インターネット回線を引く 通信の質は良いが開通までの期間が長いNURO光【引っ越し】

こんにちは、やんともです。
中古戸建てを購入しマイホーム生活を始めました。

引っ越しに伴ってネット回線も引きました。

最近よく耳にするNURO光を選び通信状態は非常に良いのですが、開通までにはかなり時間がかかりました。

また、テレビアンテナ設置とセットで契約したので、アンテナ設置費用のキャッシュバックも受けられました。

ネット回線を引くまでや、使用してからの感想、またNURO光の解説もお話しさせて頂きます。

１．インターネット契約までの経緯
２．NURO光とは
　■NURO光とその他の光回線は何が違う？
　■NURO光の特徴は？
　■月額料金・工事費用・その他費用は？
３．NURO光開通まで
　■屋内工事
　■屋外工事
　■開通までの臨時ネット回線確保
４．NURO光開通後
５．新規申し込みキャンペーン
　■キャッシュバックキャンペーン
　■月額980円キャンペーン
６．最後に

１．インターネット契約までの経緯

物件引き渡しの1週間ほど前、もちろんインターネットは引くつもりでしたが、どこで契約するかなどはまだ決めていませんでした。

前回の記事でお話ししましたが、購入した家はテレビアンテナが付いていなかったのでアンテナ設置工事の見積りを依頼したのですが、その際「提携先のNURO光を契約すると最大7万円のアンテナ工事費キャッシュバックがありますよ。」と案内を受けました。

NURO光についてよく知らなかったのですが、キャンペーンに釣られてボッタクリ回線や速度の遅い回線を引きたくないと思って色々調べましたが、特に悪質な話ではなさそうでした。

キャッシュバックキャンペーンもよくやられている正規なものであり、回線の月額料金も相場並み、ネット開通工事費なども実質無料であり、NURO光も高速通信でお勧めとありました。

なので、案内をもらった提携先で契約することにしました。

２．NURO光とは

NURO光とは何か、少し解説したいと思います。

恥ずかしながら、私はインターネット回線のことなどには疎く、NURO光という名前はよく耳にするものの、何者かはよく知りませんでした。

私はてっきり、「ドコモ光」とか「ソフトバンク光」とかのプロバイダーの1つだと思っていました。

しかしそうではなく、従来の光回線（NTTフレッツ光）とは根本的に別の光回線だったのです。

この件については、VTuberのスマサポチャンネルさんに教えてもらいました。

NURO光とその他の光回線は何が違う？

従来、我が国の光回線と言うとNTTが引いた「NTTフレッツ光回線」しかありませんでした。

全国に光ファイバーを敷設しなければならないので、どんな企業でも簡単に引けるものではありませんので。

プロバイダーは色々あれど、回線そのものは日本中皆1つの同じ光回線を使っていたのです。

そこに、従来の「NTTフレッツ光回線」とは別の光回線として生まれたのが「NURO光」です。

ここで“別の光回線”とは何者なのかというと、通称「ダークファイバー」と呼ばれる回線です。

これは全く新規で光ファイバーを敷設したものではなく、NTTがフレッツ光回線を引く時に予備として多めに敷設していた光ファイバーの余り（空き芯）の事です。

このダークファイバ―をソニーの関連会社がNTTから借り受けて、NURO光専用回線を運用しているのです。

NURO光の特徴は？

NURO光の主な特徴は、

• 高速大容量通信
• サービス提供エリアが限られる
• 開通までに1ヶ月～3ヶ月かかる

です。

高速大容量通信については、従来のフレッツ光回線を大勢で共有する訳ではなく、それとは別の専用光回線を使うため、競合が少ない分高速通信となるのです。

ベーシックなプランで下り最大2Gbpsです。

提供エリアは現時点で大都市圏周辺に限られています。

これは、NURO光がいくらダークファイバ―を使うからと言って、伝送装置などの大規模な設備投資が発生することから、十分な需要が見込める地域にサービスエリアを絞っているからです。

