中古×戸建て マイホームブログ

教育資金や老後資金を残しつつマイホーム生活を夢見る30代会社員やんともが、千葉県内に中古戸建てを購入し、リフォームしたりDIYしたりで堅実にマイホームを手に入れるまでの話です。

我が家の納戸(3帖)をフル活用する【アイテム紹介】

 

こんにちは、やんともです。

 

我が家には3帖の納戸があります。

家を購入した際は収納の要として期待していましたが、入居後数ヶ月でいっぱいになってしまいました。

こんなに早くいっぱいになってもらっては困ると思い、スチールラックを使って収納量アップを行いましたので、納戸の紹介も兼ねて書かせて頂きます。

 

1.納戸の紹介
2.スチールラックを使って収納量を増やす
3.最後に

 

 

1.納戸の紹介

私は家探しにおいて7件の物件を見学しましたが、最後に我が家を見学した時だけ胸の高鳴り方が違いました。

 

このどこが気に入ったか。

色々ありますが、間取りや家の造りに関して言えば、

  • 浴室・・・広めで浴室乾燥機付き
  • シューズクローク・・・大容量
  • キッチンの勝手口・・・敷地外には出られないが謎のテラスがある
  • 小庭・・・極狭だけど無いよりは全然いい
  • 2階のトイレ・・・なぜかちょっと広い
  • バルコニー・・・細長い形でなく正方形に近い
  • 納戸・・・3帖の小部屋

でしょうか。

 

この中でダメ押しに良かったのが、2階にある3.0帖の納戸です。

ここまで広い収納は見学した他のどの家にもありませんでした。

 

 

我が家の2階には納戸の他に主寝室7.4帖子供部屋5.4帖×2トイレバルコニーがありますが、この並びで納戸を見ると普通の部屋と言われてもそこまで違和感がないです。

確かにちょっと狭いし窓も小さいですが、ここで我慢しろと言われれば生活できなくもないです。

窓の外には室外機を置く場所もあるので、エアコンも設置可能です。

 

2つある子供部屋のうち1つは現在私のテレワーク部屋となっていますが、子供2人(4歳・0歳)が大きくなるといつかは部屋を取られてしまいます

 

その時のテレワーク部屋移設先の候補の1つが納戸です。

テレワーク部屋移設先の候補

  • 1階の和室・・・リビングの音がうるさい
  • 寝室・・・夫婦2人だけになれば机を置けるだろう
  • 納戸・・・広さ的には申し分ない
  • 小庭・・・テントを張って、、、さすがに無理か

 

テレワーク部屋の移設はまだまだ先の話として、3.0帖の納戸で当面は収納に困りません

家を購入する前に住んでいたマンションではわずかな収納に無理やり押し込んでいましたので、これだけ収納が増えると余裕です。

 

 

と見学の時は思っていました。

しかし、いざ入居して1~2ヶ月もすれば納戸は物で埋まってしまいました

なぜなのか。

今後物が減っていくとも考えづらいし、テレワーク部屋どころではありません。

 

でもこのままにしていても本当に必要な物が収納できません

今年からキャンプを始めようと思って道具も揃え始めています

これだけの納戸があるのだから、この程度で限界にしてはいけない、と言う事で納戸をもっとフル活用できるように整理することにしました

 

 

2.スチールラックを使って収納量を増やす

限界に達しつつあった納戸を眺めて、床は物で敷き詰められているものの、部屋の上の方の空間はあまり使われていないことに気づきました。

これだけの納戸なのだから、空間全体で物を置けるようにしたいと思いました。

 

私としては、ロフトのような棚を設けたかったのですが、金額が高いし見た目も悪いということで嫁から猛反発があり、よくあるスチールラックにしなさいと言われました。

私はせめて部屋の上の方まで使えるように背の高いスチールラックにしようと言い、2人で納得しました。

 

納戸の天井の高さは240cmです。

背の高いスチールラックでは210cm前後の物が多くありますので、そのぐらいの高さで探すことにしました。

段ボール箱が置けるように奥行きは45cmにします。

収納量を増やすために幅はなるべく広い方がよいのですが、重い物を置いた時のたわみが怖いので、90cm幅を2つ並べることにしました。

 

楽天で探していたところ、安価耐荷重480kgのものがあったため、これにしました。

 

これだけの大きさとなると、荷重による床のヘコミが怖かったので、後で専用の足を付け足しました。

 

 

このタイプのスチールラックは過去に高さ1m程度のものを購入したことがありますが、さすがに高さ210m・耐荷重480kgとなると支柱パイプも太く頑丈です。

パイプの直径は25mmです。

大きいので立てるのは大変ですが、組み立てはそこまで難しくありません

 

2セット組み立ててみるとこんな感じです。

棚板の高さは物を置きながら調整します。



 

反対側の壁沿いにも同じものを置きたいのですが、現在は以前使っていたダイニングテーブルが置かれていますので、このテーブルを処分したらラックも増設すると思います。

 

とりあえず物を置いてみます。

 

天井ギリギリまで空間を活用できていい感じです

奥側は最近揃えたキャンプ道具です。

地震の際に倒れないように下段に重い物を置きますが耐荷重の範囲内であってもやはりたわみますね

 

これでしばらくの収納は確保できました。

 

 

3.最後に

最近はミニマリストという言葉もあり、あまり物を持たないようにしようという考えもあります。

広い家に住めばそれに合わせて物を買ってしまうので、狭い家に住んだ方がいいんだという意見もあります。

 

私は「そうかな?」と思います。

私個人としては、収納が無くても必要な物は買います。

本当に必要な物はやはり手元にあった方がいいし、無いとストレスに感じます。

 

自分の資力の範囲内で物を買い、大事に使えばそれでいいのではないかと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

筆者(やんとも)とこのブログについての紹介です( ^ω^)b

 

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持ち家は負債?持ち家否定論の間違いを訂正してみた【住宅論】

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こんにちは、やんともです。
中古戸建てを購入しマイホーム生活を始めました。

 

『住居』を考える上で永遠のテーマとなっているのが「持ち家か賃貸か」の議論です。

最近は資産管理に対する意識の向上から、持ち家を否定し賃貸を勧める意見が多いように感じます

しかし、持ち家否定派の意見の中には間違った考えも多く見受けられますので、本日はそのような間違った持ち家否定論を訂正してみたいと思います

 

ただ、私は決して持ち家のみを肯定し賃貸を否定している訳ではありません

持ち家にすべきか賃貸にすべきかは人によって違いますし、実際に賃貸が向いている人は多くいると思います。

ここではあくまで「間違った持ち家否定論」に対してツッコミを入れるだけです。

 

1.持ち家を買ってはならない理由とは
 1)家は負債?
 2)家は貸している時だけ資産
 3)持ち家はマイナスのキャッシュフロー
 4)資産価値が落ちるから買わない
 5)修繕費や固定資産税で持ち家は高くつく
 6)賃貸で我慢する
 7)新築はすぐに価値が落ちるから
 8)結局持ち家を買ってはいけない理由はなにか
2.住み替えリスクがあるから買うべきではない?
 1)住み替えリスクはあっても必ずしも賃貸が有利ではない
 2)賃貸だから失敗しないとは言えない
 3)賃貸派優勢の違和感
3.最後に

 

 

1.持ち家を買ってはならない理由とは

1)家は負債?

持ち家否定論で最もよく聞く言葉が「家は資産ではなく負債」という言葉です。

某有名書籍、某有名芸能人、某有名インフルエンサーなどが揃って同じ言葉を使っています

 

しかし家は負債という言い方は正しいのでしょうか

そもそも簿記的に言えば家は資産負債に該当するのは住宅ローンです。

家(土地・建物)⇒資産

住宅ローン⇒負債

 

価値が1億円であろうと、100万円であろうと、資産は資産です。

 

持ち家否定論者が言う「家は負債」は、家の資産価値が住宅ローンの負債額を下回っている状態を比喩的に「家は負債」と言っているだけです。

この言葉を初めから使っている本当にお金に詳しい人はこれが比喩的表現であると理解していると思いますが、最近の流行りに乗ったお金系YouTuberには理解していない人もいるのではないかと思います。

 

 

また、資産価値が負債額を下回るかどうかは家によります

負債額以上に価値のある家だっていくらでもあると思いますし、そもそも現金で購入された家は負債ゼロです。

 

確かに日本中を見れば、負債額が資産価値を上回るケースが大半でしょうが、家が必ず負債過多かのような表現は間違っていると思います

 

 

2)家は貸している時だけ資産

「家は負債」とくっついてよく言われるセリフが「家は貸している時だけ資産」です。

「何言ってんの?」と思います。

自分が住む家について持ち家か賃貸かの話をしているのに家を収益のために使う話をするのは論点がズレてますよね。

 

買った家を人に貸して、さて自分が住む家はどうするの?

持ち家がいいの?賃貸がいいの?

話しがスタートに戻っていますね。

 

 

また「家は貸している時だけ資産」と言うと、賃貸に出している時以外で資産価値が負債額を上回ることがあり得ないように聞こえますが、前章でも話した通り資産価値が負債額を上回るケースもあり得ます

 

 

また、賃貸に出していれば必ず資産(プラスのキャッシュフロー)になるかと言うと、そうとも限りません

ローンの返済額以上の家賃で借り手がついていなければプラスのキャッシュフローにはなりません。

 

よってここも間違いです。

 

 

3)持ち家はマイナスのキャッシュフロー

上2つに続けて言われるのが「持ち家はマイナスのキャッシュフローということです。

これも完全なミスリードです。

 

確かに住宅ローンの返済はマイナスのキャッシュフローです。

では賃貸の住人が支払う家賃プラスのキャッシュフローなのでしょうか?

