家の購入は戦いの連続ですが、ラスボスは一番身近にいました【家その他】
こんにちは、やんともです。
中古戸建てを購入しマイホーム生活を始めました。
本日は家の話のようで私の家族の与太話です。
家の購入では色々な人と関わることがありますが、上手い言葉に惑わされず自分に有利に事を運ぶため、常に駆け引きがあります。
はっきり言って戦いの連続です。
しかし家の購入で一番厄介な戦い相手は『嫁』でした。
そんな話です。
1.不動産取引はウソが9割
2.一番の戦い相手は『嫁』
■マイホーム探しのスタートについて
■「中古+リフォーム」のコンセプトについて
■選んだ家について
■リフォームについて
■入居後について
3.最後に
1.不動産取引はウソが9割
家探しを始める前に色々勉強していた時「不動産取引はウソが9割」と言う言葉を目にしました。
不動産屋だけでなく、ハウスメーカー、売主、リフォーム会社、銀行、保険会社、FP、弁護士、税理士など、関わる人全てが自分の利益のために都合のよいことを言うということです。
ちょうどこの4月からNHKで山下智久さん主演の『正直不動産』というドラマが始まりました。
原作コミックを1巻だけ読んだことがありますが、その中でも「不動産業界では千の言葉のうち本当のことは三つだけ」と言われており、上記のことを言っているのだと思います。
家系ブロガーとしてこのドラマは毎週チェックしたいと思います。
現実の不動産取引に話を戻すと、本当に9割かは分かりませんが、私の家の購入においてもそれに似た実感はありました。
皆が強い悪意を持っているとも思いませんし、ウソと疑っていたことが実は本当だったということもあると思います。
ただ、人生最大の買い物において最大限自分に有利に事を運ぶために、人の言う事を疑って腹の内を探ったり、駆け引きで人を上手く動かさなければならなかったり、そのようなことがあったのは事実です。
比喩的に言えば色々な人との戦いの連続だったなと思います。
仲介不動産会社の営業マン、銀行マン、保険会社との戦いについては過去記事にて綴っていますので、もしご興味があれば読んでみてください。
2.一番の戦い相手は『嫁』
さて、今日の本題です。
家の購入においては色々な人との戦いの連続だったと言いました。
しかし、一番の強敵は『嫁』でした。
嫁は私より1歳年上です。
最初に出会ったのは私が18歳の時で、かれこれ16年の付き合いです。
結婚生活は今月で8年目に突入しました。
仲はいいですが価値観や物事の好み、考え方は全く異なっています。
食べ物の好みも正反対です。
物事の考え方において、私は理屈考えることが多く、論理的に正しいか間違っているか、論理的にメリットが多いかデメリットが多いかを重視します。
嫁は感覚的・感情的に考えることが多いので、論理的に正しいかどうかはあまり重視しません。
そんな感じなのでケンカになることも珍しくありません。
家の購入においても、最初から最後まで意見が食い違うことが多かったです。
マイホーム探しのスタートについて
まず嫁は注文住宅を建てたいと考えていました。
私も元々は建てるものだと思っていましたが、別にこだわりがあった訳ではなく、なんとなく家は建てるのが当たり前だと思っていただけです。
一方嫁は間取りにもデザインにも自分の理想があるようです。
施工を依頼したいハウスメーカーも決めていました。
注文住宅から中古住宅に舵を切ったのは私からです。
コロナ禍で暇な時間が増え資産運用について勉強して時、不動産投資という稼ぎ方について知り、中古戸建てを買って賃貸に出すのがお勧めであると知りました。
不動産投資には今のところ手を出すつもりはありませんが、「だったらマイホームも中古戸建てていいじゃないか?」と考えるようになりました。
色々調べて、
- 実は木造戸建ては100年ぐらい住めること
- リフォームすれば新築と遜色ない家になること
- トータルでコスパがいいこと
を知り、そちらで進めようと思いました。
嫁とは方針を揃えなければならないので「家は中古にしよう」と提案しました。
意外と反応は穏やかで否定もされなかったので、このまま順調に中古戸建て探しが進むかと思いました。
しかし、やはり私と嫁の頭の中ではそれぞれ違うベクトルを向いていたのです。
まず、私が不動産サイトで中古戸建てを探している横で、嫁は土地を探していました。
「掘り出し物の安い土地が見つかれば建ててもいいでしょ。」という考えです。
本当に掘り出し物が見つかれば頑なに建てることを拒むことはありませんが、現実では不動産に掘り出し物なんてないんですね。
確かにやたら安い土地が出てきたこともありましたが、やはり安い理由があり、とても住めたものではありませんでした。
嫁には、
- 掘り出し物なんかないこと
- 費用の分配は建物ではなく土地にある程度比重を置かなければいけないこと
- 注文住宅は贅沢品であり資産的に考えれば厳しいこと
を説明し、なんとか注文住宅を諦めさせました。
「中古+リフォーム」のコンセプトについて
そうは言いつつも、元々嫁の頭にも「中古リノベーション」という選択肢はあったようなので、前向きにはなってくれました。
そこで「俺は家本体を調べるから、嫁はリフォームについて調べてくれ」と役割分担を決め、リフォームについて調べてもらうことにしました。
嫁はAmazonで本を購入し、勉強を始めてくれました。
しかし、いざ話し合いをしてみると話が全く噛み合いません。
私の中でリフォーム費用の予算は多くても500万円です。
しかし、嫁曰くリフォームの予算は1500万円だそうです。
