と「電子署名用パスワード」
    マイナンバーカード作成時に設定していると思います。
    利用者証明用パスワードは数字4桁、電子署名用パスワードは大文字英数字6~16桁です。
  • ICカード読み取り機能付きスマートフォン
    ここ数年以内の機種は概ね付いていると思いますが、対応機種は以下から確認できます。

    https://www2.jpki.go.jp/prepare/pdf/nfclist.pdf

  • 不動産売買契約書もしくは請負契約書
    契約日、物件価格等の入力のため売買契約書を確認します。
  • 登記事項証明書
    物件引き渡し時に司法書士により手続きされ、後日渡されるものです。
    床面積や登記番号をの入力のために登記事項証明書を確認します。
  • 贈与を受けた額と受けた日付
    お金を受け取った日(口座に振り込まれた日)と金額を確認しておいてください。
  • 住宅購入費用の決済を行った日付・入居した日付
    入力が必要になるので、思い出しておいてください。

e-Taxで申告を行う場合は、いずれの書類も原本・写しともに提出する必要はありません

※上記の中にはe-Taxでの確定申告が2回目以降の場合は不要となるものもあるかもしれませんので、ご了承ください。

 

申告の手順

細かい申告手順は割愛しますが、ブラウザからe-Taxのページを開き確定申告書等の作成画面から申告を進めます。

 

スマホにはマイナポータルアプリをインストールしておきます。(申告の途中でもインストールできます。)

申告書の提出方法マイナンバーカード方式(2次元バーコード)」を選ぶのが最も簡単かと思います。(IC読み取り機能付きスマホを持っている場合)

全て自宅で済ませることができます。

 

我が家もe-Tax贈与税の申告を済ませました、

 

・・・と言いたかったのですが、受贈者である妻がマイナンバーカードのパスワードを忘れてしまいロックがかかったためe-taxが使えませんでした。

e-Tax上で申告書を作り、紙に印刷して郵送で提出しました。

マイナンバーカードのパスワードロックがかかると、役所に行って解除してもらわなければならないようです。

 

住宅ローン控除の時も私のパスワードが失効していて結局役所に行くことになりましたので、我が家は確定申告について2件ともズッコケています・・・

 

 

3.最後に

家の購入に際して親族等から援助を受けた方は、申告の要否を確認して忘れずに申告してください。

非課税範囲内であっても申告しないと脱税になります。

 

それより、e-taxに限らずマイナンバーカードはどんどん利用拡大して欲しいですね。

今回の確定申告と併せて、マイナンバーカードでの健康保険証利用手続きも行いました。

まだ使える医療機関は少ないですが。

運転免許証は2025年3月にマイナンバーカードと一体化される予定のようです。

 

一元管理されて便利なのはいいのですが、パスワードの管理はちょっと大変ですね。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

 

筆者(やんとも)とこのブログについての紹介です( ^ω^)b

 

住宅ローン、火災保険、資金管理など住宅購入のお金に関する記事を書いています。

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<e-Taxで住宅ローン控除の確定申告 中古住宅の住宅ローン控除(控除額は新築より少ない!?)>

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