いいえ、当然マイナスのキャッシュフローです。

 

1)で家は資産・住宅ローンは負債と言いましたが、家賃は何か?

「費用」です。

家(土地・建物)⇒資産

住宅ローン⇒負債

家賃⇒費用

 

持ち家については、少ないながら資産>負債となるプラスのケースもあり得ます

しかし家賃はどうがんばっても100%マイナスのキャッシュフローにしかなりません

 

なぜ、さも賃貸がマイナスのキャッシュフローではないような話し方をするのか、最大の疑問です。

 

 

4)資産価値が落ちるから買わない

「資産価値が落ちるから買わない」と言いますが、逆になぜ資産価値がキープされなければ買ってはいけないと決めつけるのでしょうか?

 

住居費はそもそも住居の本質的価値に対して支払うものです。

住居の本質的価値とは、雨・風・寒暖を防ぎプライベートな安息の場を与えることであり、更にそこに駅や市街地から近いという立地の良さや、広さ・設備の便利さなどにより付加価値が加わります。

それは家賃であっても持ち家(住宅ローン)であっても同じことです。

「この場所にこの広さで住むために1ヶ月10万円の対価が必要」というなら、それは10万円支払わなければいけないことであり、長年住んだ後にキャッシュバックを求めるのは本来は筋違いです

 

「いやこの話は感情論であり、何よりも資産が優先だ。」と言う人は田舎の山奥で野宿をすればいい話。

「もちろん住居費なんだけど、なるべく資産も残るようにする。」という話であれば、家賃は払い終わって1円も返ってきません

持ち家であれば、購入時5,000万円だったのが30年後に5万円の価値になろうが、5万円は返ってきます

1円も返ってこないよりマシだと思います。

 

 

ただし上記は、同じ家に長期間住み続ける前提の話です。

短期間で住み替えることを考えるならば資産価値がキープされる家を購入しなければいけませんし、そもそも賃貸がよいという話になります。

ここは7)で改めてお話しします。

 

 

5)修繕費や固定資産税で持ち家は高くつく

長期間同じ家に住むとしても、「持ち家は高くつく」と言われることがあります。

持ち家は家本体の取得費用(住宅ローン)だけでなく固定資産税修繕費なども発生すると言われます。

これについても疑問に思います。

 

 

例えばここに5,000万円の家があり、35年住み続けるとします。

戸建てでもマンションでも新築でも中古でもどちらでもいいです。

 

持ち家でフルローンで購入する場合、35年で総額いくらかかるか

本体5,000万円+金利900万円+火災地震保険料150万円+固定資産税500万円+修繕費500万円⇒総額7,050万円

(適当に計算したので内訳は気にしないでください。)

 

ではこの家を自分で買わず、誰か他の大家さんに買わせ自分は賃貸として住む場合どうなるか

家を購入した大家さんは基本的に持ち家と同じだけのお金がかかります。

ローンの金利も火災地震保険料も固定資産税も修繕費も、全て発生するので基本的に同じ7,050万円が発生します。

大家さんはそれを35年掛けて取り返そうとすると7050万円を35年×12ヶ月で割った金額を家賃の最低金額としなければなりません

すると家賃は最低でも16万7千円です。

しかもこれだけでは大家さんの利益はありませんし、空室リスクも考えていくらか上乗せして家賃を設定します

仮に月1万3千円上乗せして月18万円の家賃にした場合、35年住み続けると総額7,560万円になり持ち家の総額を上回ります

大家さんがもっと短期間で回収しようとした場合、もっと高い家賃設定になり、更に高い出費になります。

 

 

同じ条件で持ち家と賃貸を比較するということはこういうことだと思います。

持ち家は固定資産税や修繕費を払わなければならないと言いますが、賃貸の場合も家賃に含めて間接的に払っています

加えて、大家さんの利益や管理会社の管理費空室リスクなどで持ち家より多くの額を払うことになります

 

 

「いや、大家さんは自分が住む訳ではないので必要最低限の修繕しかしない!」というのであれば、持ち家の場合も35年持たせるだけの最低限の修繕だけすればよいだけの話す。

それで35年経って家が住めない状態まで劣化しても、賃貸と比べて損はないはず

 

 

ただここの理論については私もあまり自信がありません。

なぜなら、賃貸の家賃設定についてよく知らないからです。

もし間違っていたらどなたか指摘して頂きたいです。

 

 

6)賃貸で我慢する

5)と重なる部分もありますが、「持ち家は高いから、賃貸で我慢しなさい。」とよく言います。

なぜ賃貸が安くて持ち家が高いという認識なのでしょうか?

なぜ賃貸が我慢の対象なのでしょうか?

 

5)で説明した通り、同じ家に住むのであれば持ち家も賃貸も同じ費用がかかります

むしろ賃貸の方が高いです。

長期間住むなら尚更、持ち家はいつか払い終わりますが、賃貸は払い終わることはありません

 

でも「持ち家を買ったことで月々の住居費が上がった。」と皆言います。

さて、今まで住んでいた家とこれから住み始める家の住居費を比べることは、持ち家VS賃貸の比較になっているでしょうか?

ここでの本質は持ち家を買うついでに広い家にしたことです。

住居費が上がるのは、

賃貸 ⇒ 持ち家

ではなく、

狭い家 ⇒ 広い家

設備の整っていない家 ⇒ 設備の整った家

古い家 ⇒ 新しい家

立地の悪い家 ⇒ 立地の良い家

です。

広い家に引っ越せば賃貸であろうが住居費が増えるのは当たり前です。

 

「節約のために賃貸で我慢しなさい。」ではなく「節約のために狭い家で我慢しなさい。」が正しく、

「持ち家を買ったから家計が苦しくなった。」ではなく「広い家に引っ越したから家計が苦しくなった。」が正しいです。

 

 

7)新築はすぐに価値が落ちるから

確かに新築は鍵を開けた瞬間に価値が数百万円落ちると言います。

それは、新築価格にはハウスメーカーの営業費などが乗っていてそれは家本体の価値として残らないからです。

なので、1)で述べた「家の資産価値<ローンの負債額」という状況になり易いのは事実です。

 

しかし、「だから持ち家は買わない方がよい」というのは必ずしも言えません。

 

まず、そもそもこの話は「新築か中古か」の議論であって「持ち家か賃貸か」の議論ではありません

新築なら賃貸であっても家賃は高くなります

これは家本来の価値より多めの住居費を払っているということで、持ち家の場合と同じです。

 

また、新築であっても長く住むのであれば資産価値と負債額のバランスは関係ありません

 

 

8)結局持ち家を買ってはいけない理由はなにか

ここまで1)~7)で持ち家否定論を否定してきましたので、「持ち家は買ってもよい。」というニュアンスになっていると思います

しかし私も、必ずしも持ち家を買っていいという訳ではないと思います。

 

1)~7)で論じてきたことはあくまで長期間同じ家に住み続けることが前提の話です。

これが短期間で住み替えとなると、状況は非常に厳しくなってきます

 

賃貸であれば住んだ分だけ家賃を払いますので、住んでいない期間については費用は発生しません

しかし、持ち家であれば35年(返済期間)分を前払いしているイメージですから、35年未満で住み替える場合住んでいない残りの期間分のお金を返してもらわなければなりません

 

ここで残っている資産価値が重要になり、ローン残高以上の価値が残っている、すなわちローン残高以上の金額で売れれば住んでいない期間分のお金が返ってくることになります

資産価値がローン残高以下で、その額でないと売れなければ、一部しか返金されないことになります

多少の目減りで済めばまだいいですが、全く買い手が付かなければ1円も戻ってきません

 

 

ただ、最初から数年しか住まないと分かっていれば誰でも賃貸を選びます

短期間しか住まない家に持ち家VS賃貸議論など生まれません。

 

本当に難しいのは、死ぬまで住むと決めていた家でも予期せぬ事態で住み替えが発生する可能性があるということです

このリスクは誰にでも発生する可能性はあります

近所に公害を発生させる施設ができる、近所の人とトラブルになる、天災に会う、子供の学校でトラブルに合う、離婚するなど。

だから持ち家はリスク、持ち家は買ってはいけないと言われるのです。

 

5)「同じ家に住むなら賃貸の方が高くつく」と言いましたが、この高くついた金額は住み替えリスクに対する『保険』だと私は考えています。

なので「持ち家VS賃貸議論」保険要るVS要らない議論」同じだと思います

 

持ち家否定論には「家は負債だから」「家はマイナスのキャッシュフローだから」と言う人がいますが、それは本質的な理由ではありません

「誰しも住み替えのリスクがあるから」と言った人だけが、唯一正しい持ち家否定論者だと思います。

 

 

2.住み替えリスクがあるから買うべきではない?

1)住み替えリスクはあっても必ずしも賃貸が有利ではない

持ち家を買うべきではない理由、持ち家か賃貸かの最大かつ唯一の論点は「誰しも住み替えのリスクがあるから」だと言いました。

では誰しも住み替えのリスクがあるから、家は買わない方がよいのか?