私「どこをどうやったらそんな額がかかるんだ!?」
嫁「普通にこれぐらないと無理でしょ!」
お互いに相手が異次元の話をしている感覚でした。
嫁の言うリフォームは、元の家のベースは使いつつも大掛かりに改造して注文住宅に近い感覚を得るためのリフォームでした。
リフォームではなくリノベーションというのが正しいです。
一方私が考えるリフォームは、基本的には元の家をそのまま使い、使えない部分だけを修理し、見た目が悪い部分だけを綺麗にするというやり方です。
やはり全くベクトルが合っていなかったのです。
私は、
- 1000万を超えるリフォームをすると注文住宅と同じで家計が火の車になる
- それは家族にとって本当に必要なものではない
- 本当にそのようなリノベーションをするなら、築30年を超えるボロ家を買わなければならないが、その覚悟はあるのか
と説得しました。
ここに関しては入居するまで納得は得られなかったと思います。
選んだ家について
最終的に選んだ家(現在のマイホーム)についても、購入を判断する時点で私と嫁とでは温度差があったようです。
私はこの家を見学した時、今まで見てきた家の中でダントツでいい物件だと思いました。
立地・周辺環境もよく、建物面積はやや広めで間取りも問題なく、状態が非常によかったので、胸が高鳴るような感じがしました。
一方嫁は、今まで見てきた中ではよい物件だと思ってくれましたが、間取りや外観は自分の理想とは違ったようです。
2年前に外壁の塗り替えがされていたので外見も綺麗で、私的には築18年を感じさせないものでした。
しかし私よりは美的感性が鋭い嫁は、「一昔前の家の感じだ」と言います。
ここは完全に価値観の違いなので、嫁がどの辺に不満があるか私には理解できませんでした。
嫁にとって理想の家ではないことは理解しつつも、価格や諸条件、今後の物件探しの可能性を考えて、最善の選択であることを納得してもらい、家の購入に進むことができました。
リフォームについて
リフォームもかなりもめました。
まず、家本体で予算のほとんどを使い切ったため、リフォームに掛けられる予算は100万円程度です。
私としては上で述べた通り、機能的に使えるもの・綺麗なものはそのまま使う考えでした。
対して嫁がやりたいと言ってきたことは、
- 壁紙クロスの全面貼り替え
- フローリングの貼替え⇒無垢
- システムキッチンの交換
- トイレ(1階&2階)の交換
- 室内ドアノブの交換
などで、その他も併せて総額600万円超でした。
正直私にとっては上のどれも必要ありません。
特にうるさかったのはフローリングです。
売主さんの管理が良かったおかげか元々我が家のフローリングは非常に綺麗でした。
それなのに、これを剥がして全面無垢にしたいと。
まともにやると100万円以上かかりますが、費用対効果はゼロです。
フローリングの貼替えについては安価な工法として『上貼り』や『フロアタイル』という方法もあり、費用は半分から1/4です。
それでも費用対効果はゼロには変わりませんし、限られた予算の中で本当にやらなかればならないことをやるために、認める訳にはいきません。
これに関してはよほどこだわっていたようで、かなりの恨みも買ったと思いますが、どうにか説得しました。
嫁の希望で、
- 1階全体の壁紙クロス貼替え
- トイレ、洗面所のクッションフロア貼替え
- 畳の貼替え
- DIYで1階便座の交換
は実施しました。
入居後について
入居後についてはちょっとしたカスタマイズで意見がすれ違います。
例えば、室内にちょっと洗濯物を吊るしたいとき、突っ張り棒やエアコンに掛けるハンガーポールがあると便利です。
私も家事をすることはありますので、家事をスムーズにするためにあった方がいいです。
しかし嫁は見た目が悪いからと言ってこういうものを嫌います。
私としては見た目の前にまず機能だと思いますし、見た目を優先してこのような改善もせずに、「家事は大変なんだ」と主張するのもどうかと思います。
このような意見の相違は今の家に住む前からしょっちゅうあります。
私の意見を通すこともあれば、嫁の意見を通すこともあります。
これからも度々あると思います。
3.最後に
今日の記事は嫁の愚痴みたいになりました。
こんな私でも感情的な好き嫌いで物事を決めることはありますので、嫁の好みもなるべく聞いてあげたいとは思いますが、教育資金などを削ってまでやるべきことがどうかは厳しく判断します。
とにかく最初から最後まで、嫁を説得することが一番大変だったかなと思います。
マイホーム生活を始めて9ヶ月の間に、何度か嫁に「正直この家どう?」と聞くことはありましたが、いい家だと言ってくれます。
本心だと思いますし、それとは別に理想の家は今でも持っていると思います。
R+ハウスというハウスメーカーで建てることが嫁の憧れでしたので、「宝くじがあたったらそこで建てよう。」と言ってきます。
でも、私も嫁も宝くじは買わない主義です笑
上でも書いた通り、嫁とは価値観や好みが違う部分が多いです。
ケンカもよくします。
でも価値観や好みが違うからこそ、これまで長くやってこれてる部分はあると思いますので、なんだかんだこれでいいのかなと思います。
できれば、この家で死ぬまで嫁といっしょにいたいなと思います。
この記事を読んで夫婦関係のことで不快に思われた方がいらっしゃれば、その場合はごめんなさい。
筆者(やんとも)とこのブログについての紹介です( ^ω^)b
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