開通までの期間が長い（1～3ヶ月）ということもNURO光の特徴として、ネットでもよく書かれています。

従来の光回線が使えないため、新規での回線工事が必要になるからです。

私も、当初の案内では2ヶ月程度かかりますと言われていたのに対し、結局3ヶ月かかりました。

月額料金・工事費用・その他費用は？

ベーシックな「NURO光 2GT」というプランについて説明します。

月額基本料金　：5,200円

基本工事費用　：44,000円⇒契約得点で実質無料

ルーター　　　：無料

初回事務手数料：3,300円⇒契約得点で無料の場合あり

解約手数料　　：10,450円

私の場合は工事費用も初回事務手数料も得点で割引されていますので、初回から月額基本料しか払っていません。

また、ネット回線契約のあるあるですが、2～3ヶ月無料のオプションをてんこ盛りにされますので、放っておくと毎月1万数千円の支払いが発生します。

私は過去に苦い経験がありますので、無料期間の終了を待たず、開通したその日に全てのオプションを解約しました。

解約手数料はいわゆる2年縛りです。

持ち家なので当面は解約しないだろうと考えています。

2年縛りなしのプランもあります。

最近は最初1年間は月額980円というキャンペーンもやっているようです。

詳しくは５章で触れます。

３．NURO光開通まで

NURO光の特徴でも述べましたが、開通までに1ヶ月～3ヶ月の長い期間を要します。

工事は屋内工事と屋外工事の2回に分けて実施されました。

屋内工事

まず屋内工事は、契約の2週間後に予約が取れました。

こちらは待たされることなくすぐに工事できたのですが、工事そのものは難航しました。

当日は工事のお兄さんが2階の外壁から室内までケーブルを通してくれるのですが、築18年の家で配線パイプが詰まっているせいか、なかなかケーブルが通りません。

我が家の配線パイプは、まず2階の外壁から2階寝室までつながっており、そこから更に1階のリビングまでつながっています。

私は当初、ルーターの設置場所として1階のリビングを希望していたのですが、2階寝室まで通った後の2階寝室→1階リビングがなかなか通りませんでした。

お兄さんもかなり奮闘してくれたのですが、無理そうな感じがしたので、「ルーターの設置場所は2階寝室でいいですよ。」と伝えて場所を変更しました。

結果的には2階寝室でも問題なくネットが使えています。

屋外工事

厄介なのが屋外工事です。

まず、屋内工事が終わらないと屋外工事の予約が取れません。

屋内工事が終わって予約画面を開いてみると、予約が取れるのは最短で2ヶ月先でした。

6月中旬契約⇒7月上旬屋内工事⇒7月下旬入居⇒9月中旬屋外工事（開通）

ですので、契約から3ヶ月、入居から2ヶ月待たされました。

屋外工事当日は高所作業車が来て3時間ぐらい工事していました。

家の前の電線から我が家の外壁まで新しいケーブルが伸びていました。

工事が完了したら、すぐにネットは使えました。

開通までの臨時ネット回線確保

上記の通り、マイホームに入居してからネット開通まで2ヶ月待たされました。

私のスマホはahamoなので2ヶ月ぐらい何とかなります。

テレワークも会社からWi-Fiの支給があるので問題ないです。

問題は嫁と子供です。

嫁は格安SIMでギガも少ないです。

それでもこっちは当月だけギガを追加するなり、大人なので2ヶ月ぐらい我慢するなりできます。

本当に困ったのは4歳の長男。

テレビでYouTubeを見るのが大好きで、かつ幼稚園が夏休みで1日中家にいました。

NURO光のプロバイダーは、開通までのネット回線の補完として提携先のポケットWi-Fiを斡旋してくれました。

ただ、提携先と言っても、手続きをやってくれる訳でもなく、全く安くもありません。

そしてこのポケットWi-Fiも快適には使えません。

まず、辛抱してギガを使おうと思って10Gb/月上限のプランにしたところ、3～4日で使い切ってしまいました。

感覚的にちょっとギガの消費が早すぎないか？と思いましたが、どうすることもできません。

さすがにこのままWi-Fiなしで30日近く過ごすは難しいので、追加で無制限のポケットWi-Fiも借りました。

ただ、これはこれで1日3ギガ超えると（極）低速になります。

なので、私のahamoのテザリングでも補完しながら2ヶ月間乗り切りました。

NURO光を契約される方で今現在他のネット回線を契約していない方は、並行して開通までのポケットWi-Fiの準備も検討することをお勧めします。

特にNUROの提携にこだわる必要はないと思います。

４．NURO光開通後

入居から2ヶ月待ってようやく開通しました。

その後の通信品質はほぼ問題ありません。

我が家は最大で7台の端末がネットにアクセスします。

・私スマホ
・嫁スマホ
・プライベートPC
・会社PC×2
・タブレット
・テレビ

実際全て同時にということはありませんが、4～5台はアクセスすることがあります。

それでもほぼ通信速度を落とすことなく、高速通信ができています。

たまに（数日に1回）謎の通信不良がありますが、すぐに回復するので特に気にしていません。

そもそもNURO光回線の問題かも分かりません。

５．新規申し込みキャンペーン

キャッシュバックキャンペーン

前回のテレビアンテナ設置の記事でも書きましたが、私が契約したNURO光回線はアンテナ工事業者の提携先で、NURO光を契約することでアンテナ工事費用のキャッシュバックを受けることができました。