これには絶対の答えはないですね。

 

賃貸は保険だと言いましたが、ガン保険に例えると分かりやすいです

誰しもガンになる可能性はあります。

ガンになる前提で考えれば保険に入っていた方がいいです。

でもガンにならないケースもあり、その場合結果論で言えば保険に入らない方がよかったとなります

使わなかった保険料は無駄な出費になります

 

家も同じです。

住み替えるかもしれないと思って賃貸で住んでいたけれど、家族皆その家とその地域が気に入って住み替える必要がなかったら持ち家にしておけばよかったとなりますよね。

 

「子供が独り立ちして仕事も定年退職したら狭いマンションに引っ越すから、賃貸に住んでいた方が住み替え易い。」という意見もありますが、住み替えのタイミングが長期間元の家に住んだ後でローンもほとんど払い終わっているのであれば、持ち家が廉価でしか売れなくてもほとんど損はない訳です。

逆にそこから先同じ家に住み続ければ、賃貸で家賃を払い続けるよりもはるかに安いです。

「夫婦2人だけになると子供と住んでいた家は広すぎるから」と言いますが、広すぎるけど家賃のかからない家と、ちょうどいい広さだけど家賃のかかる家と、どちらがいいかという話です。

広すぎると掃除が大変だからとも言いますが、こじつけかなと思います。

 

 

2)賃貸だから失敗しないとは言えない

賃貸派のお金系YouTuberで「私の実体験として持ち家を買って失敗したから。住み替えの時に売れなかったから。」と言う人がいます。

もしかしたら持ち家のリスクの本質を突いた話かもしれません。

でも、ただ単にあなたの管理能力が低いだけでは?とも思います。

 

持ち家を買って途中で売った人の中にも、大して損をしなかった人もいます

買うタイミングや買う場所、家の仕様などを考えて買えば必ずしも失敗するとは限りません

また売るタイミングも重要ですので、急いで売らなければならない状況を作らない努力も必要です。

 

確かに持ち家は、そのようなことを注意して買わなければならないこと自体がデメリットかもしれません

しかし、本当に管理能力の低い人であれば、賃貸に住んでも失敗する可能性はあります

家賃相場10万円なのに15万円の家賃を払って住み続ければ完全に失敗ですよね。

 

 

3)賃貸派優勢の違和感

持ち家VS賃貸はどちらもメリット・デメリットがありますが、最近のお金系動画を見ていると賃貸派が優勢に見えます

それも素人YouTuberばかりではなく、お金に強い有名人も賃貸派が多いように見えます。

 

しかし、持ち家を持ちたいと思っている人は、この状況にどこか違和感を感じませんか?

 

その違和感は、賃貸論者のステータスの偏りから来ていると思います。

動画などで賃貸を勧めている人を見ると、芸能人、実業家、経営者、フリーランス、YouTuber、独身、子なし既婚者の人が多いと思いませんか?

この記事では住み替えに対しては賃貸の方が有利と言っていますが、上記のステータスの人は恐らく住み替えが多いです

多いと言うか、自由に拠点を変えられることを必要としているし、そのような状態を望んでいます

そのような人が賃貸を好むのは当たり前です。

 

トップYouTuberが家賃100万円超の都内のタワーマンションに住んでいたりしますが、いくら稼いでいるからと言ってそんな家を持ち家で購入する人はいないと思いますし、ほとんどの日本人はそのような世界とは無縁です。

 

妻子がいる会社員・公務員は決まった拠点を持つということにも必要性を感じます。

 

別に会社員・公務員が正しいという話ではなく、多数派の人からすると配信する内容が偏り過ぎているということです。

 

日本はこれから終身雇用は崩壊すると言われており、私もそれはそれでいいとは思います。

でも、今のところは崩壊していないと思いますし、恐らくそのままの会社に残った方が将来の期待値が高いという人の方が多いのではないかと思います。(私の感覚ですが)

 

それに仮に転職が活発化したとして必ずしも家を住み替える必要があるでしょうか?

地方に住んでいて車通勤を基本としているなら職場が変わっても影響は少ないと思います。

都市部で電車通勤前提だったとしても、本当に転職市場が活発化するならその時の自宅から通える転職先の選択肢も増えていると思います

独身なら家を変えてでもいい転職先に移ればいいし、子供が地元の学校に通っているのであれば、今の家から通える範囲で転職先を探してあげればいいのではないでしょうか

 

持ち家が向いている人もいれば賃貸が向いている人もいると思いますが、何人かのインフルエンサーの言葉だけに引っ張られるのではなく、本当に自分がどちらに向いているかよく考えることが必要だと思います

 

 

3.最後に

今回の話をまとめると、持ち家を買ってはいけない理由は

「誰しも予期せぬ住み替えのリスクがあるから。」

です。

持ち家を検討する際はこのリスクを考えなければいけません。

 

よく言われる、「持ち家は負債だから。マイナスのキャッシュフローだから。資産価値が下がるから。」と言うのは本質的な理由ではないと思います。

 

 

そもそもですが、持ち家VS賃貸議論に決着がつかないのは当たり前ですよね。

将来のことは誰にも分からないので、確実に正解を選ぶことはできないからです。

将来のことが分かれば議論する必要がありません。

誰にも分からないから、人それぞれの確率で議論し続けるのです。

 

 

今回、思っていることを文章にしてみようと思ったら、つい長文になってしまいました。

何度も言いますが、私は賃貸を否定している訳ではありません。

持ち家がいいか賃貸がいいかは本当に人によると思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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お隣さんの敷地まで伸びた植木の枝を剪定 戸建ては管理が大変【DIY】

 

こんにちは、やんともです。

 

マイホームに住み始めて9ヶ月、最初の冬を越し最初の春を迎えました。

ゴミ捨てに行った際にふと我が家と裏のお宅との境界を見ると、庭の植木の枝が裏のお宅の敷地上まで伸びていました

民法上は自分の家の敷地を超えて植木の枝を伸ばしてはいけないので、高枝切り鋏を使って剪定しました。

 

剪定した時の様子と、戸建てにおける管理の大変さについてお話しいたします。

 

 

1.伸びた植木の枝
2.高枝切り鋏の購入
3.剪定作業
4.戸建ては管理が大変
5.最後に

 

 

1.伸びた植木の枝

今回枝を伸ばしたのは、我が家の裏(小庭)に植えられた木です。

この植木は道路や裏のお宅からの目隠しの役割もしています。

 

伸びた植木の状況は以下の写真の通りです。

 

敷地の境界を完全に跨いでいます。

今の家に入居して以来あまり気にしていませんでしたが、冬を越して春になって一気に伸びたのだと思います。

 

1年以上手入れされていないので、木全体がもっさりしています。

木は自然にしておくとこのようにもっさりなるらしいですね。

綺麗な姿をしている木は剪定して枝を空いているのだと、植木屋さんに教えてもらいました。

 

枝を切らなければいけませんので、高枝切り鋏を購入することにしました。

一度植木屋さんに頼もうかとも思いましたが、あまり見た目はこだわっておらず、とにかく伸びた枝をさっぱりさせればいいので今回は自分で切りました。

植木屋さんにはいずれお願いしようと思います。

 

高枝切り鋏が届いて実際に枝を切るまでに少し時間がかかるため、取り急ぎ裏のお宅へ謝罪に行きましたが、全く気にされていないというか、気づいてもいない様子でした。

 

 

2.高枝切り鋏の購入

木が植えられている小庭の地面から木のトップまでの高さは約5mでした。

思ったより高いです。

更に道路と小庭は80cmぐらい高低差があるので、道路からの高さは6m近くあります。

 

高枝切り鋏はなるべく長いものがよいですが、私がいくつか見た中では4mが最長で、また長い物は扱い難かったり他の機能で劣っていたり高価だったりしますので、地上から全ての枝に届かせることは諦めほとほどの長さで扱い易い物を選ぶことにしました。

また切断可能な枝の太さもなるべく太い物を選ぶようにしました。

 

 

今回選んだ高枝切り鋏は以下の商品です。

 

 

 

長さ1.8m~3.0mで、5段階調節が可能となっています。

重さ980gと軽く、素人でも簡単に扱えます

切断可能な枝の太さ15mmです。

グリップが回転して切りやすい向きに鋏を向けることができます

切った枝を落とさない掴み機能も付いており、先端には鋸アタッチメントを付けることもできます。

Amazon6,500円でした。

 

 

届いてすぐ商品を確認していたところ、鋸アタッチメントを固定するボルトのネジ山が潰れていることに気づき、不良品としてクレームを入れることになりました。

業者もしっかり対応してくれて、すぐに代えの商品を送ってくれました

あくまでアタッチメントの固定用のボルトが傷んでいただけで、鋏本体の構造や機構には全く問題ありませんでした。

 

 

余談ですが、高枝切り鋏と言えば私が小学生の頃のテレビショッピングでよく売られていたのを思い出します。

今から25~30年ぐらい前でしょうか。

通販とかで商品説明する人って本当に上手いですよね。

当時小学生ながらに、使うはずのない高枝切り鋏を欲しいと思ってしまっていました。

 

 

3.剪定作業

休日を使って剪定作業を行いました。

使う道具はまず購入した高枝切り鋏

枝の高さに応じて伸縮させて使います。

 

次に刈り込み鋏

今回の主役の木以外でも、他の植木や低木も剪定しましたが、手が届く範囲はこの刈り込み鋏の方がパワフルで早いです。

 

そして鋸(のこぎり)

主役の木の他に道路に向かって伸びた低木を幹から切り落とすために使いました。

 

他に、切った枝を集めるための厚手のゴミ袋と、上から枝が降って来るのでできればゴーグルがあった方がよいです。

 

 

まずは、道路から高枝切り鋏を伸ばして届く範囲で枝を切っていきます

 

太い枝は切れませんが十数mm程度の枝なら楽々切れます

本体が軽いので、最長まで伸ばしても簡単に扱えます

 

ある程度切ったら、上の方は鋏が届かないので、2階のバルコニーから切ります

 

 

これで高いところはOK。

あとは木の下の方を刈り込み鋏で切ります

ついでにボサボサになった他の木や低木も剪定します

 

 

