中古×戸建て マイホームブログ

教育資金や老後資金を残しつつマイホーム生活を夢見る30代会社員やんともが、千葉県内に中古戸建てを購入し、リフォームしたりDIYしたりで堅実にマイホームを手に入れるまでの話です。

自然災害リスクとハザードマップ 命と資産に関わる大事な話【マイホーム探し】

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こんにちは、やんともです。
中古戸建てを購入しマイホーム生活を始めました。
家探しの体験談を綴っていきたいと思います。

 

家探しにおいては立地、広さ・間取り、デザイン、資産価値など様々な観点から物件を評価しますが、特に重要な評価項目の1つとして自然災害に対するリスクがあります

資産的被害はもちろん場合によっては一瞬で家族・住人の命が失われることがありますので、極力リスクは避けたいものです。
また、自然災害と言っても複数の種類があり、それぞれ被害が想定されるエリアが異なりますので、どのような自然災害があり、どのように調べ、どのように対処するかお話ししていきます。

 

内容は以下です。

1.自然災害リスクを調べる
2.自然災害の種類
 ■地震(想定震度)
 ■津波
 ■液状化
 ■高潮
 ■洪水
 ■土砂崩れ
 ■内水
3.自然災害リスクへの対処
4.最後に

 

1.自然災害リスクの調べる

調べ方については今更お伝えすることでもありませんが、基本的に都道府県や自治体が作成しているハザードマップで調べます。

各HPから探してもよいですし、Googleで「○○市 ハザードマップ」「○○市 津波」などと検索してもヒットします。

 

自治体でハザードマップが作成されていない場合は都道府県が作成したものを参考にするしかありませんが、両者が作成している場合は微妙に災害危険エリアが異なる場合がありますので、必ず都道府県も市区町村も両方チェックした方がよいです

 

また不動産会社によっては、見学時にその土地の災害リスクをまとめた資料を持ってきてくれることもあります。
自治体のハザードマップと併せて活用してよいかと思います。

 

2.自然災害の種類(ハザードマップの種類)

私が家探しを行った地域のハザードマップをもとに、災害の種類とハザードマップでの表記について説明します。
自治体によっては掲載される災害の種類が異なったり評価の方法が異なる場合がありますので、予めご了承ください。

 

地震に対する揺れやすさ

揺れやすさのレベルが表示されます。地質調査を基にした地盤の固さから算出されるようです。

 

津波

地震等による海底面の変動で大きな波が発生し、陸地に押し寄せることです。

東日本大震災での津波の映像は日本人にとって衝撃的な記憶かと思います。

ハザードマップでは津波による浸水の深さが示されています。
主にその地域の海抜が影響します。

 

液状化

地震の振動により地盤が液状化し、建物が傾いたり沈下する現象です。

私は東日本大震災の時までこの現象の存在を知らず、テレビでその映像を見て衝撃を受けました。

地盤を埋めている砂の粒子の大きさや、地盤の含水量が影響するため、地質調査の結果を基にするなどして液状化しやすさが算出されています。
ちなみに、軽くて基礎の浅い建物ほど液状化の被害が大きいそうです。

 

高潮

高潮は津波と似ていて海水が大きな波のように陸地に押し寄せる現象ですが、その原因は低気圧による海水の吸い上げや、防風による波の発生、満潮が重なることなどがあります。

ハザードマップでは浸水の深さが示されています。
津波と同じく、主に海抜が影響しますが、気圧の影響等で海面そのものが上昇するため、津波以上に広範囲の被害となることもあるようです。

 

洪水

大雨などにより川の水かさが増し、堤防を越えて陸地に流れ込む現象です。

急峻な川の下流域や川が合流する地域などは地形上洪水が起きやすく、また歴史上繰り返し洪水が起きている地域は今後も洪水に見舞われる可能性が高いと言われています。
一般に川の近くが洪水の危険が高いと言われていますが、氾濫した水が時間をかけて広がり、離れた地域まで届くこともあるそうです。

ハザードマップでは浸水の深さと、浸水してから水が引くまでの時間などが示されています。

 

土砂崩れ

大雨などにより地盤が緩んだ斜面が、地滑りを起こし土砂と一緒に流れ込む現象です。

傾斜地でもその地形によって土砂崩れの発生しやすさが異なるようです。
ハザードマップでは土砂崩れの危険性がある地域がピンポイントで示されています

内水(ないすい)

こちらはあまり聞きなれない災害かと思いますが、市街地などの堤防で守られた地域において大雨などにより溜まった水が、本来は水路を通って川に流れ込むのですが、水路の許容量を超えて市街地を浸水する現象です。

こちらもハザードマップでは浸水の深さと、浸水してから水が引くまでの時間などが示されています。

 

3.自然災害リスクへの対処

上記の災害はいずれも人的被害、資産的被害をもたらす可能性があるため、可能であればリスクのあるエリアを避けて家探しをした方がよいです。

しかしただでさえ条件に合う物件を探すのは大変なのに、上記全てのリスクが無いエリアから家を探すとなると、家探しが進まない可能性があります。

 

そのため、どうしても立地的に災害リスクを避けられない場合は、物件の地盤改良の有無、基礎、構造などを確認して物件を選ぶという方法があります。

例えば、地震で揺れやすい地域は耐震等級3の家を選ぶ、もしくは購入後に耐震工事をする、液状化の危険のある地域は地盤改良された土地や杭基礎の物件を選ぶなど。

 

もう1つの対処としては、保険で備えるということです。

住宅の火災保険も、火災の他に地震、風災、水災などオプションがありますので、その土地のリスクにあった補償内容を選択してください。

ただし、保険はあくまで資産的被害をカバーしてくれるだけで人的被害を避けることはできませんので、まずは保険以外でリスクを下げる方がよいです。

4.最後に

私は幸いにも比較的災害リスクの少ないエリアに家を買うことができました。
それでも、細かく見れば近所に液状化エリアがあったりして、もしかしたら自分の家も何らかの被害が生じるのではないかとの不安はあります。

 

冒頭でも述べた通り自然災害は一瞬で家族の命を奪ったり、資産的な大損害を生むことあります。

資産的損害については、賃貸には存在しない持ち家特有のリスクです。

なので、災害リスクの少ないエリア選びは極力妥協しない方がよさそうです。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

 

中古戸建てをメインに『家探し』の記事を書いています。
是非読んでみてください(^^)

 

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