同様のキャッシュバックキャンペーンは頻繁に実施されていて、それまで契約していたネット回線の解約手数料などもキャッシュバックの対象となります。

私の契約先はキャッシュバックの上限額が7万円で、アンテナ工事費用は6万7千円でしたので、全額キャッシュバック内で収まりました。

キャンペーンの実施はその時々であり、常時やっている訳ではないようですので、HPからご確認頂ければと思います。

キャッシュバックはありがたいのですが、その申請方法が厄介です。

• アンテナ工事費用は一旦自分で支払って、後でキャッシュバックを申請する。
• キャッシュバックの申請用紙が送られてくるのは回線開通から5ヶ月後。
  （アンテナ工事から8ヶ月後）
• 申請用紙は郵送で送られて来て、郵送で提出する。
• 申請用紙提出の締め切りは用紙が郵送された翌々月末。
• 申請用紙の提出とは別に振込先口座の登録が必要。
• 振込先口座の登録の案内はメールで送付されて来るが、アドレスを登録していないと送られて来ない。
• 振込先口座の登録の締め切りはメールが送付されてから45日以内。

上記を全て遅滞なく行わなければならず、ちょっと気を抜くと失敗しそうな手順です。

こういうのは申請忘れ・漏れを誘発するために業者がわざと複雑な手順にしているようです。

このようなやり口は気持ちのいいものではありませんが、契約後に気づいてもどうしようもありませんし、キャッシュバックの申請方法を除けばネット回線そのものは良いものなので、今もそのまま使用しています。

月額980円キャンペーン

最近は「月額980円」という広告をよく目にします。

調べてみるとNURO光の正規HPにも掲載されていて、本来5,200円の月額基本料金が最初の1年間に限り980円となるキャンペーンをやっているそうです。

こちらもあくまでキャンペーンですので、いずれ終了するかと思います。

回線開通の基本工事費用無料も適用のようです。

ただし、上記のキャッシュバックのような他のキャンペーンとの併用は不可のようです。

1年間980円だと累計で(5,200-980)×12=50,640円のメリットであり、私の場合はアンテナ工事費67,000円のキャッシュバックを受けれたので、キャッシュバックの方が得になります。

工事費や元のネット回線の解約手数料などキャッシュバックの対象がない方は、月額キャンペーンを狙った方がよいかと思います。

詳細はHPをご覧ください。

６．最後に

今回はネットのお知恵を拝借しつつ、NURO光について解説してみました。

とにかく通信の品質は良く、対象エリアに該当する家にはお勧めです。

以下はNURO光を検討する際の注意点です。

• 対象エリアは大都市圏周辺
• とにかく開通までが長い。（1～3ヶ月）
• 特に屋外工事の待ちが長く、屋外工事の日程は屋内工事完了後に決まるので、屋内工事をなるべく早く実施する。
• 開通までのネット回線確保を考えておく。（提携のポケットWi-Fiにこだわらなくてもよいと思う。）
• キャッシュバックキャンペーンは申請が複雑かつ時間がかかる場合があるので、気になる人は事前に確認する。

最後にちょっと開通後の小話です。

開通してから1週間ほど経ったある日、郵便受けにポスティングがありました。

ネットの通信状態にお困りではありませんか？

お住まいの地域でも高速通信のNURO光が使えるようになりました。

私は一瞬「？」でした。

偶然のタイミングでNURO光の案内があるなんて。

そしてしばらくして気づきました。

「いやこれ、うちの工事で引いたやつやん！」

光ファイバーを分岐させてうちまで引いたので、近隣の家にも使ってもらった方が回線提供者としては儲かります。

それでご近所にポスティングして勧誘するのはいいとして、うちにまで入れたらダメやろ！

どの家が引いたかもわかるんやし！

まあでも、キャンペーンで私が工事費を手出ししている訳ではないので、文句は言えませんが。

色々突っ込みどころはありましたが、とにかくNURO光お勧めです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

筆者（やんとも）とこのブログについての紹介です（ ＾ω＾）b

家購入後の『引き渡し』や『引っ越し』について記事を書いています。

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