約3時間かけて90Lのゴミ袋6袋分の枝をカットして本日の作業は終了しました。

伸びていた植木の枝もうちの敷地内に収めることができました

 

 

今後も枝は伸び続けると思いますので、定期的(年に2~3回)に剪定しなければなりません

 

 

4.戸建ては管理が大変

今回は敷地の外まで伸びた植木の枝を剪定しましたが、戸建てに住むとこのような管理がたくさん発生します

植木に限らず、建物の修繕なども自分で計画を立てて実行しなければなりません

 

マンションの場合は、管理費や修繕費積立金を払っておけば、自ら動く必要はありません

管理人・管理組合が計画を立てて実行しますので、住人はそれに承認をすればよい訳です。

 

戸建てVSマンション議論における戸建てのデメリットとしても「管理が大変」が挙がります。

 

私はどちらかと言うとDIYが好きなので、あまりこのようなことを苦とは思いません。

また、仕事で設備の老朽更新などを行うこともあるため、苦手意識もありません。

自分のさじ加減で費用を抑えたり逆に手厚くしたりDIYすることもできるので、むしろメリットに感じます。

一方で、家を誰かと共有するということの方がストレスに感じるため、やはり私はマンションより戸建て派かなと思います。

 

この点は人によって何がストレスで何がストレスでないかは変わってくると思います。

 

どちらの方がお金がかかるかについては、一概には言えないと思います。

例えば1世帯あたりの植木の量は戸建ての方が多いかと思いますが、マンションはエレベーターなどの共用部分があるため、それぞれにお金のかかる箇所が違います。

 

 

5.最後に

今回はDIYで伸びた植木の枝を剪定することができましたが、同時に近隣住民との良好な関係も維持できてよかったです。

 

今後も定期的にやらなければいけないので大変ではありますが、戸建て派として頑張っていきます。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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ヒートポンプって何?何がすごいの?どんな仕組み?【解説】

 

こんにちは、やんともです。
中古戸建てを購入しマイホーム生活を始めました。

 

家電に関する話題で「ヒートポンプ」という単語をよく耳にします。

皆さんこのヒートポンプって何か説明できますか?

暖めたり冷やしたりする装置なんでしょうけど、何が特別で何がすごいのでしょうか?

そしてどんな原理で動いてるのでしょうか?

 

理系男子( )の私がいつもの記事とは趣旨を変えて、「ヒートポンプ」について解説してみたいと思います。

 

1.前置き
2.ヒートポンプは何が特別なのか・何がすごいのか
 ■熱を生み出す他の電気機器とは原理が異なる
 ■自然現象ではありえない「温度の低い所から高い所へ熱を移動させる」
 ■ヒートポンプが生み出す高いエネルギー効率
3.ヒートポンプの原理
 ■ヒートポンプの原理まとめ
4.ヒートポンプを使った電化製品
5.私がヒートポンプを理解するまでに年月を要した話
6.最後に

 

 

1.前置き

世の中には家電だったりもっと大きな設備だったり、電気エネルギーを元に動く機械がたくさんあります。

それら機械がする仕事の種類は、

・光を放つ

・音を出す

・動力を生み出す

・温度を上げる

・温度を下げる

・計算する

・電波を発する

など様々です。

これら仕事の種類の中で、仕事を実行する上での難易度が意外と高いのが「温度の上げる・下げる」特に「温度を下げる(冷やす)」です。

 

 

原子時を想像してみてください。

細かい制御は無視するとして、上記の仕事の種類のうち原始時代でもできることは何でしょう。

パソコンやスマホのように計算したり電波を放ったりは当然できません。

しかし、光を放つことはできます。炎を灯せばよいです。

音を出すこともできます。声を出してもいいし、物を叩いてもいいです。

動力も得られます。人間の力を使ってもいいし、重力を使ってもいい。

温度に関しても温度を上げる・熱を発することはできます。火を使ってもいいし、摩擦熱などを利用してもいいです。

 

では温度を下げる・冷やすことはできるでしょうか?

何か温かい物をキンキンに冷やしたい時。

うちわのようなもので扇いでも周囲の気温以下には冷えません。

水で冷やしても水の温度以下にはには冷えません。

氷で冷やす?

氷はどこから持ってくるのでしょうか?

寒い地域でなければ原始時代に氷はありません。

 

そうです。自然の物理現象の中で温度を下げるというのは非常に難しいことなのです。

 

 

しかし現代では、冷蔵庫やエアコンなど、温度を下げるということに成功しています

それは原始時代からすればかなりすごいことです。

そしてそれを可能にしているのがヒートポンプです。

 

ヒートポンプ冷蔵庫エアコン乾燥機電気給湯器などに使われています。

温度を上げたり下げたりする装置です。

もう少し正確に言えば、「温度の低い所から高い所へ、熱を移動させる装置」です。

それの何がすごいのか次章で解説します。

 

 

2.ヒートポンプは何が特別なのか・何がすごいのか

熱を生み出す他の電気機器とは原理が異なる

「冷やす」ことが難しいということは、前章で何となくわかって頂けたかと思います。

一方で「暖める・温める」ということはヒートポンプでなくてもできます

例えば、石油ストーブ暖炉電気ストーブハロゲンヒーターIHヒーター電子レンジなど。

石油ストーブや暖炉は、灯油や薪などの物質が持つ化学エネルギーを熱エネルギーに変えています

ハロゲンヒーター、IHヒーター、電子レンジなどは電気エネルギーを熱エネルギーに変えています

(電気エネルギーを熱エネルギーに変える原理はそれぞれ全く異なるので、本当は一括りにするものではありませんが。)

 

 

ヒートポンプも物を温めるために使用することもありますが、上記の機械とは異なり、電気によって稼働しますが電気エネルギーを熱エネルギーに変えることはしません

ヒートポンプにおいて電気が行っていることは「温度の低い所から熱を奪い、温度の高い所に放出する。」ということです。

 

ヒートポンプによって物を温める場合、その熱は他の温度の低い所から奪ってきています

ヒートポンプによって物を冷やす場合は、その逆で、冷やしたいものから熱を奪わせて、他の温度の高い所に捨てているのです

 

ヒートポンプが特別なのは、この「温度の低い所から熱を奪い、温度の高い所に放出する。」という概念の部分です。

これがどう特別なのか。

 

 

自然現象ではありえない「温度の低い所から高い所へ熱を移動させる」

ヒートポンプは温度の低い所から高い所へ熱を移動させますが、これが逆ならとても簡単なことです

熱を温度の高い所から低い所へ移動させることはごく普通の自然現象です。

 

以下の図のように室内の空気の温度が高いA室温度が低いB室があり、この2室を密着させます。

A室の空気は沢山の熱を持っておりB室の空気は少量の熱を持っています

A室とB室の間が断熱されていないと、A室の熱はB室へ移動します

 

A室の温度は下がりB室の温度は上がり、やがて同じ温度になって落ち着きます。

 

熱は必ず温度の高い所から低い所に移動します。

物は必ず高い所から低い所に落下し、自然に低い所から高い所に物が動くことは絶対にありません。

これと同じぐらい絶対的なこととして、熱は温度の高いところから低い所へ移動します。

そして、いずれ両室の温度が同じになり、温度の高低差がなくなったら、それ以上は熱はどちらにも移動しなくなります

とにかく、熱は高い所から低い所へ移動するということが本日の肝です

 

 

ヒートポンプに話を戻すと、ヒートポンプは上記の自然現象の逆をやろうとしているのです

温度の低いB室の熱を温度の高いA室へ移動させる

自然現象ではあり得ないことです。

原理は次章で説明しますが、このあり得ないことをやってのけたことがヒートポンプのすごいところなのです。

 

 

ヒートポンプが生み出す高いエネルギー効率

概念としてヒートポンプがすごいことは説明しました。

が、そんなことは置いといて、ヒートポンプを使った製品を使うユーザー目線で実績値としてヒートポンプのすごいところをお話しします。

 

 

ヒートポンプを使った製品の1つにエコキュートという電気給湯器があります。

一方、給湯器と言えばガス給湯器もあります。

 

最新のガス給湯器エコジョーズエネルギー効率が約95%だそうです。

これはものすごい数値だと思います。

従来ガスを燃やして熱を生み出して水を温めようとした場合、水以外の余計なものを温めたり、余計な光を放ったりして、ガスが持つエネルギーの100%を水に与えることはできません

しかし、最新のエコジョーズ100%に近いエネルギー効率を実現しているのです。

 

対してヒートポンプ式のエコキュートのエネルギー効率はどうか

最も効率のいいものだと350%だそうです。

先ほどエコジョーズの95%はすごいと言いましたが、それをはるかに超える驚愕の数字を叩き出しました。

(と言っても、実際に家庭で使用してこの効率は出ないと思いますが。)

そもそも、なぜエネルギー効率が100%を超えることができるのでしょうか?

それは上でも説明した通り、電気のエネルギーを熱エネルギーに変えている訳ではなく、外気(温度の低い所)が持つ熱エネルギーを水に与えているからです。

電気は外気から水へ熱エネルギーを運ぶ役割、まさに“ポンプ”を動かすために使っているに過ぎないからです。

外気からはほぼ無限に熱エネルギーを奪うことができるのでそのエネルギーを上手く水に与えることができれば100%を超えるエネルギー効率を実現できるのです。

 

 

だからヒートポンプは「効率がいい」「省エネ」「電気代が安い」と言われるのです。

 

 

3.ヒートポンプの原理

前章までで「ヒートポンプは温度の低い所から高い所へ熱を移動させる」と言う事と、「それは自然界ではあり得ないことを実現している」と説明しました。

ではそのあり得ないことをどのように実現しているのか。

ヒートポンプの原理をお話しします。

 

 

先ほどと同じように温度の高いA室温度の低いB室があります。

A室の気温を25度B室の気温を15度とします。

 

自然現象では熱はA室からB室へ移動します。

ヒートポンプはこの逆でB室からA室へ熱を移動させようとしています

エアコンの冷房に当てはめて、A室を熱い夏の外気、B室を冷房の効いた涼しい室内と考えてもらうといいです。

もしくは、逆に暖房に当てはめて、A室を暖房の効いた温かい室内、B室を寒い冬の外気と考えてもらってもいいです。

 

 

ヒートポンプは下のように回路状になった配管が2つの部屋に跨ってあります

この中を作動流体と呼ばれる気体が一方通行に循環しています

エアコンガスはこの作動流体の一種です。

 

そして、この配管上

エバポレータ(熱交換器)

②コンプレッサ(圧縮機)

コンデンサ(熱交換器)

④減圧機

と言う4つ装置があります。

 

 

今、配管上のアの部分5℃の作動流体が入っているとします。

この作動流体がイまで移動する途中でエバポレータ(熱交換器)を通過すると、作動流体はB室の空気と熱の授受を行います

ここでB室の温度は15℃でアの作動流体の温度5℃より高く、熱は必ず温度の高い所から低い所に移動しますので、熱はB室の空気から配管内の作動流体へ移動します

これでB室の熱を奪うことができました

あとは奪った熱をA室に放出すれば目的達成です。

 

しかし、B室から熱をもらった後のイの部分の作動流体の温度はどんなに高くても15℃です。

一方A室の温度は25度ですので、A室の空気とこの作動流体で熱交換をしたら、A室から作動流体へ熱が移動してしまいます

 

そこで活躍するのが、②コンプレッサ(圧縮機)です。

イの作動流体はウへ移動する途中で②コンプレッサを通り圧縮され温度が上がります

なぜ圧縮されると温度が上がるかは説明すると長くなるので割愛しますが、気体の分子運動が激しくなり温度が高くなると言うことだけ知っておいてください。

 

②コンプレッサで圧縮されたの作動流体の温度は35℃まで上がります。

その状態でエまで移動する途中でコンデンサ(熱交換器)を通過しA室の気体と熱交換をすると、今度は作動流体の方が温度が高いので熱は作動流体からA室の空気へ移動します

これでB室から奪った熱をA室へ放出することができました

 

これで目的は達成しました。

と言いたいところですが、これで終わる訳にはいきません。

A室へ熱を放出した後のエ部分の作動流体を①エバポレータまで回して、再度B室の熱を奪わせなければなりません

ここでコンデンサを通過した後のの作動流体の温度は、どんなに低くても25℃です。

このまま①エバポレータへ行ってもB室の熱を奪えず、逆に作動流体からB室の空気へ熱を放出してしまいます

 

そこで最後に役に立つのが④減圧機です。

こちらは②コンプレッサと逆で、作動流体を膨張させ圧力を下げて温度を下げます

圧縮と逆で膨張させると流体の温度は下がります。

 

④減圧機を通過した作動流体はアの部分で5℃となり再度スタートに戻って同じサイクルを繰り返します

 

これで、作動流体が配管内を循環することでB室の熱をA室へ移動し続けることができるのです。

 

 

そして、ヒートポンプが電力を消費するのは②のコンプレッサです。

自転車のタイヤに空気を入れる際に体力を消耗するのと同じように、流体を圧縮するためにはエネルギーが必要です

電気でコンプレッサを動かして作動流体を圧縮させます

④減圧機は逆に高圧の流体を膨張させますので、外からエネルギーを加えなくても勝手に膨張してくれます

 

エバポレータやコンデンサただの熱交換器ですので、電力(エネルギー)は必要ありません

作動流体がそこを通過することで熱の交換が行われます

 

 

ヒートポンプの原理まとめ

ポイントをまとめると、

  • 作動流体が配管内を循環しながら、温度の低いB室の気体から熱を奪い、温度の高いA室の気体へ熱を放出する。
  • A室へ熱を放出するためには、作動流体はA室の気温より高い温度である必要があるため、コンプレッサで圧縮して温度を上げる。
  • B室から熱を奪うためには、作動流体はB室の気温より低い温度であある必要があるため、減圧機で膨張させて温度を下げる。
  • コンプレッサで電力を消費する。

と言うことです。

 

 

4.ヒートポンプを使った電化製品

上記で原理を説明したヒートポンプは熱(温度)に関わる多くの家電に使われています

 

最も分かりやすいところがエアコンです。

エアコンを設置する際に壁に穴を開けて通すホースは上記の作動流体の配管です。

エアコン屋さんが補充するエアコンガスは作動流体です。

室外機は、冷房の時はコンデンサの役割、暖房の時はエバポレータの役割です。

これにより、夏場は室内の温度を下げ、冬場は室内の温度を上げることができるのです。

 

 

 

 

冷蔵庫も昔からヒートポンプが使われています。

冷蔵庫の作動流体は冷媒ガスなどと呼ばれます。

昔はフロンガスが使われていましたが、オゾン層破壊の原因になることから、今はプロパンガスに似た気体が使われています。

 

 

 

 

エコキュート(電気給湯器)もこの原理を使って高効率でお湯を沸かすことができます。

外気との熱交換のためにエアコンの室外機に似た装置が付いています。

 

 

 

 

ドラム式洗濯乾燥機もヒートポンプで空気を温め、衣類を乾燥させます。

 

 

 

 

5.私がヒートポンプを理解するまでに年月を要した話

以下は完全に余談です。

私がヒートポンプという装置をちゃんと認識したのは高校の物理の授業でした。

ちゃんと習ったというより、教科書の1ページの半分ぐらいにおまけレベルで書いてあっただけです。

しかも、ちゃんと原理などが説明されている訳でなく「ヒートポンプはエンジンの逆の原理」という分かりづらい表現をされていました。

 

私は高校時代、物理の成績はかなり良かったですが、ヒートポンプの原理だけは卒業するまで理解ができませんでした

「エンジンの逆の原理」と聞いて意味が分からないと思いますが、大雑把に説明すれば、

エンジン  :熱(ガソリンの燃焼)から動力(回転)を得る

ヒートポンプ:動力(コンプレッサの稼働)から熱を得る

ということです。

 

当時(17年ぐらい前はネットで何でも調べられた訳ではありませんし、おまけレベルの話を細かく説明した参考書はありませんし、友達もおまけの話に興味はないし、先生も実はよく分かってないし、とにかく理解できませんでした。

高校を卒業した私は理系の大学へ進みますが、それでもやっぱりヒートポンプについて理解できません。

大学の教科書や教授は、そもそも丁寧に教えようというつもりがありません。

 

そんな感じで高校の頃から5年ぐらいヒートポンプのことを理解しようとして、頭の中で色々考えていたある時「あっ、そういうことか。」と突然上記の原理が頭の中で整理でき理解することができました

 

もう一度言い訳をしておきますと、当時は丁寧に解説してくれる参考書やネットの記事は簡単には手に入りませんでした

この記事では私なりに誰にでも分かるようにヒートポンプを解説したつもりですが、どうですかね?

 

 

6.最後に

今回はいつもと違ってちょっと物理学の解説をしてみました。

家電や家を買ったり建てたりする上で特に知らなくてもよいことですが、ちょっと知っておくとスッキりして機器を選んだりできるのではないかと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

筆者(やんとも)とこのブログについての紹介です( ^ω^)b

 

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近所で建設中の建売り物件を参考に、我が家の新築価格を推測してみた【家探し】

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こんにちは、やんともです。

 

今の家を中古で購入し、住み始めて9ヶ月が経ちます。

大きな問題もなく快適なマイホーム生活を送っておりますが、本当に買っていい物件だったのかこの場所の地価は大丈夫なのかこの家は割高物件ではなかったのか常に気にしています。

 

その答えは住宅ローンを返し終わるまで分からないと思いますが、そのヒントを得るには近くで売り出し中の物件価格を調べるという方法があります。

ちょうど近所に新築物件がありましたので、価格を調べてみました。

 

1.我が家の周辺について
2.私が入居したころに近所で売られていた物件
3.現在建設中の建売り物件
4.私の家を今新築で買うならどれぐらい?
5.最後に

 

 

1.我が家の周辺について

私は昨年4月に千葉県内に築18年の中古戸建てを購入し、7月から住み始めました。

具体的な取得価格は公表を控えておりますが、本体価格3000万円台です。

 

最寄駅からは徒歩13分で、バスで他のターミナル駅に出ることもできます。

昔からある住宅地と言った感じで、見た感じでは築30~40年ぐらいの家が多いように感じます。

新しい住宅地ではありませんが、同世代の子育て家庭も多く、雰囲気もよいので庶民には暮らしやすい地域ではないかと思います。

 

古い家も多いですが、築数年以内の家も所々あり空き地や売り出し中の新築物件もちょくちょく見かけます

 

 

2.私が入居したころに近所で売られていた物件

私が今の家に入居して1~2ヶ月ほど経った頃、家から徒歩2分のところで建売り物件が3棟売られていることに気が付きました。

 

売り出しが始まった時期や建物が完成した時期は分かりませんが、恐らく私がこの家に住み始めた頃に完成したのではないかと思います。

売り出されていることに気が付いて間もなくして売れてしまったので、今では家の仕様や価格を調べることができません。

外から見た感じでは、建物面積100m24LDKかと思います。

 

売り出し中は物件の前に価格が貼りだされていましたが、確か4000万円台中盤だったかと思います。

ハウスメーカーもわかりませんが、ルーフバルコニー付きです。

 

 

3.現在建設中の建売り物件

現在は家から徒歩1分の場所に建売り物件2棟建設中です。

家から建設現場が見えますが、棟上げは一瞬の出来事なんですね。

 

こちらの物件は現在も売り出し中ですので、不動産サイトで調べてみました

 

まず土地面積は133m2で、我が家の120m2より広いです。

建物面積は105m2で、こちらは我が家の109m2より若干狭いです。

家の前の駐車スペースがしっかり取られているようです。

間取りは4LDKで特殊な間取りではありませんが、2階建ての屋上にルーフバルコニーが付いるのが特徴です。

 

2章の物件もそうですが、ルーフバルコニーは流行っているのでしょうか?

最近は雨漏りリスクからバルコニー・ベランダは付けない方が良いという意見もよく聞きますね。

うちもバルコニーはありますので、ガクブルしています。

 

そして価格ですが、・・・5000万円台前半です。

ウソやろ、と思うぐらい高いです。

私なら住宅ローンの審査が通りません。

 

我が家と比べて1500万円以上高いです。

もちろんこちらは新築ですし、設備も最新で住宅性能も高い、おまけにルーフバルコニー付きですので、高いのは当然です。

 

それでも、土地も特別に広い訳ではないですし、注文住宅ではなく建売りですのでここまで高いという感覚はありませんでした。

また、同じ新築でも2章の物件と比べても500万円ほど高いです。

 

この乖離は何でしょうか。

 

まずは単純に条件や仕様の差があると思います。

我が家にはないルーフバルコニーは、追加で100万~200万円程度かかるそうです。

2章の新築にもルーフバルコニーはありますが、外から見た感じでは土地面積・建物面積はこちらの物件の方が広そうですので、更に金額を押し上げていると思われます。

 

次にハウスメーカーです。

この5000万円台の物件のメーカーはヤマダホームズです。

坪単価を調べてみると60万~80万円/坪とのことで、中位~上位メーカーにランクされると思います。

ただ、この坪単価はあくまで注文住宅の単価のようですので、建売りとなるともう少し下がるかと思いますが、決してローコストの分類ではなさそうです。

 

また、2020年以降の戸建て不動産価格の上昇、相場より高く感じさせている原因の1つかと思います。

下記のグラフは不動産種別(住宅地、戸建て住宅、マンション)の不動産価格指数の推移です。

2010年の平均価格を100とした指標です。

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マンションの価格高騰が目立つのはここでは置いておいて、ほぼ横ばいで推移してきた戸建てにおいても2020年以降で僅かながら上昇が見られます

グラフは全国平均ですが、私が住んでいるエリアでもほぼ同じ推移となっています。

 

そして、昨今のウッドショックおよび電子機器高騰の影響もあります。

ウッドショックは2020年頃から発生している建築用木材の高騰です。

海外での建築需要の増加や世界的な物流ひっ迫に加え、コロナ禍による伐採作業の停滞が原因と言われています。

ここにウクライナ情勢も効いているのでしょうか?

また電子機器の高騰も、コロナ禍による半導体生産の停滞で、住宅用機器に限らずあらゆる電子機器で生産の遅れが生じ、販売価格が高騰しているというものです。

今年建設が始まった戸建てでは1棟あたり数百万円の値上げとなるケースもあるようですので、2章の物件との価格差はここも大きいのではないかと思います。

上で書いた戸建て不動産価格の上昇にも影響していると思います。

 

 

4.私の家を今新築で買うならどれぐらい?

冒頭の話に戻ると、結局私が昨年購入した家を今新築で買うといくらぐらいになるのでしょうか?

もちろん正確な額は分かりません。

2章3章で取り上げた物件を元に考察してみます。

 

立地はほぼ同じか、僅かに私の家の方が良いです。

広さは恐らく2章の物件と3章の物件の中間ぐらいかと思います。

最新の設備でないことや、ルーフバルコニーが付いていないことを考慮すれば、両物件より300万~400万円程度マイナスになるかと思います。

 

ハウスメーカーについて、私が購入した家は三井不動産ファインコートという建売りブランドの中古です。

現在でも同ブランドは存在します。

現在と当時(18年前)ではブランドのコンセプトが若干異なるかと思いますが、建売りの中では比較的上位のブランドのようです。

そのため、メーカーとしての坪単価3章の物件に近いのではないかと思います。

 

それらをざっくり考慮すれば、私の家と同等の家を新築で購入するなら昨年であれば4000万円台中盤今年建設されていれば4000万円台後半ではないかと推測されます。

よって、昨年中古で購入したことで1000万円以上は安く取得できていることになります。

 

不動産のプロであればもっと値を下げて購入できるのかもしれませんが、素人の私なりには合格点ではないかと思います。

 

あとはこの5000万円台の物件がすぐに売れてくれればホッとします

長く売れ残るようであれば、同じエリアに住む者として不安になってきますね

 

 

5.最後に

今回は近所で売られていた物件、および現在建設中の物件を元に私の家を今新築で取得するならいくらかかるかを推測してみました。

 

とは言っても、この推測の精度が高い訳でもなく、今後想定以上の地価の暴落があるかもしれませんので、そういうことも覚悟しながらマイホーム生活を続けていかなければなりません。

 

住宅ローンを完済する日はちゃんとやってくるのでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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火災警報器の選び方 設置は義務なので中古住宅は注意【引き渡し・入居】

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こんにちは、やんともです。
中古戸建てを購入しマイホーム生活を始めました。

 

火災から人と建物を守る大事な機器の1つが火災警報器です。

現在は設置が義務化されているので、新築の方はあまり気にしないと思いますが、義務化前の2006年以前の中古住宅を購入された方は設置されていない可能性もありますので、法を守るためにも建物と家族を守るためにも設置の有無を確認してください。

 

法的義務の内容選び方・設置の仕方について解説いたします。

 

1.火災報知器の設置は義務
2.機種選び・設置・使い方
 ■機種の選び方
 ■設置方法
 ■使い方
 ■我が家の火災警報器
3.火災警報器でやらかした思い出(余談)
4.最後に

 

 

1.火災報知器の設置は義務

2006年以降の新築住宅では、消防法により火災警報器の設置が義務付けられています

既存住宅(中古住宅)においては猶予期間を経て2011年に義務化されました

 

全ての部屋に設置が義務付けられている訳ではなく、法律では寝室と階段だけが対象で、加えて自治体の条例でリビングやキッチンも対象となることがあるようです。

 

まずは燃えた際に重篤な被害となりやすい部屋が優先であり、次に出火が起こりやすい部屋という考え方のようです。

階段は一気に上の階まで燃え広がるというのを聞いたことあります。

 

 

新築や改築の際は建築確認申請書の中に火災警報器設置の旨を記載しなければなりませんが、既存住宅・中古住宅は特に届出の義務はありません

 

また、法律で義務化されているものの、設置しなかったからといって特に罰則はありません

そのためか、現在でも設置率は80%程度とのことです。

 

 

また、火災警報器は一度設置したら永久的にそのままでいいという訳ではなく、ほとんどの警報器が10年で交換しなければなりません

火災警報器は小型のバッテリーで常時火災の探知を行っているため、いつかはバッテリーが切れてしまいますし、経年劣化で機器そのものが正常に作動しなくなる可能性もあるからです。

普通の機器と違って電池切れに気づいてから取り替えていては火災警報器の意味がありませんので、期間を定めて交換するようになっています。

もちろん10年ピッタリで使えなくなるということはないと思います。

 

注文住宅や新築建売りを購入された場合は特に気にしなくても設置されていると思いますが、中古住宅を購入された方は火災報知器が設置されているか、もしくは期限切れになっていないか必ず確認してください

期限は警報器本体に記入されていると思います。

設置されていない、もしくは期限が切れている場合は、必ず設置・交換をするようにしてください

 

 

私が購入した中古戸建ては2003年竣工で新築義務の対象になっておらず、2011年以降も前の住人さんが設置していなかったので、購入した時点で1つも設置されていませんでした

契約する時点では火災警報器ことは全く頭にありませんでしたが、ガスの開栓に来たガス会社の方から義務化されている旨を聞かされました。

法令を守ることもそうですが、家族の命が失われても家が焼失しても嫌ですので入居前にDIYで設置しました

 

 

業者に設置してもらってもよいと思いますが、簡単ですのでDIYで設置するのがよいかと思います

機器の選び方と取り付けについては、次章でお話しします。

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2.機種選び・設置・使い方

機種の選び方

火災警報器Panasonicホーチキニッタン能美防災などのメーカーが販売しています。

 

火災警報器の種類として、まず感知方式煙感知式熱感知式の大きく2つに分類されます。

煙感知式:

火災による煙を感知することで警報を発する。
キッチン以外は煙感知式を推奨。
光電式とも言う。

熱感知式:

熱を感知して警報を発する。
キッチンのみ熱感知式を推奨。
定温式とも言う。

 

煙の方が感知されるまでの時間が短いことから基本的には煙感知式が推奨されていますが、キッチンに限っては料理の煙で誤検知する可能性があるため熱感知式が推奨されています

値段はほぼ同じか、熱感知式が若干安いです。

 

 

次に、単独式無線連動式で分類されます。

単独式:

火災を感知した警報器1台のみが警報を発する。

無線連動式:

家中の警報器が無線によりリンクされており、
いずれか1台が火災を感知すれば全ての警報器が警報を発する。

無線連動式は他の部屋で発生した火災にも気づくことができますので、いち早く対処が可能です。

無線で接続できる距離も約100mであり、接続台数も15台前後となっています。(メーカーにより仕様は異なります)

メーカーによってはどの部屋で(どの警報機が)火災を感知したかも音声で教えてくれるものもあります。

値段は単独式の2~3倍となります

 

 

その他機能・仕様としては以下があります。

・住宅用IoT機器、緊急通報装置、インターホンとの連動。
 (下記でメーカー別に紹介)

・聴覚障がい者への通知のために、火災感知時に警報器が発光する。

・各社、薄型機器もアリ。

 

 

各社の特徴については以下の通りです。

Panasonic

煙式/熱式、単独式/連動式全てのタイプが販売されている

(ただし、単独式は生産終了で在庫品のみの販売。)

無線連動式については親機と子機の区別があり必ず1台は親機が必要だが、どの部屋の警報器が火災を感知したかを部屋名で音声通知してくれる。

熱式の連動式は子機のみ。(煙式の親機とセットで使う必要あり)

 

また、Panasonic製は同社の住宅用IoT機器AiSEG2とリンクさせることができ、火災感知時に家中の照明を一斉点灯したりスマートフォンに火災発生場所を通知したり電池切れや交換時期を通知する機能がある。

 

住宅用火災警報器 | 商品一覧 | 防災用品 | Panasonic

 

 

ホーチキ:

煙式/熱式、単独式/連動式全てのタイプが販売されている。

無線連動式は親機/子機の区別がなく、全ての警報器を連動させることができる。

 

また、連動式は別売りアダプタとリンクさせることで、家のインターホンとも連動させることができ、インターホンを介して屋外に火災を知らせることができる

 

個人向け製品情報|ホーチキ株式会社

 

 

ニッタン:

煙式/熱式があるが、単独式のみで無線連動式は扱っていない。

 

住宅用火災警報器 : ニッタン株式会社

 

 

能美防災

煙式/熱式、単独式/連動式全てのタイプが販売されている

無線連動式については親機と子機の区別があり必ず1台は親機が必要だが、どの警報器が火災を感知したかを機器の番号で音声通知してくれる

別売りアダプタを使用して住宅用IoT機器(緊急通報装置)やインターホンと連動させることができる。

 

住宅用火災警報器 | 製品・サービス | 能美防災株式会社

 

【メーカーごとの取り扱い有無】

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設置方法

設置は業者に頼んでもよいのですが、簡単なのでDIYすることをお勧めします

 

警報器本体と取り付け用ブラケットが別になっているので、先にブラケットだけを天井もしくは壁に取り付けブラケットに本体を取り付けます

ブラケットは石膏ボード用釘かネジで固定するタイプが多いと思いますので、金づちかドライバーが必要です。

 

本体を取り付ける前に、本体に使用開始年月と交換予定年月を記入します

詳しい取り付け型や設置位置の条件は取扱説明書をご参照ください。

 

 

使い方

先に取り付け用ブラケットを天井・壁に設置し、本体が取り付けられることを確認したら、一度本体を外して電源を入れます

電源の入れ方は取扱説明書をご参照ください。

 

テスト機能がついていると思いますので、一度警報を鳴らしてみてください

かなりうるさく、耳につく音が鳴ります。

 

無線連動式の場合は接続の設定も行います

設定が終わり各部屋のブラケットに取り付けたら、連動テストを行ってください。

どの警報器が火災を感知しても、全ての警報器が鳴ることを確認します。

 

 

生活していて警報器が鳴ったら本体にある停止ボタンを押して警報を止めます

ただし、本当に火災が起きている場合は止めるより先に逃げるか消火活動を行ってください

警報器が鳴ってからが大事ですので、安全な逃げ方を考えておいたり、すぐ手に取れる場所に消火器を準備しておくことも忘れずにお願いします。

 

 

 

我が家の火災警報器

私の場合はホーチキ製を購入しました。

キッチンのみ熱感知式でそれ以外は煙感知式です

 

家のどこで火災が発生し、家族がそれぞがどこに居てもすぐに火災に気づけるように、全て無線連動式にしたかったのですが、やはり値段が高いです。

設置箇所は

1階:リビングダイニング、キッチン、和室、洗面所

2階:階段、寝室、子供部屋×2、納戸

と9か所あり、全て連動式にすると6,000円×9個=54,000円かかるため、4か所だけ連動式とし残り5か所は単独式にして6,000円×4個+2,000円×5=34000円に収めました。

 

単独式にしたのは和室、洗面所、子供部屋×2、納戸5か所です。

和室、洗面所、納戸は発火の可能性も低く人が居る時間も短いので優先順位を下げました。

洗面所は警報器自体が不要だったかとも思いますが、納戸は今後保管する物によっては発火の危険があるかと思い必要と判断しています。

 

子供部屋は非常に悩みましたが、

・一番危険な就寝時間帯は単独式でも隣の主寝室まで音が届くだろう。

・煙が充満すれば部屋の外まで漏れ、階段の連動式警報器が反応するだろう。

ということで単独式にしました。

 

 

 

 

 

 

もう1つ気になったのは、家の梁で煙が遮断される可能性です。

同じ室内や隣の部屋であれば煙が広がって1つの警報器で感知できそうですが、家の構造上所々に梁があり、この梁により煙の広がりが遮断される可能性があるのではないかと思っています。

安全優先で考えれば梁を跨がない範囲で警報器を設置したいのですが、さすがに数が増えすぎてしまうので、そこは諦めました。

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設置はDIYで行いました

脚立を持っているので特に難しいことはありませんでした。

設置した後に、どの警報器が感知しても全ての警報器が鳴ることを確認しました。

 

 

3.火災警報器でやらかした思い出(余談)

全く余談ですが、昔住んでいた家で火災警報器と殺虫燻煙剤でやらかしたことがあります。

家を購入する6年前から1年半前まで住んでいた会社の社宅の話です。

 

 

山の中に建てられた築40年超の社宅は、入居者が変わってもハウスクリーニングが行われないので室内が非常に汚いです。

入居前に下見に入った際はGが2匹死んでいましたので、殺虫燻煙剤バルサン)を散布することとしました。

室内に燻煙剤を4~5個置いて燻煙を始めて部屋の外に逃げようとした時です

 


『ピーピーピー!火事です!火事です!』

 


各部屋の火災警報器が鳴り出しました。

今まで火災警報器など全く気にしたことがなく、完全に煙対策を忘れていました。

しかも、火災警報器が他室や消防などに繋がっていると勘違いしていた私は、完全にパニックです。

 


煙を外に出そうと思って窓を開けるも、周囲の人に煙を見られたり警報を聞かれたりしたら騒ぎになると思い窓を閉める。
 ↓
充満した燻煙を吸って苦しい。
 ↓
警報器に警報を止めるボタンがあることに気づき押そうとするも、引っ越し前で椅子も踏み台も何もないので天井に手が届かない。
 ↓
ジャンプしたり、押入れに登って手を伸ばすも届かない。
 ↓
苦しい。
 ↓
やっぱり煙とその発生源を外に出さなければと思い、窓を開け熱い燻煙剤の缶を持ってベランダに出す。
 ↓
ベランダの窓を開けるとベランダで発生した煙が入ってくるので窓を閉めるが、窓を閉めると室内の煙が排出されない。
 ↓
ベランダで燻煙剤の缶をひっくり返して、燻煙を止める。
 ↓
窓を開けるも室内の煙がなかなか出ていかず、警報も鳴りやまない。
 ↓
やはり報知器のボタンを押して警報を止めなければと思い、シンク下の引き出しを外して踏み台代わりにする。
 ↓
しかし本当の踏み台ではないので、乗ると足が痛い。
 ↓
なんとかボタンを押すも、煙が残っているのでまた鳴り始める。
 ↓
警報器ごと天井から外し、電池を外して止める。
 ↓
なんとか収束するも、大量の燻煙を吸う。

 

こんな感じでパニックになって一人ではしゃいでました。

 

殺虫燻煙剤を使用される際は火災報知器には十分注意してください

付属のカバーを警報器に付けるか、もしくは一旦天井から外すのが確実です

 

 

4.最後に

本日は新築の方はあまり気にすることがない火災警報器についての解説でした。

 

罰則規定はありませんが法律で義務化されていますし、建物や家族を守るためにも必ず設置するようにしてください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

筆者(やんとも)とこのブログについての紹介です( ^ω^)b

 

家購入後の『引き渡し』や『引っ越し』について記事を書いています。

 

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家の購入は戦いの連続ですが、ラスボスは一番身近にいました【家その他】

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こんにちは、やんともです。
中古戸建てを購入しマイホーム生活を始めました。

 

本日は家の話のようで私の家族の与太話です

 

家の購入では色々な人と関わることがありますが、上手い言葉に惑わされず自分に有利に事を運ぶため、常に駆け引きがあります

はっきり言って戦いの連続です。

しかし家の購入で一番厄介な戦い相手は『嫁』でした

そんな話です。

 

1.不動産取引はウソが9割
2.一番の戦い相手は『嫁』
 ■マイホーム探しのスタートについて
 ■「中古+リフォーム」のコンセプトについて
 ■選んだ家について
 ■リフォームについて
 ■入居後について
3.最後に

 

 

1.不動産取引はウソが9割

家探しを始める前に色々勉強していた時「不動産取引はウソが9割」と言う言葉を目にしました。

不動産屋だけでなく、ハウスメーカー、売主、リフォーム会社、銀行、保険会社、FP、弁護士、税理士など、関わる人全てが自分の利益のために都合のよいことを言うということです。

 

ちょうどこの4月からNHK山下智久さん主演の『正直不動産』というドラマが始まりました

原作コミックを1巻だけ読んだことがありますが、その中でも「不動産業界では千の言葉のうち本当のことは三つだけ」と言われており、上記のことを言っているのだと思います。

家系ブロガーとしてこのドラマは毎週チェックしたいと思います。

 

現実の不動産取引に話を戻すと、本当に9割かは分かりませんが、私の家の購入においてもそれに似た実感はありました

皆が強い悪意を持っているとも思いませんしウソと疑っていたことが実は本当だったということもあると思います。

 

ただ、人生最大の買い物において最大限自分に有利に事を運ぶために、人の言う事を疑って腹の内を探ったり、駆け引きで人を上手く動かさなければならなかったり、そのようなことがあったのは事実です。

比喩的に言えば色々な人との戦いの連続だったなと思います。

 

仲介不動産会社の営業マン銀行マン保険会社との戦いについては過去記事にて綴っていますので、もしご興味があれば読んでみてください。

 

 

2.一番の戦い相手は『嫁』

さて、今日の本題です。

家の購入においては色々な人との戦いの連続だったと言いました。

しかし、一番の強敵は『嫁』でした

 

嫁は私より1歳年上です。

最初に出会ったのは私が18歳の時で、かれこれ16年の付き合いです。

結婚生活は今月で8年目に突入しました。

仲はいいですが価値観や物事の好み、考え方は全く異なっています

食べ物の好みも正反対です。

 

物事の考え方において、私は理屈考えることが多く、論理的に正しいか間違っているか、論理的にメリットが多いかデメリットが多いかを重視します。

嫁は感覚的・感情的に考えることが多いので、論理的に正しいかどうかはあまり重視しません。

そんな感じなのでケンカになることも珍しくありません。

 

家の購入においても、最初から最後まで意見が食い違うことが多かったです。

 

 

マイホーム探しのスタートについて

まず嫁は注文住宅を建てたいと考えていました

私も元々は建てるものだと思っていましたが、別にこだわりがあった訳ではなく、なんとなく家は建てるのが当たり前だと思っていただけです。

一方嫁は間取りにもデザインにも自分の理想があるようです。

施工を依頼したいハウスメーカーも決めていました。

 

注文住宅から中古住宅に舵を切ったのは私からです。

コロナ禍で暇な時間が増え資産運用について勉強して時、不動産投資という稼ぎ方について知り中古戸建てを買って賃貸に出すのがお勧めであると知りました。

不動産投資には今のところ手を出すつもりはありませんが、「だったらマイホームも中古戸建てていいじゃないか?」と考えるようになりました。

色々調べて、

  • 実は木造戸建ては100年ぐらい住めること
  • リフォームすれば新築と遜色ない家になること
  • トータルでコスパがいいこと

を知り、そちらで進めようと思いました。

 

 

とは方針を揃えなければならないので「家は中古にしよう」と提案しました。

意外と反応は穏やかで否定もされなかったので、このまま順調に中古戸建て探しが進むかと思いました。

しかし、やはり私と嫁の頭の中ではそれぞれ違うベクトルを向いていたのです。

 

まず、私が不動産サイトで中古戸建てを探している横で、嫁は土地を探していました

「掘り出し物の安い土地が見つかれば建ててもいいでしょ。」という考えです。

本当に掘り出し物が見つかれば頑なに建てることを拒むことはありませんが、現実では不動産に掘り出し物なんてないんですね

確かにやたら安い土地が出てきたこともありましたが、やはり安い理由があり、とても住めたものではありませんでした。

嫁には、

  • 掘り出し物なんかないこと
  • 費用の分配は建物ではなく土地にある程度比重を置かなければいけないこと
  • 注文住宅は贅沢品であり資産的に考えれば厳しいこと

を説明し、なんとか注文住宅を諦めさせました

 

 

「中古+リフォーム」のコンセプトについて

そうは言いつつも、元々嫁の頭にも「中古リノベーション」という選択肢はあったようなので、前向きにはなってくれました。

そこで「俺は家本体を調べるから、嫁はリフォームについて調べてくれ」と役割分担を決め、リフォームについて調べてもらうことにしました。

嫁はAmazonで本を購入し、勉強を始めてくれました

 

しかし、いざ話し合いをしてみると話が全く噛み合いません

私の中でリフォーム費用の予算は多くても500万円です。

しかし、嫁曰くリフォームの予算は1500万円だそうです。

私「どこをどうやったらそんな額がかかるんだ!?」

嫁「普通にこれぐらないと無理でしょ!」

お互いに相手が異次元の話をしている感覚でした。

 

嫁の言うリフォームは、元の家のベースは使いつつも大掛かりに改造して注文住宅に近い感覚を得るためのリフォームでした。

リフォームではなくリノベーションというのが正しいです。

一方私が考えるリフォームは、基本的には元の家をそのまま使い、使えない部分だけを修理し見た目が悪い部分だけを綺麗にするというやり方です。

やはり全くベクトルが合っていなかったのです。

 

 

私は、

  • 1000万を超えるリフォームをすると注文住宅と同じで家計が火の車になる
  • それは家族にとって本当に必要なものではない
  • 本当にそのようなリノベーションをするなら、築30年を超えるボロ家を買わなければならないが、その覚悟はあるのか

と説得しました。

ここに関しては入居するまで納得は得られなかったと思います。

 

 

選んだ家について

最終的に選んだ家(現在のマイホーム)についても、購入を判断する時点で私と嫁とでは温度差があったようです。

私はこの家を見学した時、今まで見てきた家の中でダントツでいい物件だと思いました。

立地・周辺環境もよく、建物面積はやや広めで間取りも問題なく、状態が非常によかったので、胸が高鳴るような感じがしました。

 

一方嫁は、今まで見てきた中ではよい物件だと思ってくれましたが、間取りや外観は自分の理想とは違ったようです。

2年前に外壁の塗り替えがされていたので外見も綺麗で、私的には築18年を感じさせないものでした。

しかし私よりは美的感性が鋭い嫁は、「一昔前の家の感じだ」と言います。

ここは完全に価値観の違いなので、嫁がどの辺に不満があるか私には理解できませんでした

 

嫁にとって理想の家ではないことは理解しつつも、価格や諸条件、今後の物件探しの可能性を考えて、最善の選択であることを納得してもらい、家の購入に進むことができました。

 

 

リフォームについて

リフォームもかなりもめました。

まず、家本体で予算のほとんどを使い切ったため、リフォームに掛けられる予算は100万円程度です。

私としては上で述べた通り、機能的に使えるもの・綺麗なものはそのまま使う考えでした。

 

対して嫁がやりたいと言ってきたことは、

  • 壁紙クロスの全面貼り替え
  • フローリングの貼替え⇒無垢
  • システムキッチンの交換
  • トイレ(1階&2階)の交換
  • 室内ドアノブの交換

などで、その他も併せて総額600万円超でした。

正直私にとっては上のどれも必要ありません

 

特にうるさかったのはフローリングです。

売主さんの管理が良かったおかげか元々我が家のフローリングは非常に綺麗でした

それなのに、これを剥がして全面無垢にしたいと。

まともにやると100万円以上かかりますが、費用対効果はゼロです。

フローリングの貼替えについては安価な工法として『上貼り』フロアタイルという方法もあり、費用は半分から1/4です。

それでも費用対効果はゼロには変わりませんし、限られた予算の中で本当にやらなかればならないことをやるために認める訳にはいきません

これに関してはよほどこだわっていたようで、かなりの恨みも買ったと思いますが、どうにか説得しました。

 

嫁の希望で、

  • 1階全体の壁紙クロス貼替え
  • トイレ、洗面所のクッションフロア貼替え
  • 畳の貼替え
  • DIYで1階便座の交換

は実施しました。

 

 

入居後について

入居後についてはちょっとしたカスタマイズで意見がすれ違います

例えば、室内にちょっと洗濯物を吊るしたいとき、突っ張り棒エアコンに掛けるハンガーポールがあると便利です。

 

 

 

私も家事をすることはありますので、家事をスムーズにするためにあった方がいいです。

しかし嫁は見た目が悪いからと言ってこういうものを嫌います

私としては見た目の前にまず機能だと思いますし、見た目を優先してこのような改善もせずに、「家事は大変なんだ」と主張するのもどうかと思います。

 

このような意見の相違は今の家に住む前からしょっちゅうあります。

私の意見を通すこともあれば、嫁の意見を通すこともあります。

これからも度々あると思います。

 

 

3.最後に

今日の記事は嫁の愚痴みたいになりました。

こんな私でも感情的な好き嫌いで物事を決めることはありますので、嫁の好みもなるべく聞いてあげたいとは思いますが、教育資金などを削ってまでやるべきことがどうかは厳しく判断します。

とにかく最初から最後まで、嫁を説得することが一番大変だったかなと思います。

 

マイホーム生活を始めて9ヶ月の間に、何度か嫁に「正直この家どう?」と聞くことはありましたが、いい家だと言ってくれます。

本心だと思いますし、それとは別に理想の家は今でも持っていると思います。

 

R+ハウスというハウスメーカーで建てることが嫁の憧れでしたので、「宝くじがあたったらそこで建てよう。」と言ってきます。

でも、私も嫁も宝くじは買わない主義です笑

 

上でも書いた通り、嫁とは価値観や好みが違う部分が多いです。

ケンカもよくします。

でも価値観や好みが違うからこそ、これまで長くやってこれてる部分はあると思いますので、なんだかんだこれでいいのかなと思います。

 

できれば、この家で死ぬまで嫁といっしょにいたいなと思います。

 

この記事を読んで夫婦関係のことで不快に思われた方がいらっしゃれば、その場合はごめんなさい。

 